2009年10月24日土曜日

海で拾ったもの

一般に、海岸へ行けば必ずイチジク浣腸に出会えるかのように思われているが、実はそうではない。ここ城南島の人口浜辺を訪れる度に漂着物を観察しているが、イチジク浣腸にはいまだかつて、一度も出会ったことがない。

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マミヤ RB67, セコール C 65mm F4.5 F11 ネオパン100 ACROS

海岸の漂着物は、 波打ち際のラインに沿って帯状に分布しており、似たような質量・比重の物体はある程度集まっていたりする。浜辺の構造や潮汐などが複雑に作用し、漂着物を各々の比重や形状、大きさなどによって分類する天然のフィルターになっているように思える。波打ち際ではタバコの包装と思われるプラスチックフィルム状のものが多く、少し離れたところでは貝殻のほか、葦や枯れ枝、タレビンなどの小さな容器類、輪ゴムなどが見られる。ペットボトルや洗剤容器などは波打ち際から比較的遠いところにあるようだ。ここ城南島海浜公園の浜辺は人工海岸のため、波打ち際から遠いところでは清掃が行き届いており、大きな物体は存在しないが、波打ち際から十数メートル程の範囲では、東京湾を漂流してきた様々な品物を楽しむことができる。

クラゲは思ったよりドロドロしておらす、固くてしっかりしている。

最初のモノクロ画像を撮影した次の日に、同じ場所を見に行ってみた。とても気に入っていた、ピータン色のオナホも、風化真っ最中のケロちゃん人形もどこかへ行ってしまった。鳥の羽は2m程離れたところに、ガチャガチャ容器のフタは15m程先の波打ち際に飛ばされていた。半分うめておいた絵馬は動いていないみたいだ。残ったものを見ると、どうやら質量や比重は関係ないみたいで、なぜだか樹脂製の物体が優先的に消えたように思える。清掃などで人為的に撤去されたのだろうか。

この日も浜辺を何往復かして、色々なものを拾ってみた。経済活動の中でリサイクルされずにこぼれ落ちたものや正しく廃棄されたかったもの、あるいはどこかの誰かがうっかりなくしてしまったり、こっそり捨てたものなどが、波にもまれていっしょくたにかき混ぜられ、ここに漂着しているのである。どうやって運ばれてきたのか、どうにも水には浮かびそうもないものも時々見かける。

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ニコンD700 AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED ISO100 F11

☆漂着物評価ポイント(城南島)☆

いちじく浣腸 20000P(未発見)
オナホ 5000P
ボラギノール 4000P
かえる人形 1500P
めがね 1000P
そとば 1000P
絵馬 500P
注射器 300P
スーパーボール 150P
ゴムボール中 100P
錆びた鉄 100P
指サック 100P
みかん 100P
小さいシャンプー 100P
インクカートリッジ 100P
たんぽん 50P
フィルムケースふた 30P
錆びたペットボトルふた 30P
たれびん 30P
くらげ 30P
くるみ 20P
かに 20P
釣具 20P
スプーン 10P
化粧びん 10P
ペットボトルふた 0P
輪ゴム 0P
貝 0P


参考画像:ボラギノール(2009年9月)
これも比較的珍しい物体。
オリンパスPEN-F F.Zuko 38mm F1.8 F11


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