今回、最初のコマに5000°K仕様のライトボックスを写しこんでおき、ネガを複写する際のWB採取にそれを使う方法を試した。グレーはネガになってもグレーなのでこの方法でいい気がしたのだ。
やってみたところ暗部の階調がおかしい。オレンジを白くなるようにWBを調整するということは、全体を青っぽくすることであり、ネガの元々青い部分は更に青味を増すことになる。ネガを撮影した画 像のヒストグラムを見るとBlueの山が明るい方で飽和してしまっている。Blueのレベルがかけ離れて高いために、Red、Greenの山がダイナミッ クレンジ内に納まるように露光するとBlueだけがはみ出してしまう。これが暗部の階調がおかしくなる原因だ。これを反転すると、本来、暗部として真っ黒にならなければならない部分がオレンジ色になってしまうのだ。
この方法はおそらく正しい。ネガ複写時に露光量をうまく調節すれば、RGBすべてがダイナミックレンジ内に収まることもある。しかし実際のところ、多くの画像ではBlueがダイナミックレンジ内に収まらずに飽和してしまう。
ネガ撮影時にBlueのレベルが飽和してしまっている例。
ネガポジ反転後、暗部のトーンがおかしくなっている。
ネガポジ反転後、暗部のトーンがおかしくなっている。
ネガ撮影時にRGBともダイナミックレンジ内に収まっている例。
ネガポジ反転後、暗部のトーンがおかしくなることはない。
カラーバランスは自然で、おそらくこの方法が成功していると思われる。
ネガポジ反転後、暗部のトーンがおかしくなることはない。
カラーバランスは自然で、おそらくこの方法が成功していると思われる。
この方法はおそらく正しい。ネガ複写時に露光量をうまく調節すれば、RGBすべてがダイナミックレンジ内に収まることもある。しかし実際のところ、多くの画像ではBlueがダイナミックレンジ内に収まらずに飽和してしまう。
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