2009年12月20日日曜日

Ai Micro-Nikkor 200mm F4 IFを救出

フリーマーケットのダンボールの中から千円で救出。Ai Micro-Nikkor 200mm F4 IFだが前玉のカビがひどくキズも多い。Ai-Sタイプではなく、フロントキャップと三脚座リングが無い。フィルタースレッドに変形があり、鏡筒も傷だらけだが、なんとかなりそうな気がして持ち帰った。

Ai Micro-Nikkor 200mm F4 IF ジャンク
1000円(フリマ)

前玉のカビがひどい。

前玉表面クリーニング後。なんか色々残っているが、割ときれいに。

鏡筒をきれいにした後、マウント面もきれいにする。望遠レンズにある、絞り羽根から後ろにはレンズがないタイプだ。絞りを開放にして、割り箸に巻いたレンズペーパーにエタノールを染み込ませたもので、最後面の玉を拭く。
汚いレンズはカビの伝染とホコリの逆流が怖い。鏡筒内の植毛紙についたホコリを、ブロワーとセロテープで丁寧に取る。後部キャップが取り付けられていたため、内部は意外ときれいなようだ。気になる前玉をエタノールで何度も拭く。見た目はきれいになったが、カビでコーティングがひどくやられていて、ハァハァして曇らせるとカビ跡が浮き上がって見える。表面には傷がいくつかあるが、画像全体が白っぽくなるようなヘアライン状の拭き傷ではなく、アタリのような傷なので意外に影響が少ないかもしれない。前玉の内側周囲に丸い染みやカビがあるが、化粧リングの外し方も分からず、レンチも持っていないので前玉の内側は拭くことができない。今回はこれまで。クリーニング後に観察してみると、やられているのは最前面レンズの前面がひどく、裏面は周囲の染みだけのようでクモリはない。2枚目の玉以降はカビもクモリもなくきれいに見える。いきなりD700に取り付けるのは怖いので、F3に取り付けてファインダーをのぞいてみる。うん。思ったよりもひどくない。むしろ、のぞいている限りでは前玉が汚いのは分からない。これは普通に写る気がする。絞りリングはクリックがヘタっているが、羽根の動きも問題ない。もう一度、腕が痛くなるまで後部をブロワーで吹いてから、D700に装着し、テスト撮影。

Ai Micro-Nikkor 200mm F4 IF
撮影倍率:1/2倍

最近接撮影距離は0.71m、マウント面からのレンズ長は172mmなので、最大撮影倍率の1/2倍時、レンズ先端から被写体までの距離(ワーキングディスタンス)は66.35cmになる。開放から一段ずつ絞ってAF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G EDの同倍率の画像と比較してみた。

左:Ai Micro-Nikkor 200mm F4 IF  右:AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED
上から順にF4, F5.6, F8, F11, F16

どうも、60mmの撮影画像がちょっとピンボケだったみたいで、イマイチちゃんとした比較になっていない。とりあえず、Ai Micro-Nikkor 200mm F4 IFについてはF4開放時は少し甘く、シャープなのはF8~16の間。順光で絞る分にはかなり普通に近い状態で使えるんじゃないだろうか。今度、屋外へ持ち出してテストしてみよう。前玉のカビ跡と傷による逆光撮影時のコントラストの低下が、もしも許容範囲ならうれしい。

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