デフォルトのパラメータ同士では各々の現像ソフトの個性が強すぎ、本来は比較はできないのだが、なるべく似たような階調になるようにしつつ、各々のソフトでできるだけ解像感が出るようにシャープのパラメータとノイズリダクションを調整してみた。
Capture NX-D 1.4.6 ノーマル現像
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ピクチャーコントロール:[SD]スタンダード
パラメータはすべてデフォルト
Capture NX-D 1.4.6
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ピクチャーコントロール:[SD]スタンダード, 輪郭強調=0, 明瞭度=1
アンシャープマスク:適用量=100, 半径=2, しきい値=0
ノイズリダクション:処理方法=高画質2013, 輝度 適用量=50, シャープネス=52, カラー 適用量=50, シャープネス=52
カメラとレンズの補正:倍率色収差補正=ON, 軸上色収差補正=OFF, ヴィネットコントロール=50
DxO PhotoLab 1.1.1
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プリセット DxO標準→DxO Smart Lighting=OFF, DxO ClearView=OFF
ノイズ除去:RAW PRIME, 輝度ノイズ=40
ヴィネット:DxO光学モジュールで自動補正
レンズシャープネス:グローバル=0, ディテール=50, ボケ表現=50
色収差:自動倍率色収差補正=ON
他の種類の倍率色収差補正:強さ=100, サイズ=10, パープルフリンジ=OFF
Adobe Phoshop CC, Camera Raw 10.1
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カメラキャリブレーション:処理=バージョン4(現在), 名前=Camera Standard
シャープ:適用量=100, 半径=0.7, ディテール=18, マスク=0
ノイズ軽減:輝度=50, 輝度のディテール=100, 輝度のコントラスト=0
レンズ補正:色収差を除去, プロファイル補正を使用=しない
共通データ:AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR, Nikon D850
f=500mm(DXクロップ 750mm相当)ISO400, F8.0, 14bit ロスレス圧縮RAW
Capture NX-Dは解像感やNRという点では一歩劣り、DxO PhotoLabは見た目の解像感はあるが、アウトフォーカス部分の滑らかさに対し、ピントが合った部分のザラつきが気になる。鳥のフワフワした質感がきれいに出ているのはAdobe Camera Rawで、シャープネスにもザラつきがなく上品な等倍画像になっている。AdobeのNRは以前から優秀で、DxO自慢のPRIMEモードと比べても遜色は無いように見える。Capture NX-DのNRはあまり上等ではなく、解像感を優先するとノイズはほぼ残す方向になる。Adobe Camera RawのCamera Calibration「スタンダード」は、純正のCapture NX-Dに対しやや彩度とコントラストが低い画像になるようだ。D850のピクチャーコントロール「スタンダード」のデフォルトは明瞭度が0ではなく1に設定されているためだろう、ローカルコントラストの印象にも違いはあるが、そこらへんは良い悪いではなく単にパラメータの違いでしかない。
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