2010年2月25日木曜日

SIGMA 18-35mm F3.5-4.5 ASPHERICAL その2

先日のSIGMA 18-35mm F3.5-4.5 ASPHERICALをまた持ち出してみた。テレ側35mmではAFはうまく作動するが、ワイド側18mmではAFがうまく作動せず、無限遠の被写体がピントリングの2m程のところで合焦してしまう。被写界深度でカバーされる範囲ではなく、拡大してみると明らかにピンボケだ。MFでピントリングを無限遠に合わせればちゃんとピントが合う。早速、俺愛用のNikkor-UD Auto 20mm F3.5と各絞り値での画像を比較してみる。なお、SIGMAレンズのテレ側には興味がないのでテストは割愛する。


全体画像
 SIGMA 18-35mm F3.5-4.5 ASPHERICAL  18mm
Nikkor-UD Auto 20mm F3.5, F11
Nikon D700 ISO200 ピクチャーコントロール[LS] 

中央部の比較

周辺部(左下)の比較


SIGMA 18-35mm F3.5-4.5 ASPHERICALの描写性能については評価が分かれるようで、ググってみたところ描写が甘く使い物にならないという人もいれば、天体写真の分野ではワイド側開放時のコマの少なさや周辺光量不足の少なさが評価されていたりする。このレンズは中玉に汚れのあるジャンク品のためコントラストは低めだが、実際のところシャープネスに関してはまずまずのように思える。20mm時の周辺が異常に甘いのが気になるが、18mm時は周辺も良好だ。中央部については絞りの違いによるシャープネスの変化はあまり見られず、開放付近はコントラストは低いものの絞った状態とさほど変わりない。Nikkor-UD Auto 20mm F3.5は非常に古い単焦点レンズだが描写性能には定評があり、中央部は開放から十分なコントラストで、絞るに従い周辺も良くなる。開放付近での周辺光量不足は目立つものの、このレンズは近年オーバーホールしてもらったばかりなので非常にヌケが良い。


 SIGMA 18-35mm F3.5-4.5 ASPHERICAL  18mm F11
Nikon D700 ISO200 ピクチャーコントロール[LS] 


SIGMA 18-35mm F3.5-4.5 ASPHERICAL  18mm F11
Nikon D700 ISO200 ピクチャーコントロール[LS] 

 SIGMA 18-35mm F3.5-4.5 ASPHERICAL  18mm F3.5
Nikon D700 ISO200 ピクチャーコントロール[LS]

Nikkor-UD Auto 20mm F3.5, F11
Nikon D700 ISO200 ピクチャーコントロール[LS] 

 Nikkor-UD Auto 20mm F3.5, F11
 Nikon D700 ISO200 ピクチャーコントロール[LS] 

  Nikkor-UD Auto 20mm F3.5 F5.6
観察小屋に備え付けの60mmフィールドスコープ(20倍)にコリメート
 Nikon D700 ISO800 ピクチャーコントロール[LS] 

撮影場所:東京港野鳥公園 (大田区)

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