2010年7月18日日曜日

梅雨明け

ただの良い天気ではなくて、天頂から差す直射日光がアスファルトにくっきりと電線の影を落とすような、ものすごく日差しの強い日だった。暑いといえばそうなのかもしれないが、からっとした風が終日強く吹いていて、陰に入ると意外に涼しかった。



梅雨明けに違いない。




 ものすごくはっきりとした日差し。

夏の空とは少し違う。まだ夏の前日。

 子供が学校からなんか持って帰ってきた。もうすぐ夏休みだ。

風が強く、夜景にはきびしい。今日でなくともここはいつも風が強い。

Fの小屋。Oの日もあるが、意味は知らない。下の階は人が住んでるぽい。


2010年7月13日火曜日

マミヤシックスにて

久しぶりにマミヤシックスを持ち出してみる。6x6判は印画紙やプリント用紙との相性が悪い。長方形の用紙にプリントすると余白が大きくなってしまい、用紙サイズの割には画像部分が小さくなってしまう。また、マミヤシックスのズイコーレンズはRB用セコールよりもずっと古く、高精細描写には向いていない。だから、マミヤシックスで撮るのはどちらかといえば斜め角度のスナップ調の写真が向いている。それでも35mm判よりは画面サイズがずっと大きいので、スキャン画像は中々シャープなのである。







Mamiya-6 V型 D.Zuiko 75mm F3.5
ネオパン100 ACROS ミクロファイン1:1
CanoScan8800F 2400dpi
約4970x4860ピクセルから800x800ピクセルへリサイズ

2010年7月12日月曜日

東京湾 陸から海から

晩ごはんの後、ちょっと腹ごなしに自転車で城南島へ。草むらにしゃがんで蚊に食われながら飛行機の軌跡を撮る。とくに面白い写真でもないが何となく。帰って寝ようとすると家人から思わぬ一言が。「明日は船でごはんの日よ」 ナニ?船ってアレか?





Ricoh R8 ISO100
長時間露光モード(4秒/8秒)

 船ってコレか?
(2009年11月 城南島より撮影)

そういえばそんな予約をしていたものの、すっかり忘れていた。ランチクルーズとかいうやつである。いつも城南島から、沖を行く客船を眺めていた。いいなあ、あれに乗りたいなぁと思ってはいたが、まさか俺の番が来るとは思ってもいなかった。もちろんこんなの自分でお金を出すわけはない。もらい物に決まっている。なんかの御返しにもらったギフトブックの商品に、コレがあったのだ。横浜バージョンもあったが、俺としてはいつも羨ましく眺めている東京湾バージョンでなければ気がすまない。そうか。明日か。よしよし。遂に俺の番だ。

やっぱりいつも見てるあれだった。


普通こういう話になると食べ物の写真が出てくるはずだが、ランチといってもバイキングだった。なんだかコースみたいな高級ぽいのを妄想をしていたんだが、そうじゃなかった。自分で盛るから写真なんて無い。味は説明できない。おいしい。早くデッキに行こう。



風が気持ちいい。愉快。愉快。

建設中の東京港臨界大橋(仮称)が見える。


これに住みたい。

城南島。昨日の夜あそこでしゃがんで蚊に食われていた。


あっちの船は竹芝桟橋から出るやつだ。こっちは日の出桟橋。 

 台場が見える。

 レインボーブリッジ

楽しかった。ゴージャスなクルージングの後は浜松町駅までとぼとぼ歩く。

フィルムスキャナ

以前使ったジャンクスキャナEPSON  GT-9400を使って引き伸ばし機でセンサーに直接画像を投影してみた。もちろんまともな画像は得られなかったが、この実験には意味がある。フラットベッドタイプのフィルムスキャナは、どの機種も画像が甘い。原稿からセンサーまでの光路が複雑で、原稿とセンサーの間にはレンズのほかに、原稿台ガラスと4枚の表面鏡がある。この構造ではどう考えても画質が悪いに決まっている。枚数は定かではないが、フィルム専用機でも光路に鏡が入っていると思う。要するに、ラインCCDセンサーに画像を直接投影しても画像が得られることを確かめてみたかったのだ。



得られた画像

得られた画像はピントもアスペクト比もめちゃくちゃだし、これでは実用にはならないのだが、これはあくまで実験である。imacon社製で現在はハッセルが販売しているFlextightというスキャナは、ミラーもガラスもないこういう構造である。当然、非常にシャープな画像が得られるわけだが、とてつもなく高価なのである。願わくば国産E社C社ででこういうスキャナを商品化してほしいものだ。ミラーがない場合、おそらく筐体の厚みが40cm程になると思うが、ほとんどの構造は変更する必要がないはずで、鏡4枚とガラス1枚をなくすことで部品代が減らせるではないか。筐体が大型化する分、プラスチック代と梱包流通経費が掛かるかもしれないが、部品代が減る分で現在と同程度の値段で販売できはしないだろうか。

2010年7月6日火曜日

城南島にて

この前デジカメで撮った野鳥公園大橋の下のところ(これこれ)をフィルムで撮り直すべく、RB67を抱えて何度も同じ場所に通っている。この場所は胸の高さに橋の手摺りがあり、真下を覗き込むように三脚を置くことができない。トラックの振動で橋が激しく揺れるのでいずれにせよ三脚はあまり意味がない。胸の高さで真下を覗き込むためにプリズムファインダーを装着したRB67の重さといったらゆうに3kgは超えている。手摺りに立てかけたあきばお~で買ったヘナヘナの一脚はこの重さに耐えかねてぐにゃりと撓る(しなる)のである。雲台を力いっぱい締め上げ何とか固定するも、トラックの振動でファインダー像が上下に激しく揺れている。ケーブルレリーズを握り締め、交通が途切れるのをじっと待つ。よし今だ!レリーズを静かに押し込む。押し込む。あれ。切れない。引き蓋を引くのを忘れた。


Mamiya RB67, SEKOR NB127mm F3.8, F11


 Mamiya RB67, SEKOR NB127mm F3.8, F11



 Mamiya RB67, SEKOR C 65mm F4.5, F8
ネオパン100ACROS ミクロファイン1:1
CanoScan8800F 2400dpi
約5000x6000ピクセル(30MP)から長辺1280ピクセルにリサイズ
  
6x7フィルムの画像を2400dpiでスキャンすると3千万画素ほどになるものの、スキャン画像はピクセル等倍ではボケボケで、デジカメとは比べる由もない。スキャンした画像を、長辺が1200万画素のD700と同じピクセル数になるように縮小してみると、だいたい同じような雰囲気にはなるが、解像感やハイライトの粘りなどはD700の方が良いのがわかる。スキャナがこの機種の場合の話ではあるが、6x7フィルムと言えども解像感は1200万画素のデジカメ程度あるいはそれ以下、諧調もデジカメの方が優れていると言える。もちろん、フィルムの目的は元々デジタル化ではないので、画質を比較するにはプリント同士でおこなうのが正しい。銀塩プリントをする時間も機会もなかなかないが、近々やってみようと思う。

Nikon D700, AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED, F11
ISO200 ピクチャーコントロー ル:[MC]モノクローム コントラスト:+2
 画像クリックでピクセル等倍クロップ画像(800x600)を表示
Mamiya RB67, SEKOR NB127mm F3.8, F11
ネオパン 100ACROS ミクロファイン1:1
CanoScan8800F 2400dpi
約5000x6000 ピクセル(30MP)から長辺1280ピクセルに
リサイズした画像から一部クロップ
 画像クリックでピクセル等倍クロップ画像(800x600)を表示