今回は、久しぶりのフィルム撮影ということで、ついでにRB67カメラの使用方法や、フィルム現像、デジタル化の手順なども含めた内容で動画を作成してみた。
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動画中で比較したZ7IIで撮影した画像と、RB67で撮影した画像
Nikon Z7 II 撮像範囲「4:5」(30x24mm)
ピクチャーコントロール [MC]モノクローム(デフォルト設定)
アクティブD-ライティング Auto
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
焦点距離 55mm
絞り F6.3
ISO 100
カメラJPEG(Fine)
画像サイズ 6880x5504 ピクセル
Mamiya RB67 Pro
SEKOR NB127mm F3.8
F16 1/60秒
FUJI ACROS100
複写カメラ Nikon Z7II
レンズ AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
Adobe Lightroom Classicにて階調反転・画像調整
画像サイズ 6880x5504 ピクセル
2009〜2010年頃に使っていたフラットベッドのスキャナ「CanoScan 8800F」では、フィルムをスキャンしても粒子がはっきりせず、読み取りdpiを2400dpi以上にしてもボケボケの大きな画像が出力されるだけだったが、今回Z7IIで6x7フィルムを複写してみたところ、やはりものすごくシャープにデジタル化することができた。そして、意外だったのはフィルムを複写した画像と、Z7IIで被写体を直接撮影したものとを比べてみると、解像感の差が思ったよりも小さかったことだ。フィルムの粒状感による効果があるのかもしれないが、見ようによっては同程度に見えてしまえる程だ。もちろん、Z7IIで被写体を直接撮影した画像の方が鮮明であるのは当たり前なのだが、フィルムを複写した画像が複写の割にはシャープすぎる、というのが感想である。6x7判画面(69x55.6mm)の面積が、Z7IIの4:5クロップ画面(30x24mm)の5.3倍もあることが圧倒的な要因なのかもしれないが、マイクロニッコールとZ7IIの組み合わせによる精密な複写能力が示された結果とも言える。