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2022年3月19日土曜日

Minolta AUTOCORD (ミノルタオートコード初代 1955)

ミノルタオートコードを入手したので、これについての動画を作成した。

モバイル版のページをご覧の方は画面下の「ウェブバージョンを表示」で動画へのリンクが表示できます)

日本カメラ博物館では現在、特別展「いまも変わらぬ魅力 二眼レフカメラ展」(開催期間:2022年2月8日(火)〜2022年6月19日(日))が開催されており、「A to Z」と言われる非常に多くの国産二眼レフカメラおよび、ローライフレックス・イコフレックスをはじめとした海外製の二眼レフカメラが展示されている。もちろん、このミノルタオートコードや、所蔵されているたくさんの国産二眼レフを積み重ねた「二眼レフタワー」なるものも展示されており、当時日本に多く存在したガレージメーカーにより製造された、二眼レフカメラの供給事情を窺い知ることができるような展示になっている。ダルマ型の二連ヘリコイドを採用した廉価な機種では、自社ブランドのトリプレットレンズを搭載しているものが多く、高級機では4枚玉のズイコーレンズやニッコールなどが、メーカーの垣根を超えて採用されているのが面白い。ミノルタオートコードは、国産二眼レフの最高峰とも言われることもあるようだが、展示されている多くのカメラを見比べると、当時の国産二眼レフは、高級感や精密感においてはローライフレックスのそれよりも格下に思える。ただ、ミノルタフレックスやミノルタオートコードに使われている、ロッコールレンズは評判が良かったようで、現代になってデジカメの画像と比べてみても、非常にシャープなのが分かる。今回入手したミノルタオートコードは、操作系やシャッター・巻き上げなどに多くの不具合があり、修理が大変だったものの、撮影レンズの状態は悪くない個体だった。今回このオートコードで撮影した画像は、同じアングルでNikon Z7IIでも撮影しているので、フィルムで撮影した画像とデジカメで撮影した画像を見比べてみると面白い。

Minolta AUTOCORD











共通データ
Minolta AUTOCORD
ROKKOR 75mm F3.5
FUJI ACROS100II ミクロファイン1:1希釈 22℃ 10分30秒
絞り F16 または F3.5
複写カメラ Nikon Z7II
レンズ AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
Adobe Lightroom Classicにて階調反転・画像調整

Nikon 7II NIKKOR Z 24-70mm f/4 S











共通データ
Nikon Z7II,NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
f=32mm
ISO100 F9
ピクチャーコントロール:[MC]モノクローム
アクティブD-ライティング:AutoまたはOFF
カメラJPEG

2022年2月14日月曜日

Minoltaflex IIB(1952) その1

これ、メルカリで3200円(送料込み)で入手した。動作しないため、「インテリア用」とのことだったが、届いた物をチェックしてみると確かにシャッターが切れない。

ミノルタフレックスIIB(1952)
3200円(メルカリ)

早速、シャッターまわりを分解する。清掃、注油しながら弄っているうちにシャッターは動きだした。しかし、チャージレバーから手を放すとすぐにシャッターが切れてしまう。係止金具のスプリングを少し組み替えて組み立て直す。これでシャッターも正常に動作するようになった。ロッコールのテイクレンズは、前群2枚目の裏側のクモリが酷かったが、白濁したコーティングをメラミンスポンジで少し擦ったところ、使えそうな透明度になった。ファインダーを分解すると、ミラーが外れてズレている。ミラーを正しく組み立て直したものの、無限遠が狂っている。だいぶ前ピンのようだ。ビューレンズは、前板に取り付けられている根元のところでピント調整ができるはずだが、位置を固定する三か所のイモネジを取り外しても、なぜだかビューレンズを回転させることができない。前板の革を剥がせばもっと分解できると思うが、汚くなるのでやめておこう。フィルム面にピントグラスを置いてピントをチェックすると、テイクレンズの無限遠はズレていない。ファインダーでのピント合わせは出来ないが、ピントノブの距離指標を使って目測で合わせれば撮れそうだ。


テイクレンズは、3群4枚のテッサー型 ROKKOR 75mm F3.5。安価な国産二眼レフは、3枚玉のものが多く、このレンズは高級な部類と言える。

ACROS100フィルムを詰める。Minoltaflex IIB型はセミオートマット式になっている。フィルム装填は、スタートマークを合わせて裏蓋を閉めた後、巻き止め解除ボタンとカウンターリセットスイッチを同時に操作する。カウンターがリセットされるので、巻き上げノブが止まるまで巻いていけば、自動的に1コマ目がセットされる。あとで現像したフィルムを見ると、1コマ目の位置がかなりギリギリで、あと1ミリで裏紙を止めるテープにかかりそうな位置だった。コマ間は広めで安定しており、最終コマの後は6センチくらいフィルムが余っていた。

レンズコーティングの白濁が取りきれず、逆光ではものすごく白っぽくなる。左側にカメラ内の反射と見られるスジが出ている。
F16

画面両側が白っぽくなっている。ライトボックスの照明ムラかと思ったが、ネガの時点でこうなっているので、カメラ内の反射によるものではないだろうか。拡大してヨットの棒(?)やワイヤを見ると、かなりシャープに写っている。
F16

総武線市ヶ谷付近にて。遠方、飯田橋方面のビル群がシャープに写っている。シャッタースピードは1/100秒だと思う。
F16
同じ角度でデジカメで撮影した画像。上の写真と比較してみると面白い。
Nikon Z7II,NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
撮像範囲 1:1(24x24mm)  焦点距離=41mm ISO100 F9.0 1/200秒
ピクチャーコントロール:[MC]モノクロ (カメラJPEG)


秋葉原にて。中央部は非常にシャープに写っているが、周辺部をみると回転方向にブレているようだ。三脚を使わず手持ちでの撮影で、シャッタースピードは1/50秒だったと思う。
F8.0

皇居東御苑 桃華楽堂。これも拡大して見ると少しブレている。
F8.0

次の写真は、シャッターが開く際に動く部品が指に引っ掛かってしまい、正常に切れなかったものだ。ネガは露出オーバーで真っ黒になっている。可動する部品がむき出しなので、扱いが難しい。
F8.0

撮影しなおしたもの。天守台の芝生には、前日に降った雪が残っている。これも少しブレており、描写が甘い。
F8.0

雨とレンズのクモリのせいで、逆光の松の木がふんわりとフレア掛かって白っぽく写っている。重厚感のある石垣のトーンが印象的だ。
F8.0

他の写真は全部ピントは無限遠位置で撮っているが、これだけは絞り開放でピントノブの指標を目測の1mに合わせて撮った。結果はひどい前ピンで、完全にピンボケだ。目測が大きく外れているとは思えないので、おそらくピントノブの距離指標は近距離では当てにならない。
F3.5

Minoltaflex IIB型
ROKKOR 75mm F3.5
FUJI ACROS100 ミクロファイン1:1希釈 20℃
複写カメラ Nikon Z7II
レンズ AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
Adobe Lightroom Classicにて階調反転・画像調整

ロッコールの写りが良いのは分かったが、このカメラはこれで終わりにしようと思う。ビューレンズのピントを調整すればもうちょっと使えるのだろうが、このカメラはミラーも真っ白でファインダーも暗く、ボディ自体もヨレヨレなのでこれ以上手を入れる気がしない。

2021年12月6日月曜日

12月 昭和記念公園にて NIKKOR Z 24-70mm f/4 S,Nikon Z7II

今年は何かと慌ただしく、秋の一番良い季節には訪れることができなかった。この日は12月最初の週末だったが、人出が非常に少ない事にちょっと驚いてしまった。12月に入るとこんなものなのだろうか。

昭和記念公園は非常に広いため、徒歩での移動は無理がある。園内を周回する電車のような乗り物もあるが、あちこち気ままに移動するには立川口で借りられるレンタサイクルが便利だ。