有楽町にあるのはマリオンで、マリエンは川崎の東扇島にある施設である。川崎マリエンは川崎市港湾振興会館というのが正式名称で、タワー棟10階の無料展望室からの夜景が2014年に日本夜景遺産に登録されているそうである。そうである、と言いうのは、現地のエレベーター内にそのようなことが書いてあったからで、実は日本夜景遺産が何であるのかは全然知らない。ともあれ、川崎の工場夜景が見られるとのことだったので行ってみた。川崎マリエンの周辺は倉庫が多く、工場や市街地方面の撮影には望遠レンズが向いているとの事だったので、NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRを持参したのだが、ワイド側の180mmでも長すぎた。望遠といっても、おそらく70~100mm程度が適しているだろう。超望遠レンズで切り取るのが面白いと思ってこのレンズを持参したが、テレ側で撮影した画像は残念なものが多かった。VRはOFFの状態で三脚を使用したが、大気の揺らぎと展望台のガラスの影響もあって、超望遠での長時間露光ではあまりシャープな画像を得ることはできなかった次第である。
f=180mm F8 ISO 200 1/3秒 WB自然光オート
f=180mm F11 ISO 64 10秒 4枚パノラマ合成後50%リサイズ(13837 x 2717 pix)
f=600mm F11 ISO 64 10秒
f=370mm F11 ISO 64 25秒
f=180mm F8 ISO 320 4秒
f=180mm F8 ISO 125 2.5秒
共通データ:NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 Nikon Z9
Adobe Photoshop
一枚目の富士山のシルエットのみカメラJPEGで、あとはLightroomで加工している。AWBで撮影したものは、水銀灯の緑被りが強かったのでマゼンタ寄りに修正した。露光時間は控えめすぎたようで暗い画像が多く、現像時に露出補正で明るくして暗部を持ち上げ、かすみの除去のスライダーを目いっぱい上げてコントラストを整えるなど、結構な修正を加えてどうにか見られる画像になった。自分の撮影が下手なのは間違いないが、正直なところ工場方面への眺望はあまり良くない。どちらかと言えば、2枚目のパノラマ画像にした東京方面の眺望の方が面白いように思う。
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