Nikon Z7II,NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」には赤外指標はもちろん距離環も無く、手動でのピント補正を行うのは難しいのでピント補正はしていない。SC72フィルターは可視光の透過割合が高く、ホワイトバランスを補正すると色味のあるカラー画像になる。ピントはそのままで問題ないようだ。IR76フィルターはホワイトバランスの補正後は、セピアとブルーのツートーンになる。SC72フィルターに比べ、IR76フィルターの周辺部は像が甘く、倍率色収差のせいだと思われるが、中央部は思ったよりもシャープで、ピント補正の必要はないように思う。赤外線撮影と相性の悪いレンズ(例えばAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDなど)では、真ん中だけ極端に明るくなったり絞りの形状のゴーストが出てしまう現象が起こる。NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、IR76フィルター使用時のズームワイド側で僅かにセンタースポットが見られるものの気になる程ではなく、かなり良い赤外画像が撮れることがわかった。
おまけ NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
赤外写真はどちらかといえばワイドレンズが向いていて、NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sでも撮れるかもしれないが今回は試していない。絞り開放で非常に良く写るレンズなので、今回は全部開放で撮影した。
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