2017年1月23日月曜日

Little Planet 2

日曜日の秋葉原にて。歩行者天国を往復して、数か所でパノラマ写真を撮影してみた。14ミリレンズ横位置で上下3枚x水平4枚=12枚の画像からパノラマ画像を合成した。カラフルなビルに囲まれた賑やかな画像が出来上がった。数秒置きに撮影された複数の画像セットから一枚のパノラマ画像を作成しているため、画像のつなぎ目では周囲を歩いている人々の姿が幽霊のように上半身だけや足元だけの人影となって写っている。これを不自然だと思えば修正することもできるが、画像を機械的に生成することは写真という技術の使命であり、機械的な手順で生成するステッチング画像に現れるこの現象も、同じ技術の延長線上にあると考えれば、これは受け入れられるべき自然な描写であると考えるのが本来的にも自然であるように思う。撮影時にアクティブDライティングをHPにしているので、暗部が持ち上げられたやや人工的な階調になっている。


こちらは1枚目と同じ元画像のセットから上下方向を上から2段のみ使用し、8枚の画像から合成。

Little Planetと手順はほとんど同じだが、パノラマ画像の上下を回転させずに極座標フィルタを適用するとこうなる。この画像加工方法には別な名前があるのだろうか。





画像左の女性と画像下中央の後姿の女性は同一人物で、スマホのシャッターを押してしてあげた後に、末広町方面へ向かっている。







14mmレンズを横位置で使う場合の水平画角は81度。画像をくっつけるためのコントロールポイントをHuginで検出させるために画角の3分の1くらい重複させているため、上下を3枚で撮影すると天頂から足元までカバーするには少し足りない。上下の画角は約135度で、ビルのてっぺんが仰角67.5度以上の位置にあれば画像の上からはみ出してしまい、極座標フィルタを適用するとな下のように変な画像になってしまう。


今回までは横位置で上下3段・水平は4枚だったが、今度やるときは縦位置で上下は2段・水平は6枚でやってみよう。縦位置で上下3段x水平8枚にすればもっときれににつながると思うので、1コマ24枚からの合成も試してみようと思う。