2014年6月28日土曜日

PenF-EOS Mマウントアダプター他

先日手に入れたEOS M用の小物がAmazonから着々と届く。早くこれらで遊びたいが、一日ゆっくり出かける暇もなく、週末のたびに天気も悪い。

これ、Amazonで注文したものだが、中国から郵便で届いた。前回のFOTGAアダプターよりも若干作りが良い気もするが、同じといえば同じかも知れない。

PenF-EOS M マウントアダプター

前回のFOTGAアダプターもそうだったが、EF-M側のマウントはスムーズでガタもない。ペンF側のマウントは、精度は問題ないようだが、ペンFレンズを装着する際に、固定位置までバヨネットを回そうとしたところ、固くて回らない。裏面から観察すると、寸法やひっかかりの問題ではなく、ペンF側マウント金具の裏面にある3箇所の板ばねがきついだけらしい。注意しながら強く回したところ、無事装着できた。取り外しも問題ない。EOS Mに装着後、無限遠をチェックしたところ、ピント合わせにはちょうど良いくらいに、僅かだけオーバーになっている。

 F.ZUIKO AUTO S 38mm F1.8 

E.ZUIKO AUTO T 100mm F3.5

ケンコー PRO1D NX プロテクター 43mm

EF-M22mm F2 STM用のプロテクターはヨドバシで購入。キャップは面倒なのでプロテクターは必需品だ。ちゃんとした製品の中では一番安かったのでこれにした。家に帰ってパッケージを開けてみると、うわ何だこの銀縁は。どうやら、PRO1Dの後ろについている「NX」がこの銀縁のことだったらしい。まあいいか。付けてみると、然程下品でもない。むしろ意外と似合う。

こっちはAmazonの品。ニコンはファームウェアでいんちきバッテリーを使えないようにしてしまったが、そこら辺のところキヤノンはまだ寛大なようだ。中国製の怪しげなバッテリーだが一応使えるみたいだ。純正リモコンRC-6の裏面には、すぐに切れるモードと2秒ディレイの切り替えスイッチがあるらしく、入手したこれにも多分それと同じと思われるスイッチがついている。試してみたところ、一応そういうふうに動作する。

Canon EOS M, F.ZUIKO AUTO S 38mm F1.8
ISO:200, F2.8 1/1000秒
AWB, ピクチャースタイル:スタンダード
画像クリックで元サイズ(5184x3456pix)の画像を表示

2014年6月23日月曜日

EOS MダブルレンズキットとFOTGAマウントアダプター NG-EOS M

現行モデルはEOS M2だが、非常に安くなっている旧型Mのダブルレンズキットを入手。ボディ以外は現行M2のキットと同じ構成で、AF速度を重視しないのであれば、画質が同じだと思われる旧型Mのキットの方が得にきまっている。最新型のミラーレス機は驚異的にAFの早いものもあるが、遅いと言われているこのEOS M(ファームウェアバージョン 2.0.2)は、普通にコンデジ並というか、一眼レフでのコントラストAFと似た感じ。個人的には十分に実用範囲内であるように思う。

 Canon EOS M ダブルレンズキット
EOS M本体
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
EF-M22mm F2 STM
マウントアダプター EF-EOS M
スピードライト 90EX


 FOTGA ニコンGレンズ~EOS-M用EF-Mマウントアダプター NG-EOS M

ニコン Fマウントレンズ用のマウントアダプターも入手。Gタイプレンズの絞りを操作できるタイプで、EF-Mマウントに直結する。

届く前に商品画像で薄々は分かっていたが、届いたものをみるとやっぱりレンズ側の絞り込みレバーを押す部品がただのネジだ。EF-M側のマウントは抵抗やガタもほとんど無く、取り付けには問題がない。しかし、レンズ側はこのネジに問題がある。このネジ、ちょっと長すぎる。絞り込みレバーのすぐ内側に後玉の鏡筒が飛び出しているレンズではこのネジが後玉鏡筒側面にぶつかってしまい、取り付けできない。たまたま、最初に試したAF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDは大丈夫だったが、Ai Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sを取り付けようとしたところ、このネジが干渉することに気付いた。危ないところだった。接触に気付かずバヨネットの取り付け方向にレンズを回していたら、後玉鏡筒側面に大きな傷をつけてしまうところだった。他にも、AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED、 AF-S NIKKOR 14-24mmF2.8Gを試してみたが、いずれも取り付け不可能だ。また、Fマウント側の固定ピンの引っ込みが渋く、レンズを取り外す際に苦労する。問題のネジは、絞り調整リングのローレット面にネジ頭が出ていて簡単に取り外せたので、ボルトカッターで先端から約2ミリ程度を切り落とした。これで今のところどのレンズでも干渉しない。

ローレットのついたリングを回すとGタイプレンズの絞り込みレバーを動かすことができる。OPENとLOCKの点の位置にクリックがある。グリスは入っておらず中間はリングの摩擦で止まる。回転角が小さく、中間にクリックも無いため正確な設定は無理だが、なんとなく操作が可能。アダプタ中央がレンズ側の指標と若干ズレている。上の写真はOPEN状態。

LOCK方向に回すと絞りが閉じる。OPENとLOCKの間の可動域は、Gタイプレンズの絞込みレバーの可動域とほぼ一致しているが、取り付け方やレンズによってはOPEN方向へいっぱいに回してもクリックに届かない場合もある。MFやDタイプなどの絞り環のあるレンズでは、LOCK位置にしてレンズ側の絞り環を操作する。

マウントアダプターの絞り込みリングがOPEN位置のとき。

マウントアダプターの絞り込みリングがLOCK位置のとき。

AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDを装着。

フィルム機用のEF 80-200mm f/4.5-5.6があったので、マウントアダプター EF-EOS Mを使って取り付けてみる。こちらはさすがに純正アダプターだけあって完璧にフィットする。このレンズ、頂き物で使ったことが無かったため、モーターがジコジコ動くのを初めて見た。

2014年6月3日火曜日

マンフロット 410ギア付きジュニア雲台の修理

ヨドバシにお願いしていたマンフロット410ギア付きジュニア雲台のパーツが届いたそうなので、仕事の帰りにもらってきた。去年、この雲台を三脚ごと逆さまに落下させてしまい、横方向の水平(ロール)を調整するノブを回すと、異常に固くなったり軽くなってガタが出たりするようになってしまったのだ。ロックリングを緩めたり締めなおしたりして騙し騙し使っていたが、都合が悪いので何とかしたい。注文していたのは、「R410,03」という微動ハンドルの軸とスプリングが組みになったパーツ。

 マンフロット 410ギア付きジュニア雲台

 R410,03 5,065円

まずはシールを剥がす。粘着面は再利用可能。

六角レンチで真ん中のボルトを外す。

ウォームギアがスプリングで押し付けられているので、外側のリングをアンロック方向にぐいっと回すとギザギザの筒が抜ける。

 別方向から。

溝にスプリングのヒゲが引っかかっているのをドライバーで引っ掛けて浮かせ、外側のリングを左にくるくる回すと抜ける。

 左が新しいノブ。右が取り外したノブだが、見た目では変形している感じはしない。

スプリングは問題ないが、一応新しいパーツ組のスプリングを取り付ける。

新しいノブを取り付ける。どこまでねじ込むかは、なんとなく分かる。いっぱいにねじ込むと、スプリングのヒゲが溝の位置に来る前に止まるので、逆方向に緩めて引っかかる位置が元の位置。

ここまで来て、やっと気付いた。こいつが欠けている。原因はウォームギアの軸ではなくて、きっとこっちなんじゃないか。しまった。落下時についたノブのキズと回した感触から、てっきり微動ノブの軸が曲がったのだと思い込んでいた。修理に出すよりは安いのかもしれないが、ノブのパーツは結構高かった。うむむ。パーツを注文する前に、一度分解してみるべきだった。勉強になった。スペアパーツリストを見ると、このギザギザの筒が欲しい場合は「R410,12」という組を注文しなければならないようだ。(雲台のシリアルナンバーによりパーツ番号が異なるようなので、詳しくはマンフロット社HPのパーツリストを参照されたし。)

マジックで欠けた部分をマークする。この軸は一回転しないので、このギアは全周使われない。欠けた部分を避けて組み付け直せば大丈夫そうだ。

マジックで黒く塗った部分を下にして組み付ける。この状態なら、可動域では欠けた部分にウォームギアが当たらない。

このギザギザの筒は、組み付けてしまえば位置は変わらないので、マジックはアルコールで拭きとってしまおう。

シールを戻して作業終了。動きはもちろん直っている。結局のところ、ウォームギアの軸は曲がっていなかったのかもしれないが、念のため新しいパーツを使用。今回分解して分かったが、この雲台は構造上衝撃に弱く、誤って落としたりぶつけたりすると、あのアルミのギザギザの筒が真鍮製のウォームギアにえぐられて欠けてしまうようだ。気をつけねばならない。