ペンFでのカラーも久しぶり。いつも38mmレンズしか使わないが、今回は100mm/3.5で撮ったものも混じっている。
ハーフ判フィルムのスキャンはCanoScan8800Fでは満足な解像感が得られない。
デジタル化の方法はいつも通りだ。D700にベローズ・スラ イドコピア、Ai Micro-Nikkor 55mm F3.5を使用。近距離収差補正機構の無いAi Micro-Nikkor 55mm F3.5では、倍率が2倍にもなると像側の像面湾曲が顕著になり、周辺部のボケがひどくなる。これを回避するために、レンズはBR2リングでベローズ先端に逆付けしている。照明は5000°Kのライトボックスだが、更にスライドコピアに青いゼラチンフィルターを貼る。これを貼らないと複写画像ではBlueのヒスト グラムがハイライト側で飽和し、ネガポジ反転後に暗部がオレンジ被りしてしまうのだ。撮影時のホワイトバランスは5000°Kに、ピクチャーコントロールでは シャープを標準+2程度、コントラストは最も高い値に設定。複写時はD700の背面液晶で、一枚一枚RGB別のヒストグラムを確認し、RGBいずれも飽和やツブレがないように露光を調整。複写が終わったらphotoshopでネガポジ反転し、ヒストグラム上下の階調の無い部分をカット(自動レベル調整)。 RGB全体のガンマレベルで画像の明るさを微調整した後、ガンマレベルのBlueだけ操作し、ホワイトバランスを調整する。カラーはモノクロより少し手間 が掛かるが、本当に骨が折れるのはカラーもモノクロもphotoshopでのゴミ取りだ。複写時にホコリについては細心の注意を払っているが、やはり小さ なホコリは残ってしまうのだ。
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