2009年4月23日木曜日

ジャンクスキャナでパノラマ撮影 2号機

以前やった企画と同じだが、前回は途中でスキャナが壊れてしまい、鮮明な画像を得るには至らなかった。今回、新たに別のジャンクスキャナEPSON GT-9400UFを入手したので2号機を作成中。カメラ部分には、先日のジャンク引伸機・ラッキー3型のヘッドを流用することにした。





今回のEPSON GT-9400UF(USB2.0 3200dpi)の最大有効画素数は27200×37440pixelだが、解像度を上げると読取範囲に制限が出るため、実際には最大でおよそ140MP程度になる。たまたま透過原稿ユニット付きだがこれは必要ないので取り外す。カメラ部分はラッキー3型引き伸ばし機のヘッドを流用。広角用に50mmレンズを取り付けることを想定し、フリクションローラーのガイドレール先端が写り込まないように90度回転させて取り付けた。だが、ラインCCD基盤を取り付ける際、基板上の突起物がリヤボードと干渉してしまうことが判明。フランジバックをあまり詰めることができなかったため、50mmレンズは使用できず。レンズはEL-Nikkor80mm F5.6を装着。カメラの垂直回転軸はジャンクHDDの軸を流用。ガタツキがなく非常に軽い力で回転させることができる。カメラとスキャナのキャリッジを接続する棒にはスライド機構が必要なため、一号機(GT-8200UF)からむしりとったレールを使用。接続棒のキャリッジ側受け部分は、本来の原稿読み取りスリットに接続し、スリットを利用して固定位置をスライド式に可変できるようにする。画像のアスペクト比を適正にするには、キャリッジの往復範囲に対するカメラのスイング角を調整する必要があるからだ。
なんとか思った形状に組み立てることはできたが、今のところノイズまみれでまともな画像が得られない。電源投入時やEPSON Scan起動時に、ランプのキャリブレーション動作が実行されてしまうため、エラーを出さないためにはレンズにランプを近づけたりしてうまくだましてやる必要があったりして、動かすこと自体がなかなか難しい。適正露光を得るためのレンズの絞り値や、キャリブレーションのだまし方などを研究中。

2 件のコメント:

raspy さんのコメント...

はじめまして。
僕もスキャナカメラ作りました。遭遇している問題がよく似ていて泣けました……

padoo さんのコメント...

この2号機で鮮明な画像を撮影するのは未だに成功していません。フィルムスキャンに使っているCanoScan8800F(LED機)では「毎回キャリブレーションしない」というオプションがあります。このスキャナは新品で購入したもので分解するわけにはいきませんが、もしかすると冷陰極管タイプの古い機種ではなく、CanonのLED機を入手すればキャリブレーションの問題が解決するかもしれませんね。