2008年10月4日土曜日

D80+ベローズ+マイクロ55mmでハーフネガ複写

先日入手したベローズとスライドコピアを使ってハーフサイズのネガを複写してみた。以前使っていた手製のキャリアよりも作業しやすい。

新宿御苑
撮影:ペンF 38mm/1.8 DNPセンチュリア100
複写:D80+ベローズPB-5+スライドコピアPS-2+マイクロニッコール55mm/3.5


ドコモ塔の先端
2592x3872ピクセルの元画像から一部を等倍切り出し

芝生上の人
2592x3872ピクセルの元画像から一部を等倍切り出し


135判フルサイズだといまいち甘い感じになるが、ハーフ版では完璧にシャープだ。シャープなんだけど色がやっぱり難しい。オレンジマスクを除去するのがものすごく難しい。以前、ライトボックスを写したコマでWBを採取することでバランスをとることができたが、この方法で複写すると、Blueのダイナミックレンジが足りずにハイライト側で飽和してしまい、ネガポジ反転後にシャドウ部がオレンジ被りしてしまう。このため、現在はネガのベース部分でWBを採取している。しかし、反転後に色補正するにしても何も基準が無いので感覚的に色調整するしかない。また、複写時のD80のBlueのダイナミックレンジは極めて狭くなるので、元が赤やオレンジ色の被写体の場合、やはりシャドウ部がオレンジ被りしてしまう。複写時に露光をアンダー目にすればいいような気もするが、Red・Greenの山裾がアンダー側にくっついてしまえば、反転後にハイライト部が青被りすると思われる。元からリバーサルを使えば何の問題も無いんだろうが、そこにお金をかける気にならない。ううむ。フィルムスキャナという手もあるが、今更という感じもある。フィルムから足を洗うべきなのかもしれない。何しろ、カメラは一度に一台しか使えないし持ち出す気もない。どんなカメラであれ撮る楽しさは変わらない。後処理のないデジカメの方が楽に決まっている。現像やスキャンにかける労力があったら、撮る方に使った方が幸せになれる気がする。

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