2014年7月21日月曜日

EOS M Magic lanternのモーションディテクトで稲妻撮影

日曜の日没後、すごい雷雨がきた。稲光が見えたので写真に撮ってみた。 EOS Mを三脚にセットして、最初の一枚目で偶然上手く取れた。稲妻を観察してみると、連続して何度か同じ場所に現れるらしい。ちょっと光ったのを合図にシャッターを押す。シャッタースピードは2.5秒で、幕が閉じる前にまた光れば成功だ。とはいえ、成功するには何度もシャッターを押す必要があり、だんだん面倒になってきたところで、Magic lanternにMotion Detectのメニューがあったのを思い出した。これが結構上手く動作する。Trigger levelは1~30の値で指定するが、今回は10~3くらいでいいみたいだ。カメラを空に向けて放っておけば20回に1回くらいは稲妻が写る。



画像はコントラスト等加工し、トリミングしたもの。
Magic lanternのMotion Detectを使用。
EOS M, EF-M22mm F2 STM
ISO100 F5.6 シャッタースピード1/2.5秒, WB:タングステン

2014年7月14日月曜日

EOS M マニュアルフォーカス時にLV自動拡大表示

EOS用のフリーウェア「Magic Lantern」を入れてみる。インストールは簡単で、Magic LanternのHPからzipファイルをダウンロードし、解凍したファイルをSDカードのルートディレクトリにコピーするだけ。EOS M用の安定版リリースはまだ無いそうで、現在はナイトリービルドのmagiclantern-Nightly.2014Jul08.EOSM202.zipがダウンロードできる。ダウンロードファイルに含まれるEOSM_202.firは、SDカード上のautoexec.binを実行するようにカメラのファームウェアを書き換えるためのものだそうで、初回起動時はこれを用いてカメラのメニューからファームウェアの更新を行う。以降、電源投入時に自動的にMagic LanternがSDカードから読み込まれ、通常のファームウェアと同居した状態で起動するようになる。Magic Lanternには様々な機能があり、一体何ができるのか俺には良く分からないが、メニューを見ているとマニュアルフォーカス時に便利な機能を見つけた。MF時に便利なのは、画面右下の虫眼鏡アイコンをタップせずに、表示をx5倍またはx10倍に拡大できる機能だ。これを有効にすると、シャッター半押しやフォーカスリングの手動操作に連動してライブビュー画面が自動的に拡大されるようになる。設定するには、タッチスクリーンを二本指タップしてMagic Lanternメニューを表示させ、Prefs内のLive View zoom tweaksを選択する。



Zoom x5とZoom x10はどちらかをONにする。両方ONにしてもx10表示になるようだ。Zoom with Focus RingをONにしておくと、カメラのフォーカスモードがMFまたはAF/MFの場合に、EF-Mレンズのフォーカスリングを回すことで自動的に拡大表示になる。自動拡大された場合は、フォーカスリングから手を離して3秒間待つと通常表示に戻る。Zoom on Half ShuttterはカメラのフォーカスモードがMF時に有効。ONにしておくと、シャッターボタン半押しに連動して拡大表示になり、シャッターボタンから手を離すことで即座に通常表示に戻る。 EF-M22mmレンズでの近接撮影時や、マウントアダプターを使ってMF撮影する場合に、タッチパネルの虫眼鏡マークを何度もタップしたりカメラを持ち変えたりせずに表示の拡大と解除が出来るので、手持ち撮影時のMF操作が劇的に楽になる。
Magic Lanternにはフォーカスピーキングを有効にする機能もあるが、試してみたところ表示が小さくて見辛く、ピントを合わせる目的にはまったく役に立たなかった。

2014年7月13日日曜日

EOS Mで散歩

昨日はスーパームーンだった。地図で角度を調べてみると、城南島へ行けば水平線から上って来るスーパームーンを背景に、D滑走路に着陸する飛行機のシルエットが撮れそうな気がした。昼間に行ってみたところ、水平線付近のガスが濃く、これでは月の出は見られそうにない。スーパーで買い物をして帰る。

EOS M, Ai Micro-Nikkor 105mm f/2.8S

EOS M, Ai Micro-Nikkor 200mm F4 IF

EOS M, EF-M22mm F2 STM ISO100 F2.0

ツタ(蔦)の吸着根。茎が枯れても吸盤同士をつなぐ細い茎と黒いツブツブが残り、不思議な図形を描く。以前に見つけたものでとても気に入っている画像があり、これに似た吸着根の痕が素敵なものをいつもそれと無く探している。ツタ自体は珍しくはない植物のように思えるが、ツタ自体を見つけるのが意外と難しい。これまでは、スベスベした塗装が施された送水管やテカテカの塗装がされたコンクリート製の橋脚などで見つけていたが、こういうステンレスの表面にも付くようだ。



EOS M, EF-M22mm F2 STM ISO800 F4.0
色相をややマゼンタ気味に加工。

EOS M, EF-M22mm F2 STM ISO200 F2.8

EOS M, EF-M22mm F2 STM ISO100 F5.6

EOS M, EF-M22mm F2 STM ISO800 F5.6


2014年7月6日日曜日

梅雨の最中

天気が悪いが無理矢理出かける。さっきまで降っていたので足元が悪く、ちょっとしゃがんだだけで蚊にたかられる。うっそうとした森の中はものすごい湿度で、あちこちに色んなキノコが生えている。



ひと際目立つ、鮮烈なイエローの何かが落ちている。うわ、粘菌だ。とても面白い生物らしいが、やっぱり気持ち悪い。なんでこんな黄色なんだろう。

そこいらじゅうだんご虫だらけ。

いろんな種類のキノコがある。もしかすると食える種類のものがあるのかもしれないが、無数のだんご虫が舐めまわしたに違いない。






Canon EOS M EF-M22mm F2 STM
ISO100-400

EF-M22mm F2 STM がこんなに寄れるのを知らなかった。後で仕様を確認したところ最短撮影距離は15センチで、最大撮影倍率は0.21倍、35ミリ換算で約0.3倍になる。この種のレンズは全群繰り出しが普通で、最短撮影距離も焦点距離の10倍程度のものが多いが、なんとこのレンズには近距離収差補正機構が内蔵されているという。パンケーキレンズにフローティングが内蔵されているのは珍しく、EOS Mのキットレンズながら凝った贅沢な作りだ。遠景で非常によく解像することには気付いていたが、近接撮影でも抜群の解像力だ。

ピクセル等倍画像のクロップ

ピクセル等倍画像のクロップ

両腕が蚊に食われて大変なことに。帰りに薬局でウナコーワを買って帰る。もろこしヘッドは見えない場所でも患部に狙いを付けやすく、すごい発明だとは思うが、容器の違いでちょっと値段が高かったりする。

2014年7月4日金曜日

EOS M用 液晶ビューファインダー 改造(その1)

前回の続きだ。先日、LCD-V6という型番のルーペ付きピントフード「キヤノン Canon EOS M対応 3インチLCDフード 液晶ビューファインダー×2.8倍」というものを入手した。視度調整が出来ず見辛い点については、注文しているクローズアップレンズが届いたら取り付けようと思う。今回は取り付け枠のマウント方法を変更する。これ、元々はカメラ底面の三脚穴を使って取り付ける構造になっている。取り付け枠の固定ネジの底面には一応三脚ネジの穴があるものの、そこを使って三脚に載せるのは強度的に無理がある。なので、取り付け枠を上下ひっくり返して、カメラ上部のアクセサリーシューに差し込む方法に変更する。

キヤノン Canon EOS M対応 3インチLCDフード 液晶ビューファインダー×2.8倍

まずは不要な固定ネジとゴムを外す。

上下ひっくり返してEOS Mにのせてみる。アクセサリーシューの上に乗っかっている分を差し引けば、枠はもうちょっと下になり、ほぼ都合の良い位置になる。


EOS Mのアクセサリーシューは三脚穴の真上ではなくて、やや右に付いているようだ。ここに差し込むために、約19ミリ幅の印をつける。

万力にはさんで、けがいた線の外側をヤスリで削り落とす。両側を削り落とした後、ためしに取り付けてみると、幅はOKだがこのままでは長すぎて、シューの奥に突き当たってしまう。長さも3ミリくらい削り落とそう。

加工終了。側面には黒マジックでも塗っておこう。

アクセサリーシューに差し込むことに成功。ちょっときつめなので、簡単に脱落することはなさそうだ。枠の位置もほぼぴったり。

加工前に見つけていた問題だが、実はこの枠がアクセサリーシューにアースされていると、EOS Mのタッチパネルが誤動作したり反応しなくなってしまう。解決策は加工前に見つけてある。枠の内側四辺にパーマセルテープを切って貼り、液晶画面と直接触れないようにすれば大丈夫だ。液晶画面のキズ防止にもなる。

これでOK。タッチパネルもちゃんと使える。枠の位置は、気持ちちょっと上かもしれないが、ほぼぴったりと言っても間違いではない。表示領域がケラレることはない。

フード装着状態。

真横から見た状態。フードが重力方向に押されると、取り付け枠が液晶画面に密着する方向に力が働く。改造前は、フードの重みで取り付け枠が液晶画面からやや離れ、三脚使用時に金具がバネのように振動して、変なブレが起こっていた。

カメラ底部の三脚ネジ穴が使えるので、クイックシューのプレートを装着することができる。

底部の固定ネジがなくなったので、普通に置ける。完璧だ。この方式だと、アクセサリーシューが使えなくなってしまい、ストロボを使う場合に困るのかも知れないが、三脚穴を占領されるよりもずっといい。

2014年7月2日水曜日

EOS M用 液晶ビューファインダー

Amazonで注文したEOS M用の最後のパーツが中国から届いた。「液晶ビューファインダー」という名前の商品だが、要するにルーペ付のピントフードだ。アイカップがやたらでかい。送料込みで1600円くらいだった。

キヤノン Canon EOS M対応 3インチLCDフード 液晶ビューファインダー×2.8倍 

EOS Mに装着した状態。レンズはAi Micro-Nikkor 105mm f/2.8S。

アイカップは折り返すことができる。フード内には植毛紙が張ってある。カメラ側の枠とは磁石でくっつく仕組みで、開口部の四つ角にある突起によりカメラ側の枠と位置が合うようになっている。

カメラ側の鉄製の枠。一応、取り付けネジの底面に三脚用のネジ穴はあるが、あまり実用的ではない。このネジを抜いた穴にクイックシュープレート側のネジを通してこの枠をカメラに取り付けられないだろうか。今度やってみよう。あるいは、この枠を上下にひっくり返すと、L字の出っ張り部分の高さがカメラ上部のアクセサリーシューの位置とほぼ一致しているので、出っ張り部分をアクセサリーシューに入る幅に加工して取り付ける方法も考えられる。

カメラ側の枠だけの状態。枠は少し大き目で、液晶画面がケラレることはない。枠の下の折り曲げ部分は一応直角になっているようで、カメラ背面と平行に隙間なく取り付けられた。

レンズは一枚玉。糸巻き型のディストーションがある。覗いてみると、明らかに視度がおかしい。別のカメラでこれを覗いてみると、レンズの距離環が45cmくらいのところでピントが合う。かなりの近視の方ならばこれでも問題ないと思うが、最近手元が見辛くなってきた俺には相当疲れる。これはどう見てもこれもまともに設計された製品はない。おそらくオリジナルの製品があって、それをコピーする際に、元はアイピース部分の伸び縮み機構があったのを省略したか、レンズ以外のパーツは寸法どおりコピーし、度数の合わないレンズを調達して形状だけ同じように組み立てたものだろう。ゴム製のアイカップはフードに接着されていて、レンズも固定されている。ピントの調整や加工は難しそうなので、クローズアップレンズか100円ショップの老眼鏡のレンズをかぶせるのが簡単かもしれない。