日中から雲が多く、今夜の観察は諦めていたがなんだか見えそうだ。隣のビルの上に火星が輝いている。AZ-GTiマウントとラプトル60を引きずり出し、急いでセッティングする。雲が多く、アライメントする時間が無い。火星を視野に導入して1スターアライメントで追いかける。高倍率で覗くと、視野の中心から火星が少しづズレていく。アイポイントがシビアで、スマホアダプターの調整に多大な時間を費やしていると、その間に火星は雲に隠れてしまう。時間があまりない。60秒間程度の動画を4回くらい撮影することができたところで、火星は建物の庇(ひさし)に隠れてしまった。
火星 2020年10月6日 22:49
ラプトル60+2倍バーローレンズ+PL.6mmアイピース(233倍)
AZ-GTi経緯台モードで追尾しiphone 6sでコリメート撮影
4K/30FPS 60秒間の動画フレームからLynkeosでスコアの良い物(約600フレーム)をスタック、1200x800サイズで切り出し
倍率は明らかに過剰だが、それにしても不鮮明すぎる。これはただの光の玉だ。ピンボケの鈴カステラと言うにも苦しい。模様らしき濃淡も、これが本物なのかどうかもよくわからない。上部に見える僅かな白い部分が南極冠なのだろうか。こんなもんと言えばこんなもんなのかもしれないが、眼視ではもうちょっと良く見える。なんとかもっとシャープに写すことはできないものだろうか。
最接近日を過ぎてもしばらくは火星は大きく見えるはずなので、今度晴れたら直焦点で撮影してみたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿