満開から一週間ほど経ったが、風に舞う花びらは差ほど盛大でもなく、やや葉桜気味になり始めたものの、まだまだ花見は楽しめる。今日は少し寒い日になったので、次の週末にはだいぶ様子が変わっているのかも知れない。進学や新年度が始まる節目の季節、一般には桜は新しい未来への象徴であるに違いない。かつては俺にもそうであったように思い起こされるが、年々感じ方も変化し、いまや初老ともなれば繰り返し訪れるこの季節に感じるのは、抗うことのできない時の流れというか、諸行無常とでもいうのか、なんだかそういう苔臭い風情だ。
Nikon D800E, AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
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