2010年3月25日木曜日

鶴見線国道駅


国道という名前の駅がある。駅舎は戦前に造られた古いコンクリート造りで、ガード下の風景が特徴である。鉄チャンや場末愛好家には有名スポットだ。何かのついでに行ってみたいとは思っていたが、なかなか行く機会がなかった。行ってみてわかったが、なにかのついでなどあるような場所ではない。ここに用があるのは住んでいる人だけだ。

平日の午後、ここで乗り降りする人は2~3人。

無人駅の改札

ガード下

ガード下のかつて商店や住居などがあったであろう壁面の大部分は、真新しいコンパネやトタンで覆われている。工事用のパイロン、ステンレスの自転車、エアコンの室外機が目に付く。そしてBOSSとコカコーラの自販機が燦然と輝く。確かに古い佇まいを感じる部分もあるが、よそ者の好奇の目に反発するかのように、どこを向いても残念な物が仕掛けられている。



鶴見川











Nikon D700, Nikkor-UD Auto 20mm F3.5
ISO800-3200 F3.5-11
ピクチャーコントロール[LS] ホワイトバランス:晴天


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