中国製のパーツに付いている三脚穴は、きちんとネジが切れていないものや、三脚ネジが途中までしか入らないものがあり、穴を掘りなおすために三脚穴用ネジ切りタップを入手した。
左が正しいもので、右は間違って買ったウィットネジ用のもの。どちらも1/4インチ20山だが、ウィットネジの山の角度は55度で、三脚に使われているUNC(ユニファイ)の山の角度60度とは異なるため、ウィットネジ用のタップは使ってはいけない。さらに、カメラ三脚用の雄ネジはUNCのボルトと同一だが、三脚穴の方は誤差を考慮してUNCの雌ネジよりもオーバーサイズになっているのが正しいらしい。代用するならば少なくともUNC規格のタップだが、ねじやパーツの組み合わせによって入ったり入らなかったりという悩みを解消するべく、迷いなく正しい穴を掘ることができるカメラ三脚穴専用タップを入手することにした。
ジャパンホビーツールが販売しているYAMAWA製のカメラ三脚用タップには「TRI」の表記があり、UNCのサイズよりも約0.2mmオーバーサイズになっている。
Amazonの評価欄を見ると、これを三脚穴の加工に使っている人も少なくないようで、こっちの安い方をはじめに買ってしまったが、これはウイットネジ用なので明らかに間違っている。
iShootブランドのD850用プレート。クランプで固定する場合は問題ないが、これの底にある三脚穴がおかしい。
ハスキー雲台のネジが2~3山ほどしか入らない。相性によってはこの穴に入るボルトもあり、マンフロットのプレートに付属している1/4ネジは入る。
AmazonでUTEBITブランドで売られているスピゴット。数個セットのうちいくつかは1/4インチネジ穴がきちんと切られておらず、ネジが入らないものがある。
ネジが傾いて切られているものもあるが、サイズがキツイだけのものは掘りなおせば修正することができる。だいたいがアルミ製のパーツなので、さほど力を入れなくても切れていく。
こちらのプレートも同じように穴を掘り直す。おそらくはカメラ用の少しオーバーサイズの穴ではなく、雄ネジと同じUNCと同一サイズで掘られているために、キツキツだったり入らなかったりするのではないだろうか。
スピゴットもプレートも穴を掘り直し、ちゃんとどのネジもスムーズに入るようになった。
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