2007年12月16日日曜日

葉っぱ釣り AT-X124



これはこの季節流行する葉っぱ釣りという遊びである。イチョウの落ち葉の茎の部分を結んで輪を作り、枯れ枝の先っちょで釣るのだ。枝先の微妙なコントロールが必要で、地味だがなかなか面白い。
Tokina AT-X124 12-24mm/F4は35mm換算で18-36mmとなるDXフォーマット用の広角ズームである。解像度は極めて高く、超広角レンズとしては周辺光量の低下は非常に少ない。歪曲収差も極めて小さく、ズームレンズであることを考慮すると、驚異の高性能と言える。DXフォーマットで超広角と言える手頃な単焦点はNikkorのラインナップには無く、純正唯一の選択肢はAF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G(IF)だが、Tokinaとは実売で実に7万円もの価格差がある。レンズメーカー製レンズを選択するには心の整理が必要だが、俺にとって選択の余地は無い。最近、これのF2.8版が出たらしい。Tokinaおそるべし。

ちなみに俺のAT-X124は当初、AF時かなり前ピン気味だった。無限遠時、距離環 が2m付近で停止してしまう。開放時の過焦点距離よりは遠いが、MFで∞に合わせた場合に比べると、明らかに甘い。近距離でも∞~2mと同回転角分ぐらい前ピン気味に思え、ばらつきも多い。AFシステムがど うなっているかよく分からないが、俺の思うに、このレンズはヘリコイドの停止位置制御が一定角度ズレていて、測距後、計算した分だけヘリコイドを回転さ せた後は、元々の被写界深度が深いためにAFセンサー的にはOKを出してしまい、ベストを探るような動作はしないように思えた。メーカーに修理を依頼したところ、補正したパーツに交換してくれたという。良くなった気がしたが、実はAF駆動後のヘリコイドの停止位置が単に機械的に逆方向の∞側へずれただけのようだ。しかも過剰補正気味である。無限遠時、∞マークを通り越して停止することが多い。これでは後ピンではないか。でも現状、当初よりは良い。これ以上は不毛である。元々被写界深度は深く、画面サイズから計算すると12mm/F4時の過焦点距離は1.6m、F11では0.5mとなり、あまり精度は要求されないはずだ。純正でない、というのはこういうことであろう、と諦めることにした。

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