2010年12月30日木曜日

Little planet その2

前回の画像は初めてにしては上出来だったが、あれではぜんぜん物足りない。もっと木や建物が出っ張ってニョキニョキと生えている感じがほしい。より一層のニョキニョキ感を出すには、惑星の玉を小さめに、突起物が大きめになるようにパノラマを撮影しなければならない。玉を小さくするには空の割合を多くすればよく、突起物を大きくするには、天頂付近まで高くそびえたつ被写体を選べばいいようだ。そこらあたりに配慮して、今回は近所の公園で撮影してみた。

今回は20mmレンズで周囲6枚・上下3段で撮影した18枚の画像からパノラマを作成。
上方向は天頂まで入るように、下方向は三脚が入らない程度までの範囲を撮影。
一応、イメージ通りのニョキニョキ感だ。

今回はパノラマ画像を極座標に変換した後、フォトショップの変形フィルタ「つまむ」を100%の値で適用してみた。こうするとマイナスのディストーションが掛かり、惑星中央部の膨らみが控え目になり、周囲の突起物は放射方向に引き伸ばされて原型に近くなる。こうして出来た画像は円形なので、画像の四隅が白く余ってしまう。四隅は空と一緒に白く飛ばすか、塗りつぶすしかないが、今回は内側の雲のパターンをコピースタンプツールで放射方向に角まで塗り広げた。ちょっと加工しすぎかとも思ったが、さらにLightroomで彩度を上げたうえに周辺光量を落とすフィルタまでかけてみた。だんだん面白くなってきた。

2010年12月29日水曜日

HuginとPhotoshop elementsでLittle planet

Little planetという画像加工があり、面白そうなのでやってみた。Little Planetを作るには、まずは水平360度のパノラマ写真を用意する。次に、横長のパノラマ写真の縦方向を、横のピクセル数と同じ値に引き伸ばし、正方形の画像にする。その後、上下180度回転させ、Photoshopの変形フィルタ「極座標」というやつで、「直交座標を極座標に」というオプションを選択して適用すると、Little Planetと呼ばれているこういう画像が出来上がる。

完成したLittle Planet
(元画像は6479x6479pix )

加工前のパノラマ写真。24mmレンズで撮影した48枚の画像をHuginで合成。
(合成後のサイズは12958x4884ピクセル)

縦方向を横方向と同じピクセル数に引き伸ばす。元画像のサイズ(12958x4884ピクセル)では大きすぎてPhotoshop Elements 5.0では扱えなかったので、半分のサイズに縮小してから縦方向を引き伸ばした。この後、上下回転させ「極座標」フィルタを適用すると一番上の画像になる。

パノラマ写真の段階で、下部に写り込んでいる三脚をトリミングするとこうなる。
画像に真下が含まれていないと、中央がつまんだように不自然な画像になる。

中央が不自然だが、真下が含まれていないパノラマ画像でもLittle planetが出来ることは出来る。

Hugin 2010.2.0とAutopano-SHIFT-Cについて
以前からパノラマ写真を作るには、Hugin(http://hugin.sourceforge.net/)というソフトを使っている。最新バージョンは Hugin 2010.2.0で、windows 7 64bit用のバイナリ Hugin_2010.2.0_Windows_x64.zip はここに ある。別途、コントロールポイントの検出に使われる外部プログラム「Autopano-SHIFT-C」が必要になるが、コンパイル済みのバイナリパッケー ジをなかなか見つけることができずにちょっと苦労した。結局、自力では解決できなかったが、なんとか答えだけ見つけた。(http://groups.google.com/group/hugin-ptx/browse_thread/thread/fb01dae22ae6cd29/bba3114413f8c195) つまり、http://lemur.dreamhosters.com/hugin/から、この方が配布しているHuginのパッケージ、Hugin win32 2010.1 svn.5161 (28.05.2010)をDownloadし展開すれば、binフォルダにautopano-sift-c.exeが含まれているので、これを最新版 Hugin 2010.2.0のbinフォルダへコピーすればいい。そして、Huginの環境設定で、autopano-sift-c.exeへのパスを設定するとともに、初期値ではコマンドラインへ渡すオプションが 「--maxmatches %p --projection %f,%v %o %i」になっているのを「--maxmatches %p %o %s」 に変更する。これだけで、あっさり動いた。また、Huginの以前のバージョンで必要だった、panotoolやPTStitcher.exeを別途インストールする必要もないらしく、Hugin Hugin 2010.2.0とautopano-sift-c.exeだけで動作する。Huginの以前のバージョンではWindowsのインストーラが付属していたが、現在のものはインストールを必要としない。binフォルダのhugin.exeを起動するだけでよく、より扱いやすくなった。

極座標フィルタについて
Photoshopのほかに、gimpでの方法を紹介したページもある。

2010年12月19日日曜日

子供だましで子供を騙す

家族と共有しているデスクトップPCで、起動してほしくないプログラムをスタートメニューやデスクトップのショートカットからは起動できないように設定したい。なぜこんなことをしなくてはならないかというのは、前回の記事がその理由である。
子供とカミサンにはデスクトップ上のショートカットからVMwareの仮想マシンを使ってもらうので、メールやブラウザの設定については完全に分けることができる。だが、俺のデスクトップが無防備だ。家族とはいえ、俺のメーラーやブラウザを弄り回されるのは御免である。また、仮想マシンの外はYahoo!あんしんネットで保護されていない。俺のWebブラウザからはWeb上の有害コンテンツにはアクセスし放題、変な.exeファイルなどダウンロードし放題だ。URLも拡張子も知らない人たちにWebブラウザを触らせるのは超危険だ。Windows 7では、制限ユーザーに特定のプログラムしか起動できないように設定することもできるが、Windowsをマルチユーザーで使えない以上、その方法は無理だ。プログラム毎に起動パスワードをつけるようなフリーウェアもあるが、それだとかえって自分が使う際に面倒になる。そこで考えたのが次の方法である。大人には通用しないが、子供とカミサンにはこれで通用する。

 要するに、プログラムの起動前に、Unlock状態を示すファイルの存在を確認し、ファイルが無ければプログラムを起動しないというだけである。

まず、適当な場所にバッチファイル用のフォルダを作成する。
例)C:\Users\ore\Documents\ore_batch\

その下に、3個のバッチファイルを作る。
ore_lock.bat (Unlock状態を示すファイルを削除してLockをかける)
@echo off
del C:\Users\ore\Documents\ore_batch\unlocked.txt


ore_unlock.bat (パスワードを入力させ、正しければUnlock状態を示すファイルを作成する)
@echo off
set /p in=Please Enter password:
if not "%in%"=="asdf123" goto end    ※これがパスワード

echo Accepted
echo Unlocked > C:\Users\ore\Documents\ore_batch\unlocked.txt
:end


ore_launch.vbs (Unlockファイルが存在していたら、コマンドラインのパラメータで渡されたプログラムを起動する)
option explicit
dim cParam
set cParam = WScript.Arguments
If WScript.CreateObject("Scripting.FileSystemObject").FileExists("C:\Users\ore\Documents\ore_batch\unlocked.txt") Then
    CreateObject("WScript.Shell").Run chr(34) & cparam(0) & chr(34),1,0
End If

Set cParam = nothing

※通常の.batで単に%1とやっても起動できるが、それだとDOS窓が残ってしまうので
vbsのshellで起動する。

そして、デスクトップとスタートメニューのプログラムを起動するショートカットに細工をする。プロパティを開いてリンク先を編集し、先頭に起動バッチ名(ore_launch.vbs)を挿入。元のリンク先はそのまま、同バッチへパラメータとして渡す。


本件とは関係ないが、PCがJwordに感染していた。
どうやらマウスコンピューターのPCには最初から仕込まれているらしい。
多分、SOURCENEXTのソフトのインストール時にも感染する

 

例)「リンク先」が "C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox\firefox.exe" の場合
↓下線部を挿入
C:\Users\ore\Documents\ore_batch\ore_launch.vbs "C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox\firefox.exe"

※プログラムによってはアイコンの絵がVBSのものに変わってしまう場合があるので、「アイコンの変更」で元の.exeや.icoファイルを参照させ正しい絵を表示させる。

使い方
デスクトップにore_lock.bat と ore_unlock.batへのショートカットを作成しておく。
ロックするときore_lock.batへのショートカットを実行。上のように細工した全てのショートカットは、クリックしても何も実行しないで終了するようになる。
解除するときore_unlock.batへのショートカットを実行し、コマンドラインでパスワードを入力。細工したショートカットからプログラムを起動することが出来るようになる。

なお、この方法でFirefoxやThunderbirdを起動すると、スタートメニューの「最近使ったプログラム」にも残らないようだ。「最近使ったプログラム」自体を表示させたくない場合は、スタートメニューのカスタマイズで、「最近使ったプログラムの表示数」 をゼロにしておけばいい。

2010年12月18日土曜日

ピクセラ製チューナー PIX-DT230-PE0 とVMware Player

この前入れ替えた新しいデスクトップPCに、ピクセラ製の「PIX-DT230-PE0」という地デジチューナーが付いている。実はこのチューナー、予約録画をおこなうには大きな制約がある。予約録画を実行させるには、付属ソフトである「Station TV X」を起動した状態で、起動したユーザーのデスクトップを常に表示させておく必要があるのだ。一定時間後にデスクトップをパスワードで保護するように設定したり、ログインしたまま別のユーザーへの切り替えを行ったりすると、Station TV Xが起動されているにもかかわらず、その間の予約録画は開始されずに全て中止されてしまう。予約録画が実行されない時間帯ならユーザーを切り替えたりログアウトしても問題ないわけだが、録画マシンとして終日稼動させる場合、現実的にはWindowsを複数のユーザーで使い分けることはできない。俺のように家族とPCを共有しなければならない場合は通常、メーラーやブラウザの設定などのAppDataディレクトリをWindowsアカウント毎に設けなければならないが、それもできなくなる。ピクセラ製のチューナーは個人用・家庭用での使用が前提の商品とはいえるが、Windowsをマルチユーザーで使うことを許さず、Admin権限で全ての操作が可能な状態でなければ動作しないというStation TV Xの仕様は、プライバシー上もセキュリティ上も大いに問題である。

Windows 7上のVMWareでWindows 2000を起動する。
仮想PCはメモリ256MB/HDD 4GBの設定で作成。

子供やカミサンが何をするか分からないので、新しいPCにVMwareを導入することは元々予定していた。ホストOSのWindows 7で別ユーザーをこしらえて、各々のユーザーアカウントで仮想マシンを起動させる予定だったが、Station TV Xのトンデモ仕様が判明し、俺のアカウント内でその分の仮想マシンも起動させなければならなくなった。差し当たり、仮想マシンならメールやブラウザの設定はホストOSのユーザーとは別にすることができる。だが、Admin権限で子供にデスクトップやシステムフォルダをめちゃめちゃにされる危険は残る。仮想マシンの外は決して触らないよう、良く言い聞かせておかなければならない。子供が余計なプログラムを起動できないようにある種の対策を施した。詳細はこちら

VMwareプレーヤーはVMwareの無料Editonながら、使用期間に制限もなく、それ単独でも新しい仮想マシンを作成することができる。VMwareがすごいのは、動作がものすごく早いことだ。Pentium4など非力なマシンでもゲストOSがサクサク動き、仮想PCであることなど忘れてしまうくらい操作レスポンスがいい。仮想PCからホストOSに接続されたUSBデバイスやドライブ、プリンタなどへ接続することもでき、描画はDirectXにも対応しているという。ホストPCがCore i7だと、Youtubeの720p動画を再生するくらいならぜんぜん平気で、さすがに1080p動画を全画面表示させたりすると少しはコマ落ちするが、かなりいけるレベルである。驚いたのは、ホストOSと仮想マシンのウィンドウ間で、ファイルを双方向にドラッグ&ドロップできることだ。ダメ元でなんとなくやってみたら見事にできたので、これには本当に驚いた。

yahoo!あんしんねっと」についてはずいぶん前に書いたことがある。無料で利用できるWebフィルタリングサービスで、無料サービスを開始した頃には少し使っていたが、クライアントソフトの起動時にPCのCPUリソースが食い尽くされたり、Run time Errorが頻発したり、何かと挙動が不振だったのですぐに使用をやめたのだった。調べてみたところ、このサービス、まだやっていた。当時作成したアカウントもそのまま残っていたので、これを子供が使う仮想マシンのWindows2000にインストールすることにした。余っているOSはこれしかないが、yahoo!あんしんねっとのクライアントソフトはWindows 2000にも対応しているし、メールやブラウザを使うだけならWindows2000で十分だろう。yahoo!あんしんねっとのクライアントソフトは当初のものよりも幾分改良されてはいるようだが、何しろそれ自体が怪しいソフトなので、ホストOSにこんな物をインストールするわけにはいかない。でも、仮想PCなら平気である。また、子供やカミサンがブラウザで変な.exeをダウンロードして実行したとしてもほぼ平気である。その時点で気づけば、VMwareの仮想マシンフォルダを丸ごとバックアップから戻せばいい。ただし、フィッシングサイトにつられて自ら個人情報を送信したり、NAT内部からセッションを張るようなプログラムをダウンロードしてしまう危険はある。まあ、そうでなくても、あんしネットをインストールした時点で、ソケットに流したデータはすべて統計情報や個人情報の収集に利用される可能性があると考えるべきだ。ヤフゥやグゥグルなどの検索サイトは当然だが、郵便番号でお天気を表示させたり、生年月日や姓名を入力する占いサイトなどは、個人情報を収集するためのフィッシングサイトの一種と考えるべきだろう。

このところPCいじりが続いて疲れた。久しぶりに晴れたのでいつもの森へ。




Nikon D700, AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED, AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
ISO200/ADL:OFF 
LightroomのCameraraw6.2でCamera Landscapeを指定して現像

ピクセラ製チューナー PIX-DT230-PE0
録画専用PCを用意できる方には重宝だと思う。
前モデル「PIX-DT096-PE0」で可能なDTCP-IPサーバーによる配信機能はPIX-DT230-PE0には現時点で用意されておらず、2011年1月にStation TV XのUpdateで提供するという。

2010年12月12日日曜日

PC引越し完了

7年半も使ったPentium-4マシンから、新しいPCへの引越し作業がひと段落した。秋葉原へ行って、内蔵HDDとメモリも買ってきた。

・内蔵ハードディスク 日立 HDS721010CLA332(1TB SATA300 7200) ¥4,780(ドスパラ)
・メモリ Silicon Power SP006GBLTU133S32 (DDR3 PC3-10600 2GB 3枚組) ¥5,970(ドスパラ)


安価な2GBのメモリを3枚追加し、マザーボードの6個のメモリスロット全部を2GBのメモリで埋める。これで合計12GBだ。試しにD700のRAWデータで現像スピードを比較してみる。View NX2で1枚1分以上かかっていたRAW-Jpeg変換が、わずか5.43秒で出来た。Lightroomも30秒以上掛かっていたものが、たった2.51秒だ。前のPCが古すぎたおかげで、強烈にスピードアップしている。

旧PC:Windows XP Home/Pentium-4 2.4GHz(HT)/メモリ1GB/外付けHDD USB2.0
新PC:Windows 7 Home premium(64bit)/Core i7-950(3.06GHz/4コア)/メモリ12GB/HDD SATA300 7200rpm


Adobe Photoshop Lightroom3.2は、OSに合わせて64bit用のものをインストールした。Lightroomでの現像中にタスクマネージャーを見ると、すべてのスレッドが使われている。View NX2でも確認したが、同様にすべてのスレッドが使われていた。RAW現像での物理メモリの使用量は2GBちょっとだ。12GBのメモリは今のところ無駄っぽくみえるかもしれないが、本格稼動の際は3台の仮想PCをVMwareで起動した上に、バックグラウンドでは地デジの2番組同時録画が行われる予定である。

ディスプレイもSXGAからフルHDになったので、横位置の写真が大きく表示できるようになった。

2010年12月9日木曜日

マウスコンピューターのPC

7年以上使っているPentium4のデスクトップPCがもう限界なので、ついに買い換えることにした。メーカー製にはこだわらないのでベアボーンからの組み立ても考えたが、パーツの選定や相性問題によるリスクを考えると、BIOSの設定やOSのインストールもされたBTOの完成品の方が楽だ。いくつか調べてみたが、ショップのBTOマシンよりも、マウスコンピューターの方が安かったのでこれにした。

Windows 7 Home Premium 64-bit 正規版
インテル Core i7-950 プロセッサー
6GBメモリ(DDR3-SDRAM PC3-10600)
1TB HDD
インテル X58 Express チップセット
NVIDIA GeForce GTS450/1GB
10倍速ブルーレイディスクドライブ(書込対応)
LED液晶 24型ワイド(Full HD/16:9)/HDCP対応 iiyama ProLite E2472HD-B1 
送料手数料込み 合計 \ 146,160

選定条件は、パフォーマンスを優先・ブルーレイ書き込み・ついでに地デジもダブルチューナーで、という3点だ。ゲームはやらないので高性能なグラフィックボードはいらない。GPGPUに対応するソフト(Adobe Photoshop CS5やCyberLink PowerDirector 9など)をあとで使うことを考えても、グラフィックボードはこのクラスで十分だろう。同価格帯でRADEON HD5850と組み合わせたモデルもあるが、RADEONがピクセラ製チューナーと相性が悪いという噂もあり、GeForceと組み合わせたこちらのセットの方が無難な気がした。オプションでメモリを増設することもできるが、メモリはそこいらの店で別に買った方が安い。マウスコンピュータがPCショップのBTOシステムとは異なるのは、購入時に構成パーツの具体的なメーカー名や型番が表記されていないという点である。そこら辺は実際に品物が届いてみるまでわからない。完成品としてマウスコンピューター社の保証があるので、たとえ電源やメモリがノーブランド品でもグラボが変なメーカーだったりしても一応問題はないのだが、ドライバの更新や後々のメンテナンス性を考えるとパーツの詳細は知っておきたい。
そして今日、PCが届いたので早速蓋を開けてチェックしてみることにした。なんじゃ?グラボに女の絵が描いてあるが地味な位置なのでよく見えない。ECSっていうのがメーカー名なのだろうか。MBはMSI製、メモリスロットは6つ。メモリチップにはKingstonの文字がある。HDDはWDだ。光学ドライブはLGだと思うがラベルが見えないのであとでデバイスマネージャで確認しよう。CPUクーラーはリテール品とは違うようで、ファンのラベルにはCOOLER MASTERと書いてある。

 マザーボード:MSI X58M MS-7593
メモリ:2GBx3 Kingston製
10倍速ブルーレイドライブ:LG BH12NS30
地デジ対応TVチューナー:PIXELA PIX-DT230-PE0
CPUファン:COOLER MASTER 型番不明
グラフィックボード:ECS ELITEGROUP NGTS450-1GPI-F
500W 電源:AcBel PC7014(以下型番不明)

マウスコンピューターの仕様には具体的なパーツメーカー名や型番は表示されていないので、必ずしも同じパーツで構成されている保障はないが、購入を検討されている方は傾向として参考にしていただいても良いと思う。
メーカーが完成品のPCとして保証を付けているわけなので、選定されているパーツはそれなりに良いものであるに違いない。アクベルというこの電源も自作派には定評があるらしい。なお、ブルーレイドライブは10倍速のはずだったが、デバイスマネージャで確認すると実際に付いているのはLGの12倍速モデルだったりもする。マザーボードに自社専用の独自品を使っている大手PCメーカーとは違い、市販の汎用品と同じものが使われているのもメンテナンス性に優れておりユーザーにとっては有難い。
モニタだけはちょっとケチりすぎて失敗した気がする。このモニタには、sRGBのプリセットもガンマ調整機能もなかった。視野角も狭く、見る角度によって色味の変化が大きく写真用にはあまり向いていない。LGのIPS液晶にすべきだった。

2010年12月1日水曜日

いつもの森

良い季節になった。一年でどの季節が好きかと聞かれたら、迷わず秋だと答える。それもまさに今だ。








Nikon D700, Ai Micro-Nikkor 55mm F3.5, AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
ISO200 ピクチャーコントロール=[LS] ADL=ON
View NX2にてRAW現像(パラメータはすべて撮影時の設定)

先月からテストしていたAdobe Photoshop Lightroom3の製品版を購入したものの、引き続きView NX2を使って現像する方が多い。Lightroomをメインに使わない理由は、Camera Raw(6.3)では今のところADL(アクティブD-ライティング)が使えないからだ。ADLは手間要らずで好ましい階調が得られ、撮影時のプレビュー でも効果が確認できるので多用している。LightroomではD700とView NX2の組み合わせではできない歪曲補正ができ、ノイズ低減やシャープフィルタの解像感も優秀だが、色収差や周辺光量の補正はいまいちで、NX系ソフトの 完璧さには程遠い。現状、Camera Rawは撮影時のピクチャーコントロールとCamera Calibrationの対応すら手動である。Lightroomの操作性が優秀なだけに、Camera Rawにはもうちょっと頑張ってほしい。