2020年12月24日木曜日

Z7IIとD850の彩度は同じ

Z7IIで初めて撮った画像が、D850を使ってきた感覚からすると、同じピクチャーコントロール[SD]なのにどうも彩度が低い気がした。この画像を見ると、青空が薄い気がするし、銀杏の葉はもっとずっと黄色く出る気がするし、赤茶色のビルももう少し派手に出る気がする。
Nikon Z7II,NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
ピクチャーコントロール[SD]スタンダード(カメラJPEG)
アクティブDライティング=OFF
ホワイトバランス:5000K, ISO=64, F4.0 1/400秒  

Adobe Lightroom Classic
カメラプロファイル「カメラ標準」

Z7IIのRAWをLightroomのカメラプロファイル「カメラ標準」で開くと、青空は同じだが、カメラJPEGよりも銀杏の葉の黄色が濃く、赤茶色のビルも色が濃い。これならこれまでのニコンのSDに対するイメージとの違和感は無い。なので、Adobeのカメラ標準は以前からの[SD]スタンダードを模しており、ニコンの新しいピクチャーコントロールでは彩度が変更されているのではないかと疑った。ただ、Adobeの「カメラ標準」はニコンの[SD]スタンダードを模してはいるが、カメラJPEGやCapture NX-Dと発色が同じとは言えず、青空や枯葉などはニコンの純正画像よりも少し原色寄りで鮮やかに見える傾向が以前からあり、Z7IIの彩度が低いと感じるのが気のせいかどうかを判断するには、Z7IIとD850で同じ被写体を撮り比べてみるしか方法がない。

というわけで、有休を取り朝イチからD850とZ7IIの2台を持ち出して、同じ条件で撮影した画像を比較してみる。

結果、ほぼ同じだ。

共通データ
AF-S NIKKOR 50mm F1.8G
ピクチャーコントロール[SD]スタンダード
アクティブDライティング=OFF
ホワイトバランス:5000K

Z7IIは、Z7から画作りの変更は無いはずで、Z7/Z6の発売からもだいぶ経っているが、彩度が低いという話も聞いたことが無く、世界中の人にとってはこの結果は当たり前なのだが、自分が納得するには自分で確かめてみるしかない。

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