2010年1月12日火曜日

SB-600用グッズ

今日は雨でやることがなかったので、秋葉原でスピードライトSB-600用のグッズを調達してきた。エツミのストロボディフューザーは、オムニバウンス(ストフェン)とほぼ同じもので、乳白色のタイプでよければエツミの方がずっと安い。影とり(ケンコー)のように直射で使うものではなく、ディフューザーというよりもバウンスアダプターに相当する。エツミ製のものを実際に取り付けてみるとサイズが非常にきつく、浅い位置までしか押し込むことができない。エツミ製の商品が購入したままでは使えないのは過去にも経験がある。ユーザーによる工夫が必要なのだ。今回はストロボディフューザーを熱湯につけて調整し、なんとか期待した状態に。ニッカド電池は一組持っているが、予備にもう一組買ってきた。俺にはニッケル水素電池の容量は大きすぎてストロボでは使いきることができず、スーパーニッカドの方コンディションの管理がしやすいからだ。SB-600の発光部に貼るための透明おりがみも買ってきた。

エツミ E-6191 ストロボディフューザー G-9(SB-600用) 1,320円(ヨドバシカメラ)
GP 単三形ニッカド電池(1000mA)  @150円×4本 (
千石電商)
単三電池ケース 45円(千石電商)
透明おりがみ 170円(イトーヨーカドー)

透明おりがみはゼラチンフィルターよりもずっと薄いが、セロファンよりやや厚く扱いやすい。大きさは15x15cmで、レッド・ピンク・オレンジ・イエロー・イエローグリーン・グリーン・ブルー・パープルの8色各3枚入り。使うのはオレンジだけだが、他の色も何かの楽しみにとっておこう。ゼラチンフィルターのように完全にクリヤーではなく、少しくもった感じなので撮影レンズにかぶせるのには向いていない。

透明おりがみのオレンジは、フィルターで言えばLBA-4とLBA-6の中間に相当する。
D700内蔵フラッシュの色温度を4300K程度に、
SB-600の色温度を4500K程度に落とすことができる。

タングステン光照明の室内や夕暮れ時にストロボを炊くと、顔が不自然に白くなってしまうのを防ぐために、以前使っていたストロボの発光部にはイエローとピンクのゼラチンフィルターを重ねたものを貼っていた。比較的薄いアンバー色だったので、晴天時も常用していた。SB-600用のフィルターとしては、専用の「スピードライトカラーフィルターセット SJ-1」(約2,100円)があり、オムニバウンスにもゴールドのタイプ(約2,900円)がある。ゼラチンフィルター(約980円)という方法もあるが、ストロボ用に新しく買うのはもったいない。今回は一番安上がりな代用品として、透明おりがみ(170円)をLB-Aフィルターの代わりに使おうというわけである。
D700のホワイトバランスを色温度で指定して白紙を撮影し、RGBのヒストグラムを見ながらスピードライトの色温度を探ってみたところ、内蔵フラッシュが5500K程度、SB-600が5800K程度であることがわかった。透明おりがみのオレンジを発光部にかぶせると、内蔵フラッシュでは 4350K、SB-600では4500Kにホワイトバランスを設定したときにRGBの出力がおおむね均等になる。この差をミレッド値に換算すると50ミレッドで、富士のフィルターで言えばLBA-4とLBA-6の中間に相当する。もちろん、透明おりがみは写真用ではないので、演色性については完全ではない。ホワイトバランスを透明おりがみの色温度に合わせると、わずかにマゼンダ方向への色かぶりが生じてしまう。使用する場合はホワイトバランスの設定は環境光に合わせ、あくまでストロボ光の青白さを和らげるために使うのである。

透明おりがみのオレンジ色3cm幅に切り、
SB-600の発光部にかぶせ、ヘアゴムでとめる。

発光させた状態。これで約4500K。
晴天時に常用するには濃すぎるが、夕暮れ時や室内用に。

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