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2024年4月30日火曜日

Velbon FHD-73 ビデオ雲台について

ベルボン FHD-73についての動画を作成した。


FHD-73の発売日にAmazonで注文していたが、注文時には在庫がなく少し遅れて届いた。ビデオ雲台についてはいくつか動画を作成しているが、ビデオ雲台を評価する要素で最も重要なのは、「動きの滑らかさ」に他ならず、これに一番関係してくるのが、この動画中で訴求しているところの「動き出しの引っ掛かり」である。動き出しの引っ掛かりは、パンの開始と停止がガクンと荒くなるだけでなく、バックラッシュの原因にもなる。引っ掛かりのある雲台は、パンの停止時にもパン棒を押す力を抜き切る前に止まってしまう。この状態では三脚のねじれが残っており、パン棒から手を離した際に三脚のねじれが解放されてバックラッシュが生じるのだ。つまり、雲台に動き出しの引っ掛かりがなければ、ねじれ剛性の低い三脚でも原理的にはバックラッシュは生じない。ビデオ雲台でトルクをかけずにスカスカにした状態を想像してもらえると分かりやすいだろう。ビデオ用の大型三脚は、ねじれ剛性を高めるためにダブルシャンクになっているものが多いが、これはENGのような大型の機材の重量に耐えることや、ビデオ雲台でのトルクの効いた操作に耐えるために必要な構造ではあろうが、バックラッシュは避けることには直接帰依しない。なぜなら、バックラッシュの原因は三脚のねじれにあるのではなく、三脚のねじれを解放することができない雲台の方にあるからだ。三脚にはねじれが必要だとかダブルシャンクはねじれ剛性がないなどと言っているわけではない。三脚が頑丈でも、動き出しに引っ掛かりのある雲台を使えば、ガクンと動き出してガクンと止まるだけである。


2021年10月5日火曜日

Manfrotto MVH500AH ビデオ雲台にPUTTYSを充填

「PUTTYS」はスライムのようなおもちゃだが、動きの悪いマンフロットMVH500AHビデオ雲台のグリスを抜いて、これを替わりに入れてみた。


「ゆっくり」の手法を用いて作成した動画がこちら。
(モバイル版のページをご覧の方は画面下の「ウェブバージョンを表示」で動画へのリンクが表示できます)


動画中では「プッティー」と呼んでいるが、正しい商品名は「パティーズ」である。今回は手元にあったシルバーのラメ入りタイプを使っているが、着色されていない透明なタイプもある。


今回の実験では、MVH500AHのドラッグ感が改善しているが、動画内では言及していない問題が二つある。一つはバックラッシュで、操作後にパン棒から手を離した場合に戻りが生じることだ。バックラッシュの原因は三つあり、一つはPUTTYの粘性によるもので、もう一つはドラッグが固くなったことによる三脚の捻じれによるものだ。バックラッシュの三つ目の原因は、問題の二つ目でもある。元々、MVH500AHは水平パン軸に上下方向のガタがあり、超望遠撮影時にパン操作すると上下方向に不快な揺れが生じるのだ。これがチルト操作した際に起こるバックラッシュの主な原因になっている。なお、上位のMVH502AHでも小さなバックラッシュは生じるが、ベルボンのFHD-71Qは非常に高精度に作られておりバックラッシュはほとんど生じない。ベルボンからは2017年の10月にFHD-66Aという雲台が発売されている。これは以前からあったパンとチルトのロックノブが同軸上に配置された独特な構造のプラスチック製小型ビデオ雲台「FHD-43M」「FHD-53D」をマグネシウム化したものだが、価格的にはFHD-71QNの後継と見られ、気になる品である。