ミノルタオートコードを入手したので、これについての動画を作成した。
モバイル版のページをご覧の方は画面下の「ウェブバージョンを表示」で動画へのリンクが表示できます)日本カメラ博物館では現在、特別展「いまも変わらぬ魅力 二眼レフカメラ展」(開催期間:2022年2月8日(火)〜2022年6月19日(日))が開催されており、「A to Z」と言われる非常に多くの国産二眼レフカメラおよび、ローライフレックス・イコフレックスをはじめとした海外製の二眼レフカメラが展示されている。もちろん、このミノルタオートコードや、所蔵されているたくさんの国産二眼レフを積み重ねた「二眼レフタワー」なるものも展示されており、当時日本に多く存在したガレージメーカーにより製造された、二眼レフカメラの供給事情を窺い知ることができるような展示になっている。ダルマ型の二連ヘリコイドを採用した廉価な機種では、自社ブランドのトリプレットレンズを搭載しているものが多く、高級機では4枚玉のズイコーレンズやニッコールなどが、メーカーの垣根を超えて採用されているのが面白い。ミノルタオートコードは、国産二眼レフの最高峰とも言われることもあるようだが、展示されている多くのカメラを見比べると、当時の国産二眼レフは、高級感や精密感においてはローライフレックスのそれよりも格下に思える。ただ、ミノルタフレックスやミノルタオートコードに使われている、ロッコールレンズは評判が良かったようで、現代になってデジカメの画像と比べてみても、非常にシャープなのが分かる。今回入手したミノルタオートコードは、操作系やシャッター・巻き上げなどに多くの不具合があり、修理が大変だったものの、撮影レンズの状態は悪くない個体だった。今回このオートコードで撮影した画像は、同じアングルでNikon Z7IIでも撮影しているので、フィルムで撮影した画像とデジカメで撮影した画像を見比べてみると面白い。