なるほど。露出補正なら俺も知っているぞ。ていうか今日はよく使った。普段はニコンの3D RGBマルチパターン測光が不思議に良く出来ていることに関心するのだが、今日は、マルチパターン測光ではオーバー気味で、ハズレの場合が多かった。マルチパターン測光は、元々アルゴリズムが不明で挙動がつかめないため、ハズレの場合は露出補正しながら使っても思ったように働かない場合も多く、かえって煩わしかったりする。AFの非Dタイプレンズでも、それほどハズレが多いとは感じたことがないが、MFの非CPUレンズではアタリの確率がぐっと減るようだ。MFなのでフォーカスエリアを移動させることなく、中央に固定したまま使っている事が、かなり関係あるような気もする。そういうわけで、今日はスポット測光と部分測光に露出補正を組み合わせる方がずっと楽に使えた。
1段絞ると霞が晴れてすっきりした画像になるが、まだふんわりしている。F5.6ではさらに抜けが良くなり普通のレンズに近づいていく。F8まで絞ると、順光では現代のレンズと比較しても勝るとも劣らない程、画面全域で極めてシャープな描写となる。同じ単焦点でも、絞っても当たり前の変化しかしないマイクロニッコールに比べると、絞りによっていくつもの異なる描写が見られるこのレンズは面白い。
Ai Zoom-Nikkor 80-200mm F4sは本当に良く写るレンズだ。クセのないすっきりとした描写をするプロズームだ。だが、色だけはちょっと変わっている。あるレンズについて「色のりがいい」という言い方をする人がいるが、俺にはそれの意味がわからない。このレンズがそれなのかどうかは分からないが、このレンズははっきりと違う。ピンクやオレンジが明るい色で写る。レンズによってこんなにも発色に個性があっていいのか不思議なくらいで、言ってみれば明るく華やかな色だ。肌や緑が良く映える。
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