2026年3月5日木曜日

TITAR 500mm F8

メーカー不詳 500mm F8レンズについての動画を作成した。


このレンズにはTITARというブランド名が刻まれている。TITAR銘のレンズは検索しても見当たらないが、ほとんど同じ物が、スリービーチ、KIMUNOR、PARAGON、Sunagorなど様々なブランドで販売されていたようだ。1960年代~1970年代から販売されていた物のようで、鏡筒やピントリングのデザインにいくつかのバージョンがあるようだが、レンズ構成や、三脚座のデザイン、前後鏡筒を接続する中間の樹脂製パーツの構造、経年によるコーティングの劣化により後玉が酷く白濁する点は共通していることから、同一メーカー製と考えられる。最小絞り値がF22、最短撮影距離が12メートルの物がベースのようだが、最小絞り値がF32、最短撮影距離が10メートルのタイプもあるようだ。今回手に入れた物は、最小絞り値がF22、最短撮影距離が12メートルのタイプで、最後部の玉が酷く白濁していた。
白濁したコーティングを剥がす経験は今回が初めてだったが、比較的簡単に出来ることがわかった。

動画中で使用した画像






後日撮影した画像(トリミング)
Nikon Z9, TITAR 500mm F8


2025年6月12日木曜日

Olympus PEN-F用 F.Zuiko 38mm F1.8(1963)

Nikon Z50IIとZuiko 38mm F1.8についての動画を作成した。




Nikon Z50IIは、NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRを付ければ軽量な野鳥撮影セットになると考えて手に入れたが、それ専用というのももったいない。PEN-F用のレンズは、以前EOS-Mに取り付けて使っていたが、フランジバックの短いZマウントにも原理的には取り付けることができるはずだ。フルサイズのZ9を使っている限りでは、PEN-F用のレンズを取り付けることはまったく思いつかなかったが、DX機のZ50IIを手に入れて、PEN-F用のレンズを取り付けることを思いついた。DXレンズは、キットレンズのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRだけ持っている。このレンズは写りはシャープだが、明るいレンズではないため表現がパンフォーカスに制限されてしまうのが窮屈だ。フルサイズの標準ズームは、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを持っているが、これも解放F4のボケ量では背景の整理も限定的で、Z9に付けて散歩に持ち出すのはもっぱらNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sの方になっている。そういうわけで、Z50IIにも明るい単焦点標準レンズが欲しくなる。廉価な中国製のものであれば、TTArtisan 35mm f/1.4 C7artisans 35mm F1.4 Mark IIPERGEAR 35mm F1.4(フルサイズ対応)TTArtisan AF 35mm F1.8 II APS-C (AF対応)、のようなものを見つけることができるが、ことレンズに関しては、新興中国メーカーの物に対しては、どうにも薄っぺらで即物的なイメージしかなく、まったく使う気がしない。時間や気持ちに余裕がある人であればチャレンジしてみるのも悪くはないだろうが、少ない時間を大切にしたいのであれば、国産ズイコーのオールドレンズのように、いかにも魂がこもったレンズを使いたいものである。
動画中でも触れているが、この F.Zuiko 38mm F1.8(1963)は放射能レンズである。動画中で測定しているのはアルファ線やベータ線も含めた線量のため多めの測定値になっているが、ガンマ線だけを測定するフィルターに切り替えた場合、0.5マイクロシーベルト毎時程度の値であった。なお、このレンズをZ50IIに装着し、キャップをした状態でISO25600・30秒間の露光を行ってみたが、放射線によるノイズやカブリの発生などの影響は見られなかった。

動画中で使用した画像(一部割愛)