2013年9月19日木曜日

新型Nexus7+DslrDashboardでD800Eをリモートコントロール

Nexus7 2013(Android 4.3)を入手した。Androidタブレットでニコン機のテザー撮影とライブビューができるソフトを探してみたところ「Helicon Remote」と「DslrDashboard」があるようだ。最初にHelicon Remoteを試してみたが、標準のギャラリーアプリとコンフリクトして使えなかった。もう一つの「DslrDashboard」をやってみたところ、こちらはうまく動作するようだ。

Nexus7 2013のマイクロUSBポートとD800E付属のUSBケーブルをUSB OTGケーブルを介して接続。

カメラの電源をONにするとDslrDashboardにちゃんと「D800E」が表示される。

ライブビューを作動させると、Nexus7側に画像が表示される。AFの作動とレリーズ、露出のコントロールなどができる。フォーカスエリアはタッチで変更可能。

ライブビューの作動中はカメラ側はこんな表示になる。

今回はとりあえず作動するのを確認しただけで、使い方や詳しい挙動はよくわからない。とりあえず、レリーズするとカメラ側メディアに画像が記録されることと、JPEG記録の場合はDslrDashboard側で撮影後のJPEG画像が見られることが確認できた。D3100でも試してみたところ、LV画像の表示ができなかったが、レリーズ操作や撮影後のJPEG画像の確認は可能だった。
DslrDashboardのHPを見ると、RAWファイルの表示が可能なはずだが、DslrDashboardのビューワでカメラ側のメディアを表示させた場合にはちゃんと画像が表示されるものの、D800Eで撮影後のRAW(.NEFファイル)をカメラ側のメディアからNexus7側(/sd/DCIM/DSLR/)にダウンロードすると、正しくコピーされずにサイズが0Byteのファイルが作成されてしまう。このため、DslrDashboardのビューワではダウンロードした.NEFファイルはDroid柄のアイコンとして表示されてしまう。カメラ側のメディアに保存された.NEFファイルを、カードリーダーやFTPなどの別の方法でNexux7の/sd/DCIM/DSLRにコピーすると、DslrDashboardのビューワでJPEG画像と同じようにRAWファイル(.NEF)の画像を表示させることができる。なお、D3100ではDslrDashboardのダウンロードボタンで同ディレクトリにファイルをコピーしても0バイトにはならず、正しくコピーされる。

Nexus7でUSB Hostを使用する場合の注意
当初、DslrDashboardでD800Eが検出されずに悩んだ。その時、試しにNexus7のUSBポートにカードリーダーを接続してみたところ、「Nexus Media Importer」アプリでもカードリーダーが検出できない現象が起こっているのがわかった。Nexus Media importerで表示されるエラーメッセージを元に「Android USB 58277」でググってみたところこのビデオを発見。これはAndroid 4.3 の問題であるらしく、Android起動時の言語設定がEnglish(United States)以外(日本語など)になっていると発生するという。Nexus7の「設定」から「言語と入力」を開き、言語をEnglish(United States)に変更してから再起動することで解消するという。このビデオでは、画面ロックをNoneにした後、Nexus7 2013やNexus10の場合は次のステップは必要ないと言いつつ、言語設定をEnglish(United States)に変更し、画面の回転をDisableにして再起動するように指示している。なんだか良くわからないのでこのビデオの通りに一応全部やっ て再起動したところ、Nexus Media ImporterアプリでUSBカードリーダーが正常に検出されるようになり、DslrDashboardでもD800Eが検出されるようになった。
Fixing Android 4.3 Issue 58277 (Protected USB Devices) /Dustin Burckhardt

一度Androidを起動してしまえば、言語設定を日本語に変更してもUSBは動作する。日本語のまま再起動させてしまうと同じ現象が起こるので、再びこの手順が必要になる。