2009年2月7日土曜日

CanoScan 8800Fで135判(モノクロ)スキャン

CanoScan 8800Fで135判のモノクロネガをスキャンした画像と、D700とスライドコピアで複写した画像を比べてみた。なお、フィルムはネオパン400プレストをスーパープロドール現像液でISO1600に増感したものである。

CanoScan 8800F
   
CanoScan 8800F 4800dpiでスキャンした画像(4480x6032 pix)を、長辺がD700の画像と同じサイズ(3161x4256 pix)になるように縮小

D700+スライドコピアでネガを複写
  
D700 AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED スライドコピアPS-2(2832x4256 pix)

スライドコピアの画像の方が粒子がはっきりしており暗部のトーンも良好だが、画面周辺部にスライドコピアの枠のカゲリによる光量ムラが出てしまった。
CanoScan 8800Fは最大解像度でスキャンしている。画像は27MPにもなるが、サイズの割に含まれる情報は少ないため、画像を12MPのD700並に縮小している。それにも関わらず、画像全体がぼんやりしている。暗部のトーンも潰れてしまっているし、ハイライトも飛び気味だ。暗部が潰れることからもわかるが、上の画像では下側の暗部がネガ素抜け部分と区別できずに、コマの端を検知できない。このため、ネガ上のコマの大きさは24x36mmだが、長辺方向が31.92mmしか読みこまれていない。(EPSON機では、コマ検知をOFFにして6コマスリーブ全体の画像からクロップ出来たので、このような問題は回避できた*)
CanoScan 8800Fはフィルムスキャン専用機ではないため、比較的輝度差の少ない反射原稿でも十分な階調を得るために、フィルムスキャン時のダイナミックレンジに制約が出るのだろう。当たり前だが、D700のようなデジカメでは被写体を直接撮影するために作られているので、フィルムの複写には最適とは言えないが、どんなに濃淡の激しいフィルムでもヒストグラムを見ると使われてる階調はダイナミックレンジ全体の半分程度しかなく、トビ・ツブレなどありえない。(逆に眠い画像になるため、ヒストグラムの上下の何も無い部分をカットする必要がある)
CanoScan 8800Fの135判スキャンは不満だ。トーンもシャープネスも両方不満だ。しかもモノクロの場合なので、カラー主体に使うとしたら更に不満だろう。

*後日、CanoScan8800FでもEPSON機同様、コマ検知をOFFにして6コマスリーブ全体の画像からクロップする方法が判明した。

2 件のコメント:

イチロー さんのコメント...

はじめまして
フイルムカメラを始めたばかりなのですが
フォトショップでのデジタル化(CD化)がかさむ為にスキャナの購入を検討中です。
トイな2眼レフ(35mmフイルム使用)を購入したのですが、パフォーレーションこみの「36mm×36mm」のフォーマットがスキャン出来る物を探しています。
8800F、ですが?
可能なのでしょうか??
もし、よろしければアドバイスをお願い致します。。。

padoo さんのコメント...

コメントいただきありがとうございます。CanoScan8800Fに付属の35mmキャリアはパフォーレーション部分をマスクしてしまいますが、フィルムを原稿面ガラスに直置きすれば、35mmフィルムのパフォーレーション込みのスキャンは可能です。ScanGear画面の一番左上のアイコン「縮小版表示/全体表示を切り替えます」ボタンを押すと6コマスリーブ全体の画像が表示されますので、パフォーレーション込みの範囲をクロップするように指定することができます。このスキャナはピント面はあまりシビアではないようで、フィルムキャリアを使った場合も直置きの場合も差は無いようです。