2008年8月26日火曜日

ベローズ その3 スライドフィルムを複写

前回はベローズが珍しくて横道にそれてしまった。本来の目的は新しく撮ったネガフィルムの取り込みだが、とりあえずこの器具の通常の使い道である、スライドフィルムの複写ができることを確認してみた。
D80で35mm判を複写する場合の倍率は1/2倍で良く、マイクロ55mm/3.5単体で1/2倍なので、ベローズは不要だが、PS-5を使うにはベローズも使わなければならない。D80+マイクロ55/3.5の場合、レンズ側の*ヘリコイドを無限遠、ベローズはいっぱいに縮めた状態で何とかちょうどいい塩梅になる。元画像からは多少のケラレが生じるが、まあこんなもんだろう。PS-5の遮光用の蛇腹はちょうどいい長さで、マイクロ55mmのフィルター枠に接続することができる。

*55/3.5は近距離収差補正機構が採用されていないため、ベローズ使用時のヘリコイド位置は描写には無関係だという。



元画像:F2 フォトミック ニューニッコール 135/2.8 コダクローム 64 紙マウント
D80+PB-5ベローズ+PS-5スライドコピーアダプタ+マイクロ55/3.5で複写
隅々まで非常にシャープに複写できる。複写時はF8~11程度。
絞り過ぎるとローパスのゴミが写る。


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