マンフロット 410ギア付きジュニア雲台
R410,03 5,065円
六角レンチで真ん中のボルトを外す。
ウォームギアがスプリングで押し付けられているので、外側のリングをアンロック方向にぐいっと回すとギザギザの筒が抜ける。
別方向から。
溝にスプリングのヒゲが引っかかっているのをドライバーで引っ掛けて浮かせ、外側のリングを左にくるくる回すと抜ける。
左が新しいノブ。右が取り外したノブだが、見た目では変形している感じはしない。
スプリングは問題ないが、一応新しいパーツ組のスプリングを取り付ける。
新しいノブを取り付ける。どこまでねじ込むかは、なんとなく分かる。いっぱいにねじ込むと、スプリングのヒゲが溝の位置に来る前に止まるので、逆方向に緩めて引っかかる位置が元の位置。
ここまで来て、やっと気付いた。こいつが欠けている。原因はウォームギアの軸ではなくて、きっとこっちなんじゃないか。しまった。落下時についたノブのキズと回した感触から、てっきり微動ノブの軸が曲がったのだと思い込んでいた。修理に出すよりは安いのかもしれないが、ノブのパーツは結構高かった。うむむ。パーツを注文する前に、一度分解してみるべきだった。勉強になった。スペアパーツリストを見ると、このギザギザの筒が欲しい場合は「R410,12」という組を注文しなければならないようだ。(雲台のシリアルナンバーによりパーツ番号が異なるようなので、詳しくはマンフロット社HPのパーツリストを参照されたし。)
マジックで黒く塗った部分を下にして組み付ける。この状態なら、可動域では欠けた部分にウォームギアが当たらない。
このギザギザの筒は、組み付けてしまえば位置は変わらないので、マジックはアルコールで拭きとってしまおう。
シールを戻して作業終了。動きはもちろん直っている。結局のところ、ウォームギアの軸は曲がっていなかったのかもしれないが、念のため新しいパーツを使用。今回分解して分かったが、この雲台は構造上衝撃に弱く、誤って落としたりぶつけたりすると、あのアルミのギザギザの筒が真鍮製のウォームギアにえぐられて欠けてしまうようだ。気をつけねばならない。
1 件のコメント:
はじめまして。ジュニアギア雲台を落下させてしまい、ギアの一つが動かなくなり困っていたところにこちらを見つけ、分解して組み直しただけで直りました。マンフロットに修理に出すと仕事に支障が出るところでした。丁寧な写真解説で助かりました。お礼申し上げます。取り急ぎ。
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