2014年5月19日月曜日

三脚に空転止め

現代の中型サイズ以上の三脚では、雲台を乗せる皿に「空転止め」と呼ばれるイモネジが装備されているものが多いが、この古いジッツオの大型三脚にはそれが無い。力まかせに雲台をねじ込んで固定するのは何かと都合が悪いので、空転止めを付けることにした。

皿にドリルで3箇所の下穴を空け、ネジを切る。

M5のイモネジを取り付けて完成。

下穴は4.2mmと悩んだが、4.4mmにした。タップを回すのが思ったより軽かったので、4.2mmにしておけば良かった気がするが、雲台をのせてみたところ問題なく固定できる。簡単な細工だが、この機構があるだけで雲台がしっかり固定でき、外す際にも無用な力が要らなくなる。

2014年5月6日火曜日

まどかマギカ展

子供達を連れてまどかマギカ展(池袋)へ。「魔法少女まどか☆マギカ」は言わずと知れた老若男女に大人気のテレビアニメだ。子供は以前からテレビシリーズを見ていて話を知っていたが、俺はこの上下に押しつぶされたような不思議な顔立ちのキャラクター達の姿はよく見かけてはいたものの、去年まで物語の内容はよく知らなかった。去年の10月に子供とこれの映画、「劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語」を見に行った頃、俺は当時再放送中だったテレビシリーズの3話「巴マミが死ぬ」までしか見ていなかった。とりあえず映像としては最終話までのおそらくほとんどのシーンを動画サイトで断片的には見ることは出来たが、前作の物語の種明かしだった「時間軸」という重要な設定を教えてもらっていなかった俺には話の順序が理解できず、死んだイエローがなぜ生き返るのかも知らないまま、「叛逆」を見てしまったため、分からないことが多すぎてすごく悔しい思いをした。

2時間くらい並んで入り口に到着。

順番きた。

大部分の展示は撮影可。等身大フィギュアや劇中シーンの再現模型などが見所となっている。

暁美ほむら

ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット

劇中に実写で登場するぬいぐるみ。(志筑仁美のナイトメア)


劇中で暁美ほむらが佐倉杏子を呼び出したカフェの再現模型。

見滝原バス停

偽街の子供

巴マミとベベ(お菓子の魔女)


巴マミと暁美ほむらの戦闘シーンを再現。

ARを使った展示。

本編シーンで印象的に登場した一輪草のオブジェ。

前作のテレビシリーズとその総集編「劇場版 [前編]始まりの物語 [後編]永遠の物語」では、美樹さやかが魔女化する過程と、佐倉杏子によって成仏させられるエピソードが描かれたが、魔女化した魔法少女の側に立った具体的な感情描写は無く、まどか神が「魔女の悲しみ」を救済するというクライマックスを、いかにも薄っぺらなものにしてしまっていた。続編である今回の「[新編]叛逆の物語」では、暁美ほむらの様態がくるみ割りの魔女に変化した後も、暁美ほむらの視点から離れることなく物語が進行し、魔女化した後の魔法少女の側から見た「魔女の悲しみ」を印象的に描いている。これを成功させているのは、鹿目まどかが倒れて液状化するシーンに続く、暁美ほむらの「私の感情が追いかけてくる」という台詞だろう。

くるみ割りの魔女(ホムリリィ)

百江なぎさ

佐倉杏子及び美樹さやか

アルティメットまどか


 
昼食後、子供達はグッズショップの行列に並ぶ。俺だけ午後のトークショーに当たってしまったので、また並ぶ。この日はピンク役の悠木碧さんとQB役の加藤英美里さんが来られていたが、俺は本当言うと今回の物語でお芝居に対する緻密な作り込みを成功させ大活躍したさやかちゃんの中の人(喜多村英梨)の話が聞きたかった。

俺がトークショーから出てきた同じ頃、子供達もグッズショップの行列をようやく脱出していた。併設の「まどかまぎかCAFE」で休もう、というかまた並ぶのか。カフェといってもフロアの一画にパイプ椅子とテーブルとゴミ箱があるだけだが、結局来たからには一応入る。上の写真は提供される飲み物、「マミ&べべ」(左手前)と「百江なぎさ」(右及び奥)。前者はほぼオレンジジュースだが、後者は薄めたフルーツ牛乳にタピオカを入れたような飲み物で、胃酸がこみ上げてきたようなゲロのような風味が猛烈に不味く、飲みきることはできなかった。一応こんな絵入りのコースターが付属する。


子供達の戦利品。靴下や飴。

 
 ソウルジェムストラップ。注意書きがやや気になる。



反逆のブルーレイをご所望なら完全生産限定版を。ほむら1stテイクバージョンの他、オリジナルサウンドトラックCDとなんか本みたいのも付いているので値段的に損は無い。PSP版「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」はテレビシリーズ10話で描かれなかった他のいくつもの時間軸でのエピソードが全てフルボイスで収録されており、本編ストーリーのバックグラウンドを隅々まで補完できるような非常に内容の濃いものになっている。Vita版「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ The Battle Pentagram」にも紙芝居はあるが、ストーリーは劇場版映画とも前作PSP版とも関係なく、格闘ゲームの進行をつなぐだけのとってつけたような内容になっている。