ラベル Nikon D3500 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Nikon D3500 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年2月21日火曜日

例の気球に似た物体(2020年に撮影した画像)

中国の気球についてのニュースを最近よく見かけるのだが、そういえば以前に自分も見たことがある気がして、過去の画像を漁ってこれを見つけた。この物体を見つけたのは2020年の10月で、画像としては同年8月に仙台で目撃された物体に絵面が良く似ている。だがしかし、俺が見つけたこの物体には、仙台やアメリカのものに付いていたプロペラやソーラーパネルのような構造物は無い。ただの風船だったのだろうか。

 撮影日:2020年10月25日(於:東京都大田区)
Nikon D3500,AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
f=280mm ISO:100, F8.0, 1/250秒

拡大画像

物体のサイズを知りたいところだが、距離が不明である。ExifのFocus Distanceは29.85mになっているが、残念ながらこのレンズは無限遠でもこの値にしかならない。画像上の球体は直径方向に約71ピクセルのサイズだ。物体までの距離を30メートルと仮定すると球体の直径は約30センチになる。中国の気球が飛んでいると言われる高度、1万8千メートルの高さを仮定すると球体の直径は約18メートルとなるが、直径60メートルと言われている中国の気球のサイズよりもこれは明らかに小さい。

2020年6月18日木曜日

AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR入手

廉価クラスのキットレンズながら、すごく写りが良いということで以前から気になっていたレンズだ。「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」は2016年にD3400のダブルズームキット向けにAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRとともに発売されたレンズで、現在もD5600やD3500のダブルズームキットに含まれて販売されている。このレンズの単品での実勢価格は36,000円前後だが、ダブルズームキットのばらし品が多く流通しており、ばらし品の場合は2万円程度で入手できるようだ。今回入手したものはほぼ未使用と見られる中古品で、新品同様の品だが保証期間が切れているということで安価で手に入れることができた。単品で販売された化粧箱付きの品だ。

AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
15,000円(中古)

D3500に装着した状態

このD3500は、AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR付きのレンズキットで購入したが、AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRを手に入れたので、ダブルズームキットと同じ構成になった。

ワイド側70mm時

テレ側300mm時

日本では販売されなかったが、このレンズには海外向けのVRの無いバージョン「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED」という製品が存在することが知られている。価格差は僅かなため、海外のユーザーサイトではこのVR無しバージョンを間違えて買わないよう、注意が喚起されている。

サイズ比較:左から
AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR (415g)
Ai AF Zoom Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D(1998-2006) (505g)
AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II (1540g)
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR (2300g)

AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRはDX専用のコンパクトなレンズだが、実はフィルム時代の同焦点域のレンズ「Ai AF Zoom Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D」と大きさは大差ない。とはいえ、おそらくFマウント史上最小最軽量の一眼レフであろうD3500ボディにAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRを組み合わせたものは、300mmレンズ付き一眼レフとしては非常にコンパクトだ。

AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR 実写

上の4本で比較してみたかったが、全部やるとテストが大変になるので「AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II 」の一本だけ持ち出すことにした。先に結論を言ってしまうと、AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRの解像力は、D3500の等倍画像で評価できる範囲の限度にまで達しており、大三元ズームに匹敵するなどという控えめな評価で済ますことはできない程ハイレベルだ。

全体画像
70mm・135mm・200mmで撮影し、中央と右端をクロップして比較した。

70mm 中央部

70mm コーナー

135mm 中央部

135mm コーナー

200mm 中央部

200mm コーナー

開放から1~2段絞っているAF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR IIに比べると、AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRはかなり不利だが、絞り開放からコントラストが高く、画面中央から画面端まで解像力も極めて良好だ。200mm f/2.8G ED VR IIとの解像力の差は感じられず、むしろAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRの方が勝っているように見えるコマもある。ピントはコントラストAFで合わせた後、再フォーカスを行わず絞り値を変化させて撮影した。また、複数枚から写りの良いコマを選んでいるわけではないため、大気の揺らぎによる影響で写りの悪いコマもある。AF-P DX Nikkor 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRの画質について語るべきことは少ない。ズームの全焦点域において、画面中央から端まで非常に端正な写りで、暗いレンズだが絞り開放から安心して使うことができる。これまでの他のレビューでも言われているように、少しの軸上色収差が見られるのと、強いハイライト部で滲みが見られることがあるのを確認したが、実用上なんら問題のないレベルに押さえられており、逆光の水面を躊躇するような制約にはなり得ない。

実写画像

画像クリックで元サイズ画像(24MP 4000x6000pix)を表示します。

ハイライト部は非常にすっきりしていて破綻が無く、フレアも色収差も見られない。

画面の端から端まで見事な解像力。

テレ側300mmも見事な解像力。金属部の輝きにも後ボケのハイライトにも色付きは見られない。

http://183.181.160.91/blogger/DSC_3320_nx.jpg
海外のテスト記事を見ると、MTFが最も高い値を示すのは200mmあたりだというが、実際に撮影してみるとズーム全域で素晴らしく、各焦点距離での解像力の違いは感じられない。

テレ側での近接撮影。近接での解像力低下やフレアの増大などは見られない。

ボケが汚くなりがちな厳しいアングルだが、ピント面前後の像が自然ですっきりしている。

ワイド側開放。後のボケ玉にはエッジと中央に芯が見られ、ワイド側の後ボケ像はやや硬いと言えるが、周辺部まで像が均一なため癖は無い。コーナーでは少し口径食が見られるが、撮影時と現像時にヴィネットコントロールを有効にしているので、周辺光量の低下は見られない。

テレ側開放。200mmあたりからボケ玉のエッジは消え、後ボケはテレ側に行くほど柔らかくなる。

前ボケは自然で良好。


テレ側300mm F6.3開放。元々暗めのレンズではあるが、絞り開放でこの写りは本当に見事だとしか言いようがない。周辺部にも像の流れや倍率色収差は見られず、中央部との画質差は感じれらない。本当に端から端まできちんと写っている。
この種の望遠ズームではテレ側で糸巻き型のディストーションが見られるのが普通だが、撮影時と現像時に自動歪み補正を有効にしているのでディストーションは完全に補正されれていて、実際には気にすることはない。



開放から2/3段絞るとコントラストは更に上がり、文句の付けようがない画質になる。


共通データ:
Nikon D3500, AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
画質モード:圧縮RAW(12bit), ISO=100 
アクティブDライティング:ON
Capture NX-D 1.6.0 M
ピクチャーコントロール:[SD]スタンダード(最新のピクチャーコントロール)
輪郭強調:デフォルト=3 → 1.5に変更
アンシャープマスク:RGB 適用量=100, 半径=3
自動歪み補正=ON, ヴィネットコントロール=50

単焦点レンズについては、時代が古いものでも写りの良いものが多く、技術革新による性能の変化にはあまり目立つものは無い。しかし、過去半世紀におけるズームレンズの性能変化は顕著だ。最初のサイズ比較で紹介した「Ai AF Zoom Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D」は、廉価クラスの望遠ズームにEDレンズが使われ始めた頃のレンズだ。中央の解像力は現代の高画素機でも使えるくらい良いが、周辺の解像力は酷く、多量の軸上色収差とうるさいボケによりピント面を外れた像はめちゃくちゃで、撮れる写真はかなり酷い。20年以上の時代差のある「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」だが、その精緻で端正な写りにはまさに隔世の感がある。

2019年8月22日木曜日

D3500の等倍画像が甘い? RAW画像をD850と比較

D3500を使い始めたところだが、どうも等倍画像に違和感がある。Capture NX-DでRAW現像時にD850と同じ方法でアンシャープマスクをかけても思うように解像感が出ず、カメラJPEGと大差ない画像になってしまう。状況をもう少し詳しく知るために、D3500とD850で同じレンズを使って比較用の画像を撮影してみた。

全体画像
焦点距離:60mm, WB=晴天(5200K), ADL:OFF, 
ピクチャーコントロール:[SD]スタンダード
ISO 100, F8.0, 1/250秒
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
Nikon D3500, Nikon D850

テスト画像の撮影には、Fマウント史上最高の解像力を持つAF Micro-Nikkor 55mm f/2.8を使いたいが、D3500ではAiAFタイプのレンズは非CPUレンズと同じくMFでしか使えないので、手持ちの中では次点のAF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDを使う。この場所は三脚が使えないので、手持ちで撮影。絞りはF8、念のため位相差AFとコントラストAFで撮影しているが、ピント精度に違いは無かった。

まずはカメラJPEGの比較。D850よりもD3500の方が画素ピッチが小さいので、等倍画像ではD3500の方が少し大きく写っている。ドットバイドットの解像感には程遠く、これが普通だと言われればそうなのかも知れないが、個人的には物足りない。D3500の方が僅かに甘いように見えるが大差ないと言ってもいいだろう。
等倍画像 左:D850 右:D3500
D850 カメラJPEG(FINE)
D3500 カメラJPEG(FINE)

元々、ニコンのカメラJPEGは輪郭強調が太く等倍画像の解像感が良くないので、基本的にはピクチャーコントロールの輪郭強調は使用せずに、RAWで撮影したものをCapture NX-Dでアンシャープマスクを掛けるようにしている。


D850のRAW画像では、ピクチャーコントロールの輪郭強調をゼロにした上で、「アンシャープマスク」を半径=3, 適用量80で適用するのがベストだった。しかし、D3500のRAW画像を同じ方法で現像すると、解像感はカメラJPEGとほとんど変わらず、D850に比べるとずいぶん甘い。

等倍画像 左:D850 右:D3500
D850 Capture NX-D 輪郭強調=0 アンシャープマスク:半径=3, 適用量=80
D3500 Capture NX-D 輪郭強調=0 アンシャープマスク:半径=3, 適用量=80


D3500のRAWに対する輪郭強調の最適値を探る。アンシャープマスクの半径は3のまま、ピクチャーコントロール内の輪郭強調を少しだけ入れてやることにした。値は「1.5」


等倍画像 左:D850 右:D3500
D850 Capture NX-D 輪郭強調=0 アンシャープマスク:半径=3, 適用量=80
元サイズ画像 8256x5504pix 45.44MP 38.4MB(*D850二番目のファイルと同じ)
D3500 Capture NX-D 輪郭強調=1.5 アンシャープマスク:半径=3, 適用量=100

細部のクモリが晴れてすっきりとした印象になり、カメラJPEGでは潰れていた細部の質感が見えるようになった。ぱっと見はD850と似た感じの等倍画像に見える。しかし、D850に比べるとD3500の画像は細部の線が太く、ややギスギスした感じがある。ピクチャーコントロールの輪郭強調をゼロにしたD850の方が、細部の輪郭は上質で自然だ。D3500のRAW画像で輪郭強調とアンシャープマスクの半径を色々試し、最適値を探ってみたが、Capture NX-Dではこれ以上の成果は出なかった。

2019年6月17日月曜日

D3500 18-55 VR レンズキット入手。

物撮りや子供に持たせるのに使っていたD3100がくたびれてきた。LVレバーが固くなりアイピースの視度調整が壊れている。アクセサリーシューも少し変形していて、キットレンズの18-55VR 1型はVRが壊れている。使用には差し支え無いが、D3500 18-55 VR レンズキットの価格がかなり安くなったので乗り換えることにした。
Nikon D3500 18-55VR レンズキット
38,895円(税込):PCボンバー

D3100は撮影画質は十分だが、背面液晶の解像度の低さ(23万ドット)とバッテリー消費量の多さが問題だった。最新のD3500では撮影可能コマ数が1550コマに増加し、2010年発売のD3100(550コマ)に比べ3倍近くにもなっている。背面液晶もサイズ(3インチ)は変わらないが、D3200(2012年)以降の機種では92万ドットになっており、撮影画像を拡大してピントを確認するには十分な解像度になっている。特筆すべきはボディとキットレンズの軽量化で、18-55レンズキット比では770g→620gと150gも軽くなっている。ボディの外形寸法はD3100とほとんど同じだが、ボディの薄型化により改良されたグリップは、セールスコピー通りほんとうにしっかりと深く握れる。
ミラーレス機の台頭により、エントリークラスの一眼レフは急激に需要を縮小しつつある。望遠レンズを使った動体撮影など、当面は一眼レフシステムが向いていると言えるジャンルもあるが、次期にはフルサイズプロ機もミラーレスへシフトしていくだろう。ニコンのエントリークラスについては、EOS KISS MのようなAPS-C判のミラーレス機を期待する声もある。しかし、APS-Cサイズのセンサーを搭載したこれ程までに小型軽量な一眼レフを、非常に安価に手に入れることができる現在のFマウントシステムも決して捨てたものではない。地味に改良を重ね、円熟の域に達したD3000シリーズだが、D3500に与えられたセールスコピーは「軽くて小さい。しっかり握れる。ガイドモードで多彩な写真が簡単に。」というなんとも消極的なものだ。ミラーレス全盛のいま、一眼レフに興味を持つエントリーユーザーのこだわりを後押しするような、もう少し気の利いた売り文句はなかったのだろうか。

とりあえず、キットレンズAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの写りを見るために、軽く一回りしてきた。

36.0mm/F5.6/ISO 100/ADL:Off 元サイズ画像(6000x4000)
暗部の締まりが良く、現在のニッコールらしい写り。後ボケにとくにうるさい感じはなく、目立つ色収差もない。

35.0mm/F4.5/ISO 100/ADL:Off 元サイズ画像(6000x4000)
左の地蔵の頭部や風車の輪郭を見ると、ピント面前後の像が荒れ気味というか、ちょっと雑な感じがする。

18.0mm/F8.0/ISO 100/ADL:Off 元サイズ画像(6000x4000)
ううむ。どうなんだろう、かなり絞っているがキリキリにシャープではない。

55.0mm/F8.0/ISO 400/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)
テレ側は中央から広い範囲で割と良く解像しているようだ。

35.0mm/F8.0/ISO 400/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)
ううむ。どうなんだ、これは。こんなもんか。これが実力なのか。銀だこあたりのキレが悪い。

35.0mm/F8.0/ISO 400/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)

46.0mm/F5.3/ISO 800/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)
後ボケのハイライトが緑っぽいか。初音ミクやキティちゃんは東京属性でいいのだろうか。

18.0mm/F8.0/ISO 800/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)
中央部はそこそこ良く解像しているが、右端無限遠は滲みがある。まあ、旧大三元AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDのフルサイズワイド側端もこの程度か、あるいはこれより悪いかもしれない。これ、室内のあとでISO800のまま戻し忘れて撮っていたが、画質的にはISO100との違いは分からない。

55.0mm/F8.0/ISO 800/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)
テレ側の方が写りが良いようだ。細部の滲みはあるが悪くは無い。焦点距離全域でこれなら十分だが、ワイド側や中間域で疑問がある。

24.0mm/F8.0/ISO 100/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)
このレンズというか個体は右端の写りが悪い。まあ、Fマウントニッコールでは、高級レンズでもこの程度はあり得るし、これもどうせ基準内である。ニコン自身が最新のNIKKOR Zレンズについて「設計指針と品質管理をさらに厳格化した」と言っており、これは従来のFマウントのニッコールレンズがそうでない基準で製造されているという告白でもある。

55.0mm/F8.0/ISO 100/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)

55.0mm/F5.6/ISO 100/ADL:Off 元サイズ画像(6000x4000)
35ミリ換算82mm。さほど望遠でもないが、前ボケに望遠レンズらしい立体感がある。

18.0mm/F8.0/ISO 100/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)
無限遠よりも近接から中距離の方が周辺画質が良いのだろうか。そんな気がする。

26.0mm/F8.0/ISO 100/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)
35ミリ換算39mm相当の画角。周辺部に気になる画質差は無い。やはり無限遠よりも中距離の方が良いのだろうか。ゆがみ補正・ヴィネットコントロールとも有効にしている。基本的にはディストーションの無いレンズが高性能とは言えるが、最近のズームレンズでは周辺解像力に直結する像面湾曲やコマフレアの補正を優先した仕様のものが多く、デジタル補正が可能なディストーションを、とくにこのクラスのレンズで素の状態をチェックするのはもはやナンセンスといえる。

18.0mm/F5.6/ISO 800/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)
これWBを晴天のまま撮影した。AWBの挙動については別の機会にテストしたい。

18.0mm/F3.5/ISO 100/ADL:Auto 元サイズ画像(6000x4000)

D3500の画質で気になったことが二点ある。ひとつは、色味とダイナミックレンジ。非常に良く晴れた日だったので単に天候のせいかもしれないが、ADLがOFFの場合に思ったよりも白飛びや黒つぶれする場合が多く、ADLをONにしなければならない場合が多かった。D3500のADLはデフォルトがONになっているので、もしかすると常時ONが適しているのかもしれない。二点目に気になったことは、細部の解像感だ。D850で撮影したRAW画像をCapture NX-Dで現像する場合、ピクチャーコントロールのデフォルトでは等倍での解像感があまりよろしくない。だから、個人的には現像時にピクチャーコントロールの輪郭協調をゼロにした上で、アンシャープマスクを半径=3・適用量=80で適用するのを基本にしている。ところがD3500のRAW画像を同じ方法で現像すると、等倍画像での細部の解像感はピクチャーコントロールのデフォルトの場合とほとんど変わらず、むしろ違いが分からない。そして、D3500のカメラJPEGもほぼ同じ感じだ。別の言い方をすると、D3500のピクチャーコントロールの輪郭強調は、今までに使ってきたニコンの機種よりも、細部の解像感を引き出すのにより好ましいチューニングになっているように思う。ただし、個人的にはこのシリーズの2400万画素機は初めてなので、ローパスありだったD3200(2012年 Expeed3)、ローパスレスになったD3300(2014年 Expeed4)・D3400(2016年 Expeed4)・D3500(2018年 Expeed4)のどの段階からなのかは分からない。なお、今回撮影した画像は期待した解像感にはちょっとなんだか明らかに達してはおらず、これがAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRレンズのせいなのかどうなのかについては、別のレンズを使って改めて確認する必要がある。