2014年7月14日月曜日

EOS M マニュアルフォーカス時にLV自動拡大表示

EOS用のフリーウェア「Magic Lantern」を入れてみる。インストールは簡単で、Magic LanternのHPからzipファイルをダウンロードし、解凍したファイルをSDカードのルートディレクトリにコピーするだけ。EOS M用の安定版リリースはまだ無いそうで、現在はナイトリービルドのmagiclantern-Nightly.2014Jul08.EOSM202.zipがダウンロードできる。ダウンロードファイルに含まれるEOSM_202.firは、SDカード上のautoexec.binを実行するようにカメラのファームウェアを書き換えるためのものだそうで、初回起動時はこれを用いてカメラのメニューからファームウェアの更新を行う。以降、電源投入時に自動的にMagic LanternがSDカードから読み込まれ、通常のファームウェアと同居した状態で起動するようになる。Magic Lanternには様々な機能があり、一体何ができるのか俺には良く分からないが、メニューを見ているとマニュアルフォーカス時に便利な機能を見つけた。MF時に便利なのは、画面右下の虫眼鏡アイコンをタップせずに、表示をx5倍またはx10倍に拡大できる機能だ。これを有効にすると、シャッター半押しやフォーカスリングの手動操作に連動してライブビュー画面が自動的に拡大されるようになる。設定するには、タッチスクリーンを二本指タップしてMagic Lanternメニューを表示させ、Prefs内のLive View zoom tweaksを選択する。



Zoom x5とZoom x10はどちらかをONにする。両方ONにしてもx10表示になるようだ。Zoom with Focus RingをONにしておくと、カメラのフォーカスモードがMFまたはAF/MFの場合に、EF-Mレンズのフォーカスリングを回すことで自動的に拡大表示になる。自動拡大された場合は、フォーカスリングから手を離して3秒間待つと通常表示に戻る。Zoom on Half ShuttterはカメラのフォーカスモードがMF時に有効。ONにしておくと、シャッターボタン半押しに連動して拡大表示になり、シャッターボタンから手を離すことで即座に通常表示に戻る。 EF-M22mmレンズでの近接撮影時や、マウントアダプターを使ってMF撮影する場合に、タッチパネルの虫眼鏡マークを何度もタップしたりカメラを持ち変えたりせずに表示の拡大と解除が出来るので、手持ち撮影時のMF操作が劇的に楽になる。
Magic Lanternにはフォーカスピーキングを有効にする機能もあるが、試してみたところ表示が小さくて見辛く、ピントを合わせる目的にはまったく役に立たなかった。

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