2013年2月10日日曜日

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II 4度目の修理

9月に買ったAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIは、昨年末の修理でジャンク品同然のポンコツ状態にされてしまった。これの再調整を依頼したものが戻ってきた。昨年9月に買ってから4度目の修理になる。今回はどうだろう。

 200mm F5.6 位相差AF(AF微調整+20)
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 70mm F5.6 位相差AF(AF微調整+20)
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AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II, Nikon D800E

70mm側は中央・右はよく解像している。左がわずかに甘いがこれはもう十分なレベルだ。当初の右端の酷さを思えば合格と言える。200mm側の左に関しては前回のジャンク状態よりは良くなっている。製造段階で不良の品をいくら調整しても限界があると見え、200mm側の右端はボケボケだ。現場ではAF微調整の最適値が判断できなかったので、三脚を使わずに普通に撮るものはAF微調整無しで撮っていた。帰って画像をチェックすると、AF微調整無しで撮った写真はすべてピンボケだった。コントラストAFで撮影した画像には問題はない。AF微調整のテスト結果を見てみたところ、テレ側・ワイド側ともAF微調整+20でコントラストAFと同レベルのピントになることが分かった。

70mm側 AF微調整テスト(+20~0~-20) 
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 200mm側 AF微調整テスト(+20~0~-20) 
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これはこれでおかしいが、以前のようにテレ側・ワイド側でAF微調整の最適値に差異があるよりは良い。これだけならSCでも簡単に直してもらえるだろう。問題はテレ側右端の解像不良だ。上のAF微調整+20の画像では手前の海面にピントが合っている箇所はないので右端は前ピンなわけではない。

200mm F5.6 位相差AF(AF微調整 0)
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この画像はAF微調整0で遠景を撮影したもので、画像中央・左端は前ピンのためにピンボケになっている。右端でピントが合っているならAF微調整+20時の右端のボケは後ピンだと言えるが、この画像ではピントが合っている箇所はない。つまりテレ側右端の解像不良は前ピンでも後ピンでもない。
今後このレンズをどうするかはまだ決めていない。もう一度工場での調整を依頼するか、今度こそ交換に応じるように強く求めるか。位相差AFの制御が前ピンなのだけを直してもらって泣き寝入りするか。

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