2019年3月6日水曜日

六本木ヒルズ森タワーにて

高層ビルの展望台というものはガラスがあるのが当たり前で、一般客が屋上に出られるのはもしかすると都内ではここだけなのかもしれない。

屋上スカイデッキにて。





52階室内展望台にて。



屋上スカイデッキより新宿方面
Nikon D850, AF Micro-Nikkor 55mm f/2.8 ISO100 F8.0
ロスレス圧縮RAW(14-bit) 
Lightrom プロファイル:カメラ標準・シャープ無しで現像
スマートオブジェクトでPhotoshop CCへ引き渡し、スマートシャープを適用

53階森美術館、2/9より開催中の「六本木クロッシング2019展:つないでみる」にて。森美術館の展示は割と撮影可能なものが多い。









森美術館+東京シティビュー パスポート(公式ページのリンク

この日の目的は、年間パスポートの購入だった。これを使うと、六本木ヒルズ森タワーの53階「森美術館」と52階「東京シティビュー(屋内展望台)」と屋上「スカイデッキ」に通常料金よりもお得に入ることができる。52階「森アーツセンターギャラリー」は含まれておらず、森美術館の展示替えの回数だけを考えると得ではないが、展望フロアと屋上が目当てなら元が取れる。森美術館の企画展も、今回のようにボリュームがあると一度で見るには疲れてしまうので、同じ展示を何度も見られるのもメリットと言える。「六本木天文クラブ」にメールアドレスを登録すると、星の絵がついたカードでパスポートを発行してもらえる。天文クラブといってもとくに会員制というわけではなく、単に月に1~2回スカイデッキで開催されるイベント名で、予約などもなくその時間帯に行けば参加できるらしい。

2019年2月24日日曜日

ヨンサンハチロク(その2)

Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5(1966-1971)の写りを見てみよう。ファインダーを覗くとレンズが青味掛かっている。同年代のオートニッコール、Nikkor-S Auto 35mm F2.8(1967-1971)を持っているが、そのレンズも同様でガラスが青い。

 f=43mm F3.5
ワイド側で撮影した画像だが、タル型の歪みがすごい。Capture NX-Dは非CPUレンズの歪曲補正ができない。Lightroom Classic CCでゆがみ補正した場合は+20程度の値になる。

f=43mm F3.5
こういう感じの構図だとディストーションは分からない。

f=43mm F3.5
こういう構図はレンズに負担(?)が少ないようだ。

f=43mm F3.5
むむむ。これはすごい。ワイド側絞り開放だが、画面真ん中の一部分以外はボケボケだ。

f=43mm F8
F8まで絞るとクリアーになる。「国産初の標準ズーム」であるこのレンズを「ニッコール千夜一夜物語」では、その描写を「実用的な写り」と表現している。

f=43mm F3.5

f=43mm F3.5

f=86mm F3.5
テレ側(86mm)開放にて。軸上色収差というよりもこれはパーフリだろうか。いい味を出しており、なんとも幻想的だ。

f=43mm F3.5

f=86mm F3.5
これ不思議に思ってExifを確認してみたが、開放に間違いない。きれいに写っている

f=43mm F8
順光で絞り込めばそこそこよく写るが、このレンズは絞ったら負けのような気がする。

f=60mm F3.5
「ニッコール千夜一夜物語」には、「このレンズは焦点距離50~70mm、撮影距離3メートル前後で最良の描写になるよう設計されており」という記述がある。上の画像がちょうどそのくらい。

f=86mm F3.5

週末の二日間、Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5を使ってみたが、非常に手強いレンズだ。描写には独特な味があるものの、最短撮影距離が1.2mという制約がなんとも辛い。

ヨンサンハチロク(その1)

以前から探していた、Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5を入手。探していたのはNippon Kogaku Japanの刻印がある最初期の1966年タイプで、なおかつAi改造されているものだ。




Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5(1966-1971)
1980円+送料1200円(ヤフオク)
ズームテレ側86mm

ズームワイド側(43mm)

このレンズの価値は光学性能の高さではなく、収差まみれの独特な写りにある。同じ仕様のレンズならば、改良された後期のタイプを所望するのが普通だが、43-86に限っては所望すべきは初期型となる。






Nikon D850, Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5
画像はすべて絞り開放(F3.5) 

2019年2月4日月曜日

SUNWAYFOTO FB-44 DDHi雲台

SUNWAYFOTO FB-44 DDHi雲台を入手。やや大きめの自由雲台で、底部に水平独立パン、上部にパンニングクランプが付いているタイプのものだ。現行のⅡ型とはツマミのデザインと上部パンニングクランプの型番が異なるが、仕様はほぼ同じ。これのもっと小さいバージョンの、FB-28DDHiを以前入手したが、ちょっと小さすぎた。メインで使っているUTC-63三脚は、標準のQHD-S6Q雲台にMENGSのパノラマクランプPAN-C1を付けて使っている。QHD-S6Qはボールの固定力があり、動きもスムーズで優秀な雲台だが、UTタイプの三脚用に設計されており、ボールの上の首が長くまたQRAタイプのクイックシューの仕様になっているため、これにアルカスイスタイプのパンニングクランプを上乗せして使うと、カメラ取付位置がだいぶ高くなってしまう。UTタイプの三脚は全高のうちセンターポールの占める割合が多く、安定性の面からは雲台は低い方がいい。

SUNWAYFOTO FB-44 DDHi
7,560円(中古)中野F店

ベルボン UTC-63三脚+SUNWAYFOTO FB-44 DDHi

UTC-63に付属のQHD-S6Q雲台は底面径が42mmで、SUNWAYFOTO FB-44 DDHiは55mmになる。UTC-63三脚にFB-44 DDHiを組み合わせた場合、収納時に脚がどのくらい閉じることができるかが疑問だったが、予想よりもかなり閉じることができる。完全には無理だが、この状態なら元の収納サイズとはほとんど変わらず、純正の三脚ケースにも収めることができる。傷を防ぐために、FB-44DDHiの台座部分は脚のスポンジグリップに当たるように調整するとこんな感じになるが、センターポールをもう少し長くして脚を更に閉じるようにしても、脚のゴム石突が雲台側面に接触する形で収納が可能だ。


QHD-S6QとFB-44 DDHi 比較
QHD-S6Q+PAN-C1の重さが実測で465gなのに対し、FB-44 DDHiは450gなので15g軽くなる。軽量化はほんの僅かだが、高さを約28mm低く抑えることができるのはメリットになる。最近はこれよりももっと低い、ロープロファイルタイプの自由雲台も流行りつつあるようだ。

FB-28 DDHi と FB-44 DDHi 比較
左:FB-28 DDHi  右:FB-44 DDHi

FB-28 DDHiのパンニングクランプは上位モデルと同じDDH-06だが、実はボールの首と締結しているネジがM3の細いボルトで、剛性が心許なく、また強く締めこむと上部のパンニングの動きが渋くなる。FB-44 DDHiのパンニングクランプは旧型のDDH-02で、ボールの首と締結しているボルトは通常サイズのM6になっている。こちらは締め込んでもパンニングの動きが渋くなることはない。

中古で手に入れたFB-44 DDHi雲台だが、持ち帰って三脚に取り付けてみると、水平パンをロックしてもしっかりと固定することができず、水平方向にガタがあることがわかった。雲台の機能としては致命的な不具合なのでどうにかする必要がある。底部の化粧リングを引き剥がすと原因がすぐに判明。底部のM3ボルト3本が緩んでいるだけだ。これを締め上げればいい。


これ、トルクスのネジ頭がすこしおかしい。1本はT10Hの工具がしっかり食いついたが、残りの2本は僅かに穴が大きく、きつく締め上げると舐めてしまう。サイズが違うのかと思ったが、ひとつ上のT15Hのビットは入らない。
できる限り締め上げて作業終了。底部のガタは無くなり、快適に使用できるようになった。また緩むようなら、新しいボルトに交換するのがいいだろう。

ダブルネジアダプター(1/4インチ・3/8インチ変換)
これ、裾の出っ張り(フランジ)が無いイモネジタイプのもの。SUNWAYFOTOの雲台とベルボンUTC-63三脚の組み合わせの場合、通常の変換アダプターでは雲台と三脚の間に隙間が空いてしまうので、今回はこれを使用した。

SUNWAYFOTO FB-44 DDHi について

このシリーズには、FB-28とFB-44の中間にFB-36というモデルがあり、サイズ的にはUTC-63三脚に適するのはFB-36だと思われるが、パンニングクランプの付いたFB-36 DDHiは国内店では見つからず、手に入り辛い。FB-44は、メーカーの仕様では耐荷重30kg・実用耐荷重6kgとなっているが、いくつかの国内の販売店では、耐荷重を15kgと表記して販売していたような形跡もあった。中古品のせいか、底部の独立パンは、固定するにはやや強く締める必要があるが、実用上はまあ問題ない。上部パンニングクランプはDDH-02で、パンニングの固定力については普通に締めればしっかり止まり、これも問題ない。ボールの固定力は十分で、200-500ズームレンズを乗せてみたところ問題なく固定できる。ただし、小型三脚で使うには、固定力の変化が緩やかすぎる。ボールをフリーにするのにノブをたくさん回す必要があり、UTC-63のような小型三脚にこの手の自由雲台を組み合わせた場合、抵抗がかかった状態で構図を調整すると手を放した際のバックラッシュが大きくなり、ものすごく扱い辛くなるのだ。この点においては、標準のQHD-S6Qは比較的小さなノブ操作でスカスカにまで緩めることができ、締め込んだ際のズレも小さい。さすがに専用雲台だけあって絶妙なチューニングとなっていることに関心する。