2009年4月6日月曜日

引伸用マスク

RB67の画面サイズ(56.0x69.5mm)よりもラッキー90M-Sのネガキャリアの穴の方が若干大きいので、ノートリミングでプリントしようとすると、コマの周囲に黒い縁ができてしまう。イーゼルマスクを使って印画紙の周囲をマスクしなければならない。RC紙の場合、余白は大きくとる必要が無いのでイーゼルマスクは2枚羽根のものでいいが、高級バライタ紙の場合は保存性や額装を考慮して1インチ程度の余白を作るのが普通なので、4枚羽根のイーゼルマスクが便利だ。だが、4枚羽根のイーゼルマスクは高いので、予算内で入手可能なのは2枚羽根のものだ。仕方ないのでバライタ紙用のマスクは紙で作ることにした。とりあ えず六切用のものを作成。

厚紙を印画紙の大きさに切って、6x7判のアスペクト比に合わせて窓を開ける。6x7用は長辺の余白を1インチにした場合に合わせて、短辺の余白を計算する。ついでに135用も作成。135用は短辺の余白を1インチにした場合に合わせて、長辺の余白を計算する。
墨汁で塗装。乾燥させると墨汁の水分で多少ヨレが生じたが、二晩ほど重石を乗せて放置したところ平らになった。六切だと印画紙に対する画面サイズはかなり小さく(152.2x188.9mm)なるので損した気がするが、あくまで高級バライタ紙用ということで。イーゼルマスクがまだ無いので、印画紙に乗っけるだけでプリントしてみた。角や直線部分は今のところきれいだが、紙なので取り扱いが面倒だ。金属やプラ板で作り直した方がいいだろうが、4枚羽根のイーゼルマスクを探した方が早いかもしれない。
紙マスクを使用してプリント
フジブロマイド
光沢3号紙(六切)

1 件のコメント:

やっ さんのコメント...

暗室ネタが面白く為になります。またちょくちょく寄らせていただきます。