2012年11月26日月曜日

RICOH R8にて

D800E本体とAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIが修理中なので、カメラはRicoh R8だ。前回の記事でD800Eで撮ったのと似たような画像だ。ぶっちゃけコンデジもフルサイズもパッと見大差ない。R8の色を濃い目に設定しているので、むしろこっちの方が色が鮮やかできれいだ。












画像クリックで大きいサイズ(1280x960pix)の画像を表示します。
Ricoh R8 
f=5.7-35.4mm(35mm換算28-200mm相当) ISO=100 F3.6-6.2
色の濃さ(薄い/標準/濃い)設定=「濃い

先週の初め、D800E本体はこれまでに二度依頼してまだ直っていない左端フォーカスポイントが後ピンになる問題と、ファインダーの水平が狂っている件で 修理に出した。D800Eは、ファインダーの格子線表示を目安に水平を合わせていたが撮影画像がすべて右下がりになる。ファインダー格子線については元々 疑問はあったが、前回ファインダー清掃のため工場に送ってもらい、戻ってきた後に狂いが大きくなっている気がしたため、今回修理内容に指示させてもらっ た。修理依頼後、SCから掛かってきた電話での説明によると、液晶パネルは構造上調整が不可能で、格子線はあくまで目安に過ぎないという。目安という言葉 をどういう意味で言ったのか分からないが、なんと格子線は水平を合わせる目安には一切ならず、水平を正確に合わせる場合はファインダー視野枠を使ってく れ、なんだそうだ。実はそこら辺は薄々知っていた。以前の機種でも同様の構造らしいことは聞いたことがあるからだ。実画像と視野枠の視差はプリズムの傾き によって調整できるものの液晶パネルとプリズムとの関係は固定的であるらしい。残念だがそこら辺はD800でも同様らしく、この件はもう仕方がない。だ が、フォーカスポイントと、AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIの片ボケは絶対に直してもらう。しかし、SC側の主張はまたもや、D800Eの左端フォーカスポイントとAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIも正常範囲内であるからして、明日にでもとっとと取りに来やがれとの厳しい仰せである。俺的には、それはもうウンザリで御座いますからして、一目瞭然 のサンプル画像を提出したにも関わらずそのようなお馬鹿もいい加減にしていただきたく、今回こそは交換を含め何らかの処置をしない限り、このままでは絶対 に受け取りませぬ、と懇願したところ、渋々工場へ送ると言ってくれた。でも直るとは限らない、だの怪しい返事をするので、直らない限り何度でもお持ちいた しますから、と念を押しておいた。

2012年11月19日月曜日

森の落し物

今日は風が少し冷たいものの、陽だまりが心地よい良い天気だった。立冬を過ぎてから急に寒くなったので、いつもの森の色付き加減が気になっていた。先週まで全体が緑色だったカエデの木は、枝先が赤くなり始めていた。
足元を見ると、残った緑に良く映えるピンクの容器が散乱している。波打ち際で見つけるとちょっと嬉しいあの容器だ。粋な人がいるもんだ。野趣あふれる森でひっそり浣腸だとか、もう風流すぎる。でも多すぎないか。ぱっと見10個はある。謎が深まる。秋も深まる。








Nikon D800E, AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

最後の画像の一部だが、ちょっと懐かしいスカイフィッシュの姿が。シャッタースピードは1/200秒。

2012年11月6日火曜日

AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIの片ボケ

AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIの片ボケの件で、再度テストしてみた。カメラ側のAF微調整を使って探ったところ、70mm側右側の片ボケの正体は、レンズ右側の極度の前ピンだった。中央と左端についても位相差AFでは前ピンだが、ともにAF微調整+10で最良となり、中央と左端でのピント差は無い。カメラ側でAF微調整幅いっぱいの+20にすると画像右側の前ピンは減り、画像左右での画質差は一見少なくなるが、画像中央から左は当然後ピンになり、コントラストとシャープネスが低下する。200mm側ではAF微調整をしない状態が最も良好なため、70mm側を基準にAF微調整で細工すると200mm側が使い物にならなくなる。片ボケを直さない限りこのレンズ本来の解像力は得られない。

70mm時 全体画像
AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II, Nikon D800E
f=70mm F5.6, VR=OFF, 三脚・レリーズ使用・ミラーアップ

画像クリックでピクセル等倍のクロップ画像を表示します。

元画像 (4912x7360)  

70mm時のピクセル等倍クロップ画像の上段はAF微調整無しの状態。右端のボケがひどい。中断がAF微調整+10。AF微調整なしよりも中央部が解像している。左端は微差だがAF微調整無しよりも良い。下段はAF微調整+20で、右端はこれが一番ピントが合っているが、中央部と左端は後ピンとなり、シャープネスが低下している。なお、撮影場所から対岸の左右までの距離はいずれも1520m前後で、ほぼ等距離であることは地図で確認済みだ。また、VRをONにして違いがあるか確認してみたが結果に違いはなかった。もちろん、テストではプロテクターなどのレンズフィルターは付けていない。一応、DHGスーパープロテクトを付けた場合も確認したが画像に違いはなかった。

200mm時 全体画像
AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II, Nikon D800E
f=200mm F5.6, VR=OFF, 三脚・レリーズ使用・ミラーアップ

 
画像クリックでピクセル等倍のクロップ画像を表示します。

元画像 (4912x7360)


200mm時のピクセル等倍クロップ画像を見ると、上段のAF微調整無しの状態が最も解像している。左右の画質差はほぼ無く、AF微調整+10~+20を行った中段下段は後ピンとなり、逆にコントラストとシャープネスが低下している。
メーカーへは二度修理を依頼したもののSCでは異常が無いと言う。その後、ボディごと工場へ送ってもらったが正常範囲との一点張りでつき返され、現在に至る。やっと買った高級レンズなのに、恒例の不良品を掴まされた挙句、これで正常範囲だというメーカー側の驚異の見解である。悲しくて悔しくて夜も眠れない日々が2ヶ月間続いている。

画像クリックでピクセル等倍のクロップ画像を表示します

この画像は、同じ倉庫が画像の右端にある場合と左端にある場合の比較。左右の差は一目瞭然だ。安いレンズでは周辺画質がこのレベルというのもあり得なくはないが、このレンズは現状でも画像左半分は中央からまで極めて良好な画質が得られることから、このレンズが正しく調整されていれば、右端の画質は現在の中央と右端の中間あたりと同等と考えられ、正常品ならば周辺画質はここまでひどくはないと考えられる

一般画像
画像クリックにて元画像(4912x7360)を表示します。
AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II, Nikon D800E
f=70mm, ISO 100, F5.6, ピクチャーコントロール=[SD]