ともあれ気をとりなおして、カリスマ修理店で最高レベルのメンテナンスを受けた(泣ける)Reflex-Nikkor-C 500mm F8を携えて試し撮りに。
Nikon D700 Reflex-Nikkor-C 500mm F8
ISO800 1/3200sec(手持ち)
撮影場所:東京港野鳥公園/城南島海浜公園
軽量なのが裏目に出るのか、500mmともなると非常にブレ易い。ブレないための最低シャッタースピードが焦点距離ミリ分の1秒なんて言われたりするが、その話が通用するのは300mmぐらいまでだと思う。500mmは300mmなんかとは比較にならない程、とんでもなくブレ易い。手持ちの場合、1/2000秒が300mmレンズで言う1/30秒ぐらいの感覚で、ほとんどブレる。三脚の場合、シャッタースピードが高速でも微振動の影響が非常に大きいようで、下手をすると1/2000秒でもブレる。ミラーアップは必須だろう。サギの画像は1/1600秒、全体画像ではブレはわからないが、下の当倍画像を見ると間違いなくブレている。その上のカニの画像も心なしか微妙にブレているように見えなくもない。
描写については大口径EDレンズのようなキレは無い。単に解像度として見れば、80年代の廉価ズームの望遠側並かもしれない。口径食による周辺光量の低下も顕著で、絞りようがないレンズだけにどうしようもない。海面を逆光で写した画像では、周辺部のリングボケがC字型どころか、鏡筒によるケラレが半分以上にも及んでいるのがわかる。だが、色収差が無いのでクリアーで抜けが良い印象なのは確かだ。逆光でもコントラストは高く、画面周辺まで画質が均質なところなんかは、ニッコールらしい堅実な一面でもある。一癖どころか癖まみれのへんてこレンズだが、そこらへんの全てがミラーレンズの神秘的な魅力でもある。
ISO800 1/3200sec(手持ち)
撮影場所:東京港野鳥公園/城南島海浜公園
軽量なのが裏目に出るのか、500mmともなると非常にブレ易い。ブレないための最低シャッタースピードが焦点距離ミリ分の1秒なんて言われたりするが、その話が通用するのは300mmぐらいまでだと思う。500mmは300mmなんかとは比較にならない程、とんでもなくブレ易い。手持ちの場合、1/2000秒が300mmレンズで言う1/30秒ぐらいの感覚で、ほとんどブレる。三脚の場合、シャッタースピードが高速でも微振動の影響が非常に大きいようで、下手をすると1/2000秒でもブレる。ミラーアップは必須だろう。サギの画像は1/1600秒、全体画像ではブレはわからないが、下の当倍画像を見ると間違いなくブレている。その上のカニの画像も心なしか微妙にブレているように見えなくもない。
描写については大口径EDレンズのようなキレは無い。単に解像度として見れば、80年代の廉価ズームの望遠側並かもしれない。口径食による周辺光量の低下も顕著で、絞りようがないレンズだけにどうしようもない。海面を逆光で写した画像では、周辺部のリングボケがC字型どころか、鏡筒によるケラレが半分以上にも及んでいるのがわかる。だが、色収差が無いのでクリアーで抜けが良い印象なのは確かだ。逆光でもコントラストは高く、画面周辺まで画質が均質なところなんかは、ニッコールらしい堅実な一面でもある。一癖どころか癖まみれのへんてこレンズだが、そこらへんの全てがミラーレンズの神秘的な魅力でもある。
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