レンズ側の絞り連動レバーの可動域にゴム片を挟んで絞りをF2.8開放に固定し、
フィルム機(F2フォトミック)に装着。
フィルム機(F2フォトミック)に装着。
方法は以前に花形フードを自作するためにやった方法と同じだ。フィルム機にレンズを取り付け、シャッターを開けっ放しにしてフィルム面側からストロボ光で照らす。すると、レンズ先端に巻いたコピー用紙に撮影枠の影が映る。Aの矢印は純正付属フードの一番浅い部分、Bの矢印はこのレンズのワイド側(70mm)時にできる影の一番浅い部分だ。フードが円筒形でもBの長さまでケラレは生じないことがわかる。花形に意味を持たせるなら、少なくとも短い方の突起と同じCの長さは必要だ。つまり、HB-48フードの切り欠き部分は機能的にはまったく意味がない。もちろん、ナノクリスタルコートを謳ったこのレンズには、深いフードは必要ないのかも知れないし、実際にはこれで十分なのかも知れないが、少なくともこの長さで花形である必要は全くない。このレンズはまだ使って間もないので、純正フードの遮光に不満があるとは言えないが、RB67の127mmレンズで使っていたラバーフードを試しに取り付けてみた。本来、6x7判の127mmは35mm判の50mmの画角に近いはずだが、なぜだかAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIの70mm側の画角にも完全にぴったりする。
HB-48フード
マミヤラバーフード(RB67/RZ67 127-250mm用 77mm径)
フィルター(マルミDHGスーパープロテクト)を一枚挟んで取り付け。
折りたたんだ状態のマミヤフード
ケラレテスト:フードなし f=70mm F2.8開放 無限遠
ケラレテスト:マミヤフード f=70mm F2.8開放 無限遠
ケラレテスト:フードなし f=70mm F2.8開放 最近接
ケラレテスト:マミヤフード f=70mm F2.8開放 最近接
マミヤフードは見た目がちょっと妙だが、意味なく花形をしている純正フードよりも遮光には効果があると思われ、先端の形状も危険がなく、ラバー製なのでプロテクターとしても役に立つ。付けたままでも折りたためば付属のレンズケースに収納でき、着脱の手間も要らない。今度出かけるときはこれを使ってみよう。
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