2009年2月10日火曜日

三脚 VANGUARD Elite 4S

今使っている三脚がちょっと華奢なので、もう少し大きめの中国製三脚を購入。VANGUARDは、怪しい望遠レンズなどを作っている台湾のメーカーだ。普通買ってはいけない商品ばかりなのだが、このメーカーの三脚が意外といいという。激安だが十分普通に使えるというのでこれにした。届いた物を見るとずいぶんしっかりしている。

上:新しい三脚 VANGUARD Elite 4S (新品 12,800円 R堂)
脚がカーボンなので釣竿みたいな感触。
下:以前から使っているもの。古いGITZO製だが、小型で華奢。
重さはどちらも全く同じ(2.6kg)

下のジッツオは、小型でもきっと頑丈なんだろうと思い込んで、以前中古品を安く入手したものだ。だが、小さすぎて華奢だ。ジッツオが頑丈だというのは、とても持ち運べないような5型クラスの物のことを言うのだろう。小型で同寸の物ならスリックやベルボンの方がいいと思う。RB67は重いので、この変なジッツオの代わりを探していたところ、VANGUARDを見つけたという次第だ。安くて変なメーカーでも、太くてでかいし、ガタもたわみもなく、思ったより作りがいい。VANGUARDには通常のクイックシューの他に、大ネジ用のクイックシューも付属していて便利。この雲台、真下には向けられるが、上には少し(30度)しか向けられないという弱点があるが、クイックシューには前後が無いので、カメラを前後逆に取り付ければ天頂方向の撮影もできる。

2009年2月9日月曜日

RB67

この前、フィルムバックの漏光を修繕したRB67。カブリもなく順調だ。


マミヤRB67プロ, セコールNB127mm/F3.8
ネオパン400プレスト SPD1:1希釈 18℃
CanoScan8800F 2400dpi
画像クリックで長辺1280pixに縮小した画像を表示

2009年2月7日土曜日

CanoScan 8800Fで135判(モノクロ)スキャン

CanoScan 8800Fで135判のモノクロネガをスキャンした画像と、D700とスライドコピアで複写した画像を比べてみた。なお、フィルムはネオパン400プレストをスーパープロドール現像液でISO1600に増感したものである。

CanoScan 8800F
   
CanoScan 8800F 4800dpiでスキャンした画像(4480x6032 pix)を、長辺がD700の画像と同じサイズ(3161x4256 pix)になるように縮小

D700+スライドコピアでネガを複写
  
D700 AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED スライドコピアPS-2(2832x4256 pix)

スライドコピアの画像の方が粒子がはっきりしており暗部のトーンも良好だが、画面周辺部にスライドコピアの枠のカゲリによる光量ムラが出てしまった。
CanoScan 8800Fは最大解像度でスキャンしている。画像は27MPにもなるが、サイズの割に含まれる情報は少ないため、画像を12MPのD700並に縮小している。それにも関わらず、画像全体がぼんやりしている。暗部のトーンも潰れてしまっているし、ハイライトも飛び気味だ。暗部が潰れることからもわかるが、上の画像では下側の暗部がネガ素抜け部分と区別できずに、コマの端を検知できない。このため、ネガ上のコマの大きさは24x36mmだが、長辺方向が31.92mmしか読みこまれていない。(EPSON機では、コマ検知をOFFにして6コマスリーブ全体の画像からクロップ出来たので、このような問題は回避できた*)
CanoScan 8800Fはフィルムスキャン専用機ではないため、比較的輝度差の少ない反射原稿でも十分な階調を得るために、フィルムスキャン時のダイナミックレンジに制約が出るのだろう。当たり前だが、D700のようなデジカメでは被写体を直接撮影するために作られているので、フィルムの複写には最適とは言えないが、どんなに濃淡の激しいフィルムでもヒストグラムを見ると使われてる階調はダイナミックレンジ全体の半分程度しかなく、トビ・ツブレなどありえない。(逆に眠い画像になるため、ヒストグラムの上下の何も無い部分をカットする必要がある)
CanoScan 8800Fの135判スキャンは不満だ。トーンもシャープネスも両方不満だ。しかもモノクロの場合なので、カラー主体に使うとしたら更に不満だろう。

*後日、CanoScan8800FでもEPSON機同様、コマ検知をOFFにして6コマスリーブ全体の画像からクロップする方法が判明した。

2009年2月6日金曜日

RB用のSEKORはどのぐらいシャープなのか?

6x7判は135判よりも画面サイズがでかい分、粒状性の面では135判よりも高精細な画像が得られるはずである。また、解像度という意味でのレンズ性能が多少悪いとしたところで、それが問題にならないくらいに、プリントの大きさに対する引き伸ばし倍率が低くて済む。そして、ひとつの通説がある。「中判用レンズは135判用に比べると画面サイズがでかい分、レンズ性能には甘えがあり、135判用のレンズほどシャープではない」というやつだ。それって本当なのだろうか?
RB67用のレンズを、ベローズを使って無理やりD700に取り付けて試してみた。135判用の同じ焦点距離の単焦点レンズが無いので、比較するのはズームレンズになるが、D700で使う分には何の不満もないレンズだ。デジカメでのピクセル等倍画像では、SEKORがほんの少しコントラストが低く解像感も劣るように見えるが、思ったより大きな違いはないようだ。135判用レンズと比べて大きく劣るようには思えないし、フィルム用としてもデジカメ用としても十分にシャープだと思う。135判の4倍の面積がこの画質で埋め尽くされると考えると、6x7判の画像がいかに高精細かがイメージできる。

以下すべて、D700で撮影した画像の画面中央部 320x240 ピクセル部分


Mamiya-SEKOR NB127mm/F3.8 : F3.8開放



AF Zoom-Nikkor 80-200 F2.8
 :  F3.5


F3.5Mamiya-SEKOR NB127mm/F3.8
 :  F11


AF Zoom-Nikkor 80-200 F2.8
 :  F11

2009年2月2日月曜日

RB67 漏光の修繕

チャリンコに三脚を縛り付け、RB67を持って海の近くまで出かけると、8x10で修行をしているという青年に出合った。いいなあ。俺はついこの間、8x10作家の柴田敏雄さんの写真展を見て、大判カメラにただならぬ興味を持っていたりする。このご時世、4x5くらいならカメラやレンズ自体は非常に安く買えるし、巨大な引伸機や暗室が無くてもエプソンのスキャナGT-X970を買えば十分楽しめるだろう。意外に大判の敷居は低いようにも思えるが、現像タンクが2万円以上したり、実は三脚の方がカメラより高価だったりして、うっかりするとドツボにはまってしまう。ましてや8x10なんて現像タンクは一体いくらするんだろう。(上の青年はバットで現像すると仰っていたが、それには暗室が要る) そういうわけで、今の俺にはブローニーしかなかったりする。

帰って撮影したフィルムを現像したところ、漏光を発見した。後ろから2枚のコマだけだ。フィルムバックのモルトが朽ち果てていて心配だったが、やっぱりか。モルトの貼り替えをせねば。

マミヤRB67プロ, セコールNB127mm/F3.8
ネオパン400プレスト
左の方に縦に光の筋が入っている。

これも。縦位置で上部に水平にカブリの線が。

フィルムバックの腐ったモルトをドライバーや割り箸でこそぎ取り、綿棒にアルコール付けてベタベタを拭き取る。モルトは有楽町B店などに売っているが、わざわざ買いに行くのも何なので、今回は黒いフェルトと両面テープで修繕する。フェルトに両面テープを貼った後、事務用の台板の付いたカッターを使うときれいに細く切れる。細い溝に貼り込むときは、両面テープが余計なところにくっついたりして難儀だが、貼るところを水で薄めたアルコールで濡らしながらやるとやり易い。


赤線の部分にモルトが使われていたので、すべて黒のフェルトに交換。

裏蓋やフィルムホルダーの外周は、意外とかみ合わせが浅く、遮光にはモルトが結構重要に思える。フェルトでうまくいかなかったら、モルトを買って来よう。
あれ?この穴、貫通してる。ビスが一個無いのはフェルトを貼る前に見つけたが、貫通してるのは知らなかった。ああ。原因はこれに違いない。しまった。一生懸命モルトをこそぎ取って、がんばってフェルトを貼ってしまった。まあいいか。どうせモルトも怪しかったから。

フィルムバックのカメラ側と密着する面。上部のビス一本が脱落していた。
穴は内側のガイドレールあたりに貫通している。
同じビスを探すか、何か詰め込んでおこう。

最初の画像を、CanoScan 8800Fののおまけに付いてきた
Photoshop Elements 5.0の「焼きこみツール」でカブリ部分を修正。
たった1分でぱっと見分からない状態に。フォトショップすげー。

こっちも修正。

2009年1月31日土曜日

フィルムのデジタル化 CanoScan 8800F vs スライドコピア

フィルムをデジタル化する場合の方法についてこの1年間研究して来たが、概ね結果が出た。

ハーフ判
CanoScan 8800Fの最高解像度4800dpiでは高精細な画像を取り込むことはできない。L判サイズ印刷用程度なら十分だが、それ以上は無理。D80とベローズ・スライドコピア、マイクロニッコール55mm F3.5との組み合わせで複写する方法により、A4印刷にも十分な極めてシャープな画像が得られる。
撮像素子がフルサイズである
D700の場合には、マイクロニッコール55mm F3.5をBR-2リングでベローズ先端に逆付けすることにより、ちょうど2倍相当の倍率となりまた、像面湾曲の影響による周辺画質の低下を回避できる。これでD80の場合と同様、画面周辺部まで極めてシャープな画像が得られる。

135判
CanoScan 8800Fは、最大解像度4800dpiで読み込むことで辛うじてA4印刷も可能なある程度シャープな画像が得られるが、ハイライトの飛びや暗部の潰れが起こりやすく、輝度差のあるフィルムでは諧調表現に不満がある。D80とベローズ・スライドコピア・マイクロニッコール55mm F3.5で複写する方法では、これよりもずっとシャープな画像が得られる。フルサイズのD700の場合、近距離収差補正機構のないマイクロニッコール55mm F3.5では、像面湾曲により周辺画質に問題が生じる。AFマイクロ60mmF2.8Gを用いることで、画面周辺部まで極めてシャープな画像が得られるが、等倍以上に倍率を上げることができないため、枠が写りこんだりフレーミングがシビアになったりして利便性に欠ける。利便性を考慮すればCanoScan 8800Fを使うことになるだろう。

ブローニー
CanoScan 8800Fを使えば、6x7判・2400dpiで30MPのスキャン画像が得られ、A3印刷にも十分なシャープな画像が得られる。最高解像度の4800dpiでスキャンし、30MPに縮小すれば、僅かながら更にシャープな画像が得られる。ハイライトの飛びや暗部の潰れが起こりやすく、輝度差のあるフィルムでは諧調表現に不満がある。
デジカメでネガを複写する方法ではブローニーの高精細画像を生かすことができないが、思ったより実用的な画像が得られる。

参考画像(ハーフ判ネガの場合)

D80+ベローズPB-5+スライドコピアPS-2+マイクロニッコール55mm/3.5
全体画像 2592x3872(3.56MB) の中央部分拡大


CanoScan 8800F 4800dpi
上と同じ部分の拡大

CanoScan 8800Fでハーフ判スキャンその2

前回の続きである。CanoScan 8800Fでハーフ判ネガをスキャンしたが、ボケ気味に見える。ネガキャリアに挟まずに原稿台ガラス面に直置きして比較してみた。残念ながら、何ら違いは無い。ハーフ判に関してはネガをデジカメで複写した方が遥かにシャープだ。ライカ判についてはまだテストしていないが、この分だとA4印刷用のスキャンが実用になるかならないか、といったところだろう。

全体画像
PEN-F zuiko 38mmF1.8
DNPセンチュリア100
2592x3872 pix


ネガキャリア使用

ネガのベース面を下にし、ガラス面に直接置いてネガキャリアで押さえたもの

ネガの乳剤面を下にし、ガラス面に直接置いてネガキャリアで押さえたもの
(スキャン後鏡像に加工)


CanoScan 8800Fでハーフ判スキャン

CanoScan 8800Fでハーフ判フィルムをスキャンしてみた。予想通り、2コマ1組としてしか認識されない。左右のどちらか一枚を指定し、手動で1コマづつ範囲指定して取り込むしかない。
CanoScan 8800Fの画像はかなり不満。スキャン時のピント面がおかしいのか、細部はボケボケだし、粒状感もまったくない。最大読込解像度の4800dpiでも、ハーフ版フィルムの凝縮された情報を読み取るには、このスキャナの性能は完全に不足している。おそらく、ハーフ版の情報を引き出せるフィルムスキャナは市場に存在しない。なぜなら、フラットベッドではないフィルム専用機や、業務用の大きなスキャナの目的は、そもそもフィルムの粒状感を嫌うがために使用される、より大きなフォーマットのフィルムをスキャンすることを目的としているからだ。粒状感は一般に嫌われ者であり、粒子まで解像する性能のスキャナは市場では意味がないはずで、性能の最大は粒子を解像する寸前でいい。しかし、135判の高感度フィルムやハーフ判を好む俺にとっては、粒子に埋もれて実際には写っていない部分こそが大事なわけで、細部の奥行きを感じるためには、粒子までしっかりプリントする必要がある。もちろんドライバの粒状感低減機能はOFFにしているが、いかんせんこのスキャナに粒子を十分読み取るまでの性能はない。もちろん、ブローニーの場合ならこのスキャナで十分だ。原稿が大きいので読取解像度が低くても印刷に必要な画像サイズは得られるし、そもそもブローニーでは粒状感を出す必要がない。
D80とマイクロニッコール・スライドコピアで複写する方法では、粒子のざらつきまでちゃんと写る。この方法で取り込んだネガは粒子がボケずに見え、A4で印刷しても十分に精細感があり、アナログプリントで言う「引き伸ばしボケ」のような甘い印象が無い。今後、ネガキャリアの調整や原稿面ガラスの撤去等の方法でピント調整をしてみて、改善できるかどうか研究していくことしよう。

全体画像
PEN-F zuiko 38mmF1.8 DNPセンチュリア100
2592x3872 pix



CanoScan 8800F 2592x3872サイズ指定
2592x3872 pix (1.50MB)


D80+ベローズPB-5+スライドコピアPS-2+マイクロニッコール55mm/3.5
2592x3872(3.56MB)

2009年1月30日金曜日

CanoScan 8800Fでブローニー(6x7)スキャン

スライドコピアでフィルムを複写するのをいい加減に止めようと思い、フィルムスキャナとしてCanoScan 8800Fを導入。早速、RB67で撮ったモノクロネガをスキャンしてみた。出力サイズは指定せず、指定した解像度で読み取るようにした。1200dpiで、6x7ネガをD700で複写したのと似たようなピクセル数になる。ネガを複写したものより、CanoScan 8800Fの方がシャープで安心した。なかなか良い感じだ。A4か六切なら1200dpiで十分だ。
さて、どこまでいけるのだろう?2400dpiでは、ただ拡大されただけのようにも見えるが、1200dpiでのスキャン画像と同じピクセル数に縮小すると、1200dpiよりもシャープ。4800dpiでは画像サイズが大きくなりすぎ、そのまま使うことは無いだろうが、2400dpiと同ピクセル数に縮小すれば、2400dpiでスキャンした画像よりも僅かながらシャープになり、A3・300dpiでインクジェット出力するには十分な画像が得られる。これ以上の解像度もドライバで指定できるが無意味。試しに6400dpiでやってみたが、ボヤボヤのでかい画像になるだけで実用性は無い。(スペック上は最大4800dpi)
この機種の実用読取解像度の範囲は1200~2400dpi程度と思われる。4800dpiでは僅かに違いがあるが、画像サイズに見合う情報量は無いので、スキャン後にサイズを縮小するのが正しい。
ブローニーの場合、原稿サイズが大きいのでA3出力にも十分な画像が得られるが、135判の場合は、A4程度の出力が上限になるかもしれない。

CanoScan 8800F(Amazon:¥22,188)

全体画像
マミヤRB67プロ, セコールNB127mm/F3.8, F11 1/250秒

ライトボックスにネガを置き、ガラスで押さえてD700+マイクロニッコール60/2.8Gにて複写
6x7のアスペクト比に合わせ、両端をトリミングした画像(3468x2832 pix)の中心部320x240pix

CanoScan 8800F 1200dpi
スキャン画像 3072x2508 pix(1.65MB) の中心部320x240pix

CanoScan 8800F 2400dpi
スキャン画像 6144x5016 pix(4.68MB) の中心部320x240pix

CanoScan 8800F 6400dpi
スキャン画像 16384x13376 pix(17.6MB) の中心部320x240pix

2009年1月28日水曜日

RB67のテスト撮影・初めてのACROS

RB67のテスト撮影に出かけた。重いカメラだが、荷物はこれ一つなので大丈夫だ。大きな三脚はご免なので小型三脚の代わりにクランプポッドをバッグに入れる。レリーズと露出計も。RB67は面白いカメラだ。引き蓋を抜かないとレリーズできないようになっていたり、フォーカスが前板繰り出しの蛇腹なのに、自動絞りとレンズシャッターのチャージやレリーズが、ちゃんとボディ側と連動するという、この複雑な機構に関心する。見た目が蛇腹なので、無限遠なんて適当なのかと思えば、ちゃんと距離計があり、蛇腹最短で無限遠になるように作られている。ミラーショックも無く、希望すればミラーアップ操作もできる。こんなにも古くて、使い込まれているにもかかわらず、各部の操作にはどこにもガタや不具合がない。あえて言うならフィルムバックのモルトが溶けているのと、レボルビングのグリスが固いぐらいだ。あれこれ関心しながらフィルム一本を撮影。今回初めてACROSというフィルムを使った。135判なら微粒子フィルムは無用だ。だが6x7なのでせっかくだからISO100の微粒子フィルムを使ってみた。
 話がそれるが、プレスト以前のネオパンはベースの青紫色が濃く、ネガの濃度が分かりにくかった。このため、写真を始めた頃は、ベースの色が薄いトライXを好んで使っていたが、1986年にネオパン400プレストが発売された時、一緒に発売されたスーパープロドール現像液と共にこのフィルムの絶大な愛用者になった。長尺の缶を灰皿にしていた頃もあったが、いつしか写真を撮ることもない生活に。去年10年振りにはじめたモノクロ現像だが、今でも白黒フィルムは以前と同じネオパン400プレストだ。俺はこれしか使ったことが無いし。何でこんな話をするかというと、ACROSの現像で驚くべき現象が起こったからだ。ミクロファインを買うのを忘れたので、いつもどおりスーパープロドールの1:1希釈液で現像する。俺は現像液を入れる前に、水を入れる。現像液を馴染みやすくし、てなるべく現像ムラをなくすためだ。時間は決まっていない。タンクに水を入れ、振ってからすぐに入れた水を排出する。うわ!何じゃこりゃ。真っ黒に近い、物凄い濃い青紫色の水になって出て来た。液の写真を撮るひまが無かったので絵で書いたが、物凄く驚いた。過去に使ったことがある、どの白黒フィルムでもこんな液が出たことは無い。不気味だ。タンクが新品だったせいで何かの科学反応が起きたのだろうか?しかし入れたのは水だし、フィルムから染み出したとしか思えない。何だろうコレ。120フィルムなので裏紙のエキスが染み付いてるとか。悩んでいるひまは無い。なんだかよくわからないので、もう一度タンクに水を入れてすすぐ。今度は薄い青紫色だ。このぐらいなら普通なので、今度こそ現像液を注入。排出されたスーパープロドール液には着色は無い。定着まで終えたネガは正常だった。何だったんだろう。ナスの漬物の汁みたいな、凄まじい色だった。もしあれが普通なら、いきなり現像液を入れる方法だと、現像液を何度も使いまわすと墨汁みたいになるに違いない。ACROSを使っている人にはこれが常識なんだろうか?
*本件については、120フィルムのプラスチックベースに塗布されている、ハレーション防止用の染料が前浴で流れ出ているものであることが後日判明。前浴しない場合、なぜか現像液は着色されない。
マミヤRB67プロ, セコールNB127mm/F3.8, F11 1/250秒

マミヤRB67プロ, セコールNB127mm/F3.8, F11 1/60秒
ネオパン100ACROS スーパープロドール1:1希釈 20℃

フィルムスキャナが無いので、ネガの取り込みにはライトボックスとD700+マイクロニッコール 60/2.8を使用。RB67はフィルムバックのモルトが溶けており漏光が心配だったが、カブリや光線引きも無いようだ。フォーカスも問題ない。レンズもクリアーだ。フレームに太陽が入ってもゴーストが出るだけで、フレアっぽくなったりしない。