そういうわけで、この週末2日間はAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIの再テストをしてみた。
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Nikon D800E, AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II
f=70mm F5.6 位相差AF,
(VR=OFF, 三脚使用・ミラーアップ)
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フォーカスと露出を固定し、三脚座リングのところでカメラ・レンズごと逆さまにして撮影してみた。被写体はほぼ無限遠とはいえ、左は東京湾の奥、右はその手前の中央防波堤の一部であり、厳密には被写体の左右では距離が異なるからだ。
クロップ画像
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上のクロップ画像の上段は正位置で撮影したものだ。被写体左端(紅白の煙突)が比較的シャープなのに対し、右端(グレーの建屋)はやや劣る。下段はカメラを逆さにして撮影した画像を180度回転させたものだ。レンズの右端にあたる、被写体の左端(紅白の煙突)がかなりボケ気味だ。被写体右端のグレーの建屋は大きな違いは見られないが、上段より下段の画像の方がややシャープだ。結果としては、被写体を逆さまに写しても、レンズ右端の写りが悪いのは同じで、やはりこのレンズが片ボケだということになる。
あと、テレ側(200mm)については言及してこなかったが、テレ側でも同様のようだ。この画像では右端は中央に比べ遠方になるのでピンボケなのは正しいが、カメラをひっくり返して撮影した画像では被写体左端のコンテナがやけにボケボケになっている。これで原理的には片ボケの証明になっているはずだが、そもそもひっくり返して確認する方法には若干の疑問がないでもない。重量バランスの変化により鏡筒の形状が変化しているかもしれないし、OFFにはしているもののVRモジュールが重力の影響を受けて微動する可能性も無いとは言えない。単純な画像を数枚撮影するテストに2日間かかったのは実はこのせいだ。一日目に撮影した画像をチェックしてみたところ、ひっくり返して撮影した画像の左端は正位置での右端以上にボケているように見え、その反対側も違いが少なすぎるようにも思った。ひっくり返す際にフォーカスリングが微動したのかも知れないと思い、翌日同じことをするために同じ場所に出かけたが、二日目の画像も、帰ってチェックしてみると同じ結果だった。
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f=200mm
F5.6 コントラストAF
VR:OFF, 三脚使用・ミラーアップ
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三脚座リングのところでカメラ・レンズごと逆さまにして撮影
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