石膏像風 樹脂製 ミニチュア 石膏像 風 10個 セット B
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この中の一体、胸元にある小さなもう一つの顔がデッサンする者を悩ませるという、通称「ガッタメさん」(おっぱい将軍)を使って、スタジオポートレートのライティングを実験してみよう。
参考記事:玉ちゃんのライティング話 第12回 レンブラントライティングで撮るポートレイト
被写体が小さく、ディフューザーなどを使うと光がまわりすぎて何だかわからなくなるので、小型ストロボを直写で当てる。
Canon EOS M/Ai-Micro-Nikkor 105mm f/2.8S (35mm換算 168mm相当)
ISO100 F11
左上からのレンブラントライト(正面像)
鼻筋に向かって左上45度・手前45度からライトを照らし、陰側(右側)の頬に逆三角形のハイライトが出るライティング。ミニチュア石膏像のガッタメさんは、美術の授業で使われるノーマルサイズのものよりも、顔立ちがかなり細面になっている。
ブロードレンブラント
顔に対するライトの角度は上のと同じで、やや横向き(45度)の肖像。上のセッティングのままやや左から観察するのと同じだが、実際にはカメラは移動させずに被写体を回転させ、ストロボをカメラの真上あたりに移動させている。
ショートレンブラント
ストロボを右斜め上からのレンブラントライトに変更。陰影が手前になるタイプの斜め顔。被写体もカメラも動いていないが、上の画像と比べると目線が変わっているように見える。
横顔(プロフィール)
右上斜め後ろのレンブラントライトでの横顔。
右上からのレンブラントライト(正面像)
ループ
上のやつよりも照明の高さを下げ、やや正面よりから照らしている。陰側(左側)の目にも光が入り、鼻の下に斜めに丸い影が出る角度のライティング。レンブラントライトの硬調で寡黙な印象に比べ、より物言いたげな表情になる。
スプリット
顔半面を陰にしてしまうライティング。右真横から照らしている。物体感・無機質感が強調された抽象的な表現。
バタフライ
トップライトに近いやや手前正面から照らすライティング。顔全体に光がまわり鼻筋や目の窪みが陰で強調されず、険しい表情が和らぎビューティな印象になった。この角度のライティングの説明では必ず、「鼻の下に蝶のような形の影が出る」と言われるのだが、いったい何がどう「蝶」なのかよくわからない。
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