2013年1月21日月曜日

Ai Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sにて

先日入手したAi Micro-Nikkor 105mm f/2.8SをD800Eにくっつけて出かけてみた。このところ寒い日が続き、池には氷が張っている。氷をすくいあげてみると、葉っぱや小枝がくっついてきた。氷のキラキラした部分、ピント面前後には結構な軸上色収差が見られる。Ai Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sのコントラストは少し低めでナノクリレンズ程ヌケは良くはないが、Aiレンズとしては普通だと思う。シャープネスについては、期待したほど鋭くはなかった。とはいえ、かなりレベルは高く、周辺が中央と変わらずきっちり写るのは、いかにもマイクロらしい。近距離での用途というのは、55~60mmではパースが気になるような物撮りだったり、三脚では近寄り難い被写体だったりする場合が多く、その点ではこの105mmのレンズは扱いやすくて便利に思う。気になる色収差は、Capture NX2で軸上色収差補正をONにすることできれいになる。

Ai Micro-Nikkor 105mm f/2.8S, Nikon D800E
ISO100 F5.6, Capture NX2

Ai Micro-Nikkor 105mm f/2.8S, Nikon D800E
ISO100 F8, Capture NX2 軸上色収差補正はOFF
画像クリックで元サイズ画像 (7360x4912)を表示します。 


歪曲収差はほぼゼロ。画面最周辺部まで端正な写り。解像力としては極めてすごいわけではないが、たとえ中央がこれ以上に写るレンズでも、この画質で周辺まで写るレンズはほとんど無いように思う。
 
Ai Micro-Nikkor 105mm f/2.8S, Nikon D800E
ISO100 F8, Capture NX2 軸上色収差補正はOFF
画像クリックで元サイズ画像 (7360x4912)を表示します。

無限遠ではこんな感じ。

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