2009年1月16日金曜日

AF-S Micro 60/2.8G試写

AF-S Micro 60/2.8Gを持って公園へ。このレンズは、撮影距離によってファインダー内に表示されるF値が変化する。インナーフォーカスなので、撮影距離によって焦点距離が変化し、実効F値が変化するのだ。開放の場合、数十センチの距離ではF3.0~F3.5程度、等倍付近ではF4.8程度になる。SWMのフォーカスは超速いが、逆光では外しやすい。問題のナノクリ効果だが、条件によってはもちろんゴーストやフレアは出る。しかし、逆光時にクリアーなのがファインダーで分かる。

D700 AF-S 60/2.8G 絞り開放

こういう条件ではフレアやゴーストは出ない。太陽がフレームから外れたあたりで激しいフレアが起こるが、他のレンズに比べるとコントラストの低下が少なくコーティングの良さがうかがえる。暗い緑色のゴーストが出る場合もあるが、古いレンズに比べればずいぶん良好だ。

D700 AF-S 60/2.8G 絞り開放

後ボケの拡大。丸ボケに非球面レンズによるものと思われる同心円状の模様が見える。

周辺光量のチェック
絞り
F2.8開放(ヴィネットコントロール OFF)

周辺光量のチェック
F5.6
(ヴィネットコントロール OFF)

開放~F4までは周辺光量が不足するが、F5.6まで絞るとほぼ解消する。開放から完全にシャープなレンズなので、周辺光量を確保するためだけに絞るのはもったいない。こういうレンズのためにヴィネットコントロールがあるのだろう。

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