2018年12月3日月曜日

モノクロ

カラー写真では、色温度が過去の記憶をサーチするインデックスとなり意図しない感情を自動的に共振させてしまう。モノクロ写真では、季節や時間帯といった色温度に纏わりつく感情の一切は剥ぎ取られ、抽象的な時間の中に被写体の存在が浮き上がる。D850で撮影した画像をグレースケールに変換したものに赤フィルターや粒状感、周辺光量落ちなどを追加し、銀塩風の画像をねつ造した。撮影時にはモノクロ化を意図していないため、本来のモノクロ写真の手順とは異なる。




Nikon D850, AF-S NIKKOR 14-24mmF2.8G

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