2018年12月22日土曜日

シェービングブラシ

カメラと一緒に持ち歩いている大切な道具だ。前のやつが壊れてしまい、半年くらいずっと探していた。どこの100均でも見かけなくなり、廃盤になったのかと諦めていたが、新しいものをやっと見つけた。


カメラやレンズの細かい部分を掃くのに使う。レンズ交換の前にはミラーボックスに埃が入らないよう、マウント周りをこれで掃いてからブロワーをかけてからレンズをそっと外す。このブラシは毛足の長さや毛の固さ・形状が絶妙で、フードの内側やフィルタースレッド、バヨネットフードの溝やレンズキャップの内側などの清掃に適している。アイカップやピントリングのローレット、グリップなどブロワーでは除去し辛いゴム部分に付着した埃も、このブラシの固めの毛足で払い落とすことができる。
これが手に入らなかった間に、靴用、化粧用、塗装用などいろんなブラシを使ってみたが、このブラシに匹敵する性能のものは見つからなかった。ニコンのクリーニングキットにはカメラ用に選別されたブラシが付属しているが、実物は見たことがない。画像を見る限りでは毛足や柄が長く、明らかに携帯用ではない。


毛先が丸く切り揃えられているので、レンズキャップの内側など隅まで届く。

レンズ一本で出かける時は置いていくが、外でレンズ交換する予定の時は、このブラシとブロワーは必ず持っていくようにしている。

2018年12月17日月曜日

Godox 60x60cmソフトボックスとNEEWERフラッシュ

Amazonで安価に売られているソフトボックスと激安クリップオンストロボを入手。ソフトボックスは、クリップオンストロボを取り付けるアダプターがセットになっている。

Godox ソフトボックス 60x60cm (ホルダー付き)
3,258円(税込)
NEEWER TT560 フラッシュ・スピードライト
3,199円(税込)
TOKISTAR スーパークランプ TS-101-ST
2,691円(税込)

クリップオンストロボ用のホルダーは、ライトスタンドの先端を差し込む部分がメスダボになっている。ライト用のスタンドは持っていないので、TOKISTAR スーパークランプ TS-101-STを一緒に注文。TS-101-STにはスピゴットが付属しているので、このスピゴットをクリップオンストロボ用のホルダーに差し込み、クランプを使ってカメラ三脚のポールやテーブルにソフトボックスをくっつけることができる。


ソフトボックスをたたんでケースに入れるとサイズ感はこんな感じ。



NEEWER TT560は単三電池4本を使用するGN38のマニュアルストロボで、8段階の光量調整ができ、スレーブ機能を内蔵している。なお、スレーブ機能は通常モード(S1)の他に、デジカメのプリ発光に対応したモード(S2)も備える。


自動調光が必要な場面では、カメラメーカー製の高価な純正スピードライトが適しているが、ソフトボックスを使った物撮りならば、マニュアル専用ストロボの方がコントロールし易く、TT560は必要十分な機能を備えている。非常に安価なので複数台の導入も容易だ。側面のシンクロターミナルは一般的なPCソケットではなく、3.5mmジャックになっているが、変換ケーブルは簡単に入手できる。

キセノン管の放電光を使ったこの照明器具は、一般的には「ストロボ」あるいは「フラッシュ」とも呼ばれる。ニコンの場合、外付けのものを「スピードライト」、内蔵のものを「フラッシュ」と呼んでいるようだ。なお、NEEWERの背面ラベルには「SPEEDLITE」と書いてあり何だかよくわからないが、こういう商品名なのだろう。
このTT560はAmazon Basicブランドで売られているものとも酷似しており、いくつか別のブランドでも出自が同じと見られる製品が売られている。一体どれが元なのかはわからないという点では、Godoxのソフトボックスも同じで、NEEWERブランドでもほとんど同じものが売られている。ソフトボックスについては、Cuctus CB-60が原型と思われるが、この手の写真用品の供給形態はどうなっているのだろう、今回一緒に手に入れた「TOKISTAR スーパークランプ TS-101-ST」も、「Manfrotto スーパークランプ 035」と形状が瓜二つの品である。

Godox 60x60cmソフトボックスのホルダーに、NEEWER TT560を取り付ける。


Godox 60x60cmソフトボックスのディフューズ布は2枚になっており、内側のものはボックス内側の四箇所に縫い付けられたパンツのゴムに、ナスカンを引っ掛けて取り付けるようになっているが、ナスカンが小さくて着脱がし辛い。ボックスをたたむ際、最初に二つにつぶしたときに引っ張られる方向の一か所だけを外しておけば、残りの三箇所は付けたままでたたむことができる。



外側のディフューズ布は4辺がマジックテープになっている。これは付けたままではたためないので、収納時には外す必要がある。


以前から物撮りに使っているのは、ケンコー「ディフューズレフ83cm」という円形のディフューザーとGN38のグリップストロボだが、このソフトボックスを使えば、ストロボとディフューザーを別々に固定しなければならない以前の方法よりも、だいぶ楽になる。

2018年12月3日月曜日

モノクロ

カラー写真では、色温度が過去の記憶をサーチするインデックスとなり意図しない感情を自動的に共振させてしまう。モノクロ写真では、季節や時間帯といった色温度に纏わりつく感情の一切は剥ぎ取られ、抽象的な時間の中に被写体の存在が浮き上がる。D850で撮影した画像をグレースケールに変換したものに赤フィルターや粒状感、周辺光量落ちなどを追加し、銀塩風の画像をねつ造した。撮影時にはモノクロ化を意図していないため、本来のモノクロ写真の手順とは異なる。




Nikon D850, AF-S NIKKOR 14-24mmF2.8G