2018年6月3日日曜日

Nikon Lens SeriesE Zoom 75-150mm F3.5(New) と Ai Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5-4.5s MACRO

Ai-s時代のズームレンズを2本入手。一本は以前から探していた、ニコンレンズSeriesE Zoom 75-150mm F3.5(New)。元の前期型が発売されたのは1980年で、入手したのは外観デザインが変更された1981年以降のタイプになる。Nikkorブランドが与えられていない廉価クラスのレンズながら、非常に写りが良いことで知られている。マウントタイプはAi-sと同じだがカニ爪は無い。二本目は Ai Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5-4.5s MACROで、1983年に発売されたレンズだ。こちらはとりわけ凄いという評判は聞かないが、千円だったので確保。
左: Ai Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5-4.5s MACRO (1983) 
ジャンク1000円 中野区F店
右:SeriesE Zoom 75-150mm F3.5(New)(1981) 
中古1500円 品川区M店

鏡胴に彫られたカラフルな線は、ヒゲと呼ばれる被写界深度目盛り。二本のレンズは曲線の開きが反対向きになっている。

左: Ai Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5-4.5s MACRO ワイド側35mm時
右:SeriesE Zoom 75-150mm F3.5(New)(1981) テレ側150mm時

Ai Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5-4.5s MACROは、テレ側で鏡胴が伸びるタイプで、Nikon Lens SeriesE Zoom 75-150mm F3.5はテレ側でズームリングを手前に引くタイプになる。

Nikon Lens SeriesE Zoom 75-150mm F3.5(New)

75mmワイド側は絞り解放から良く解像し、F5.6~F8まで絞り込むと凄まじい解像力を発揮する。ボケの美しさが印象的なレンズで、解放だけでなくF5.6~F8に絞り込んだ場合でも後ボケは滑らかだ。解像力はコーナーではやや低下するものの、現代のレンズを含め、絶対値でハイレベルだと言える。

75mm F8.0

75mm F8.0

テレ側付近 F5.6

100mm付近 F3.5

75mm F3.5

75mm F3.5

テレ側付近 F3.5

75mm F8.0

75mm F3.5

75mm F3.5

75mm F3.5

75mm F3.5

75mm F3.5

75mm F3.5

150mm F3.5

150mm F3.5

150mm F3.5

75mm F3.5

75mm F5.6

100mm付近 F8.0

 Ai Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5-4.5s MACRO

こちらはあまり期待していなかったが、それなりに良く写る。色味やコントラストなど雰囲気は、先のNikon Lens SeriesE Zoom 75-150mm F3.5(New)と似ている。3倍ズームだけあって周辺画質は少し落ちるものの、プリントなら少なくともA2サイズくらいはいけるレベルに思える。

35mm F5.6

周辺画質が分かり辛い画像だが、少なくとも中央部は物凄く解像している。
105mm F5.6

35mm F3.5

解放でも周辺光量低下が少ないのは特筆すべき点で、このタイプのズームの特徴だろう。
35mm F3.5

このレンズの最短撮影距離は1.4mだが、鏡胴のボタンを押すとマクロ用のヘリコイドを繰り出すことができ、ワイド側35mmでは27cm(1/4倍)まで寄ることができる。
ワイド側 35mmF3.5 マクロ使用

50mm時は歪曲収差も無く周辺画質も悪くない。この素直な写りを見ると、最新の高級標準ズーム「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」の50mm時や、近代的な単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 50mm F1.8G」の周辺画質は汚らしく見える。
元サイズ画像(5504x8256 pix) 45.44MP
50mm F8.0

共通データ:Nikon D850
ロスレス圧縮(RAW 14bit)
ピクチャーコントロール[SD]スタンダード (輪郭強調=0)
Capture NX-D 1.4.6 W (アンシャープマスク:半径=2, 適用量=100)

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