2018年6月1日金曜日

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(その5) 片ボケ 2回目の修理後

新品で購入したAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRが片ボケだった件で、レンズが2度目の修理から戻ってきた。結論から言うと全く直っていない。これはもう駄目だ。週末の2日間を掛け、旧型AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDとAF-S NIKKOR 50mm F1.8Gを携え、700枚以上の画像を撮影したが、すべてが同じ結論であった。AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRは画像右側の写りがおかしい。

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR 24mm

画像クリックで元サイズ画像(8256x5504 pix/45.44MP/29.1MB)を表示 
Nikon D850
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
f=24mm F8.0

中央

左端

右端

50mm比較

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

AF-S NIKKOR 50mm F1.8G


50mm時については、旧型のAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDが優秀過ぎるのかもしれない。AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの解像力はNIKKOR 50mm F1.8Gと同程度であり、ある意味では単焦点並だとは言える。これは実のところ逆の意味で驚きだった。たとえ価格差が10倍あるとはいえ、常識的には単焦点レンズの方がズームレンズよりも良く写ると思うのが普通だろう。つまりAF-S NIKKOR 50mm F1.8Gは意外に周辺の写りが良くない。




この結果を見て、50mmで撮る場合に使いたいレンズはどれか?と聞かれたならば、迷うことなく AF-S NIKKOR 50mm F1.8Gだと答えることができる。AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDは中央部と画面端では解像力は極めて優秀だが、実は像面が波打っており、中央と端の中間(ミッドフレーム)では解像力が不自然に落ちる部分がある。また、2本のズームが黄色っぽい色調なのに対し、AF-S NIKKOR 50mm F1.8Gはコントラストが高く色調も涼やかだ。AF-S NIKKOR 50mm F1.8Gのヌケが良くクリアーな雰囲気は、周辺の解像力など二の次にしても構わないくらい魅力がある。

さて、ニッコール初のED非球面レンズや高屈折率(HRI)レンズを採用し「光学性能に徹底的にこだわり」「極限の画質を追求した」というAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRがこんな画質で納得するユーザーはいるのだろうか。8年の歳月は一体何だったのだろう。ニコンが良く言う「ニッコール品質」とは一体何なんだろう。「ニコンが伝統的に大口径標準ズームに凹先行ズームタイプを採用してきた大きな理由は、製造誤差を小さく抑えやすいことと堅牢性」という話であったが、実際の製品ではその製造誤差がハイレベルで顕現している。酷い片ボケと解像不良の状態で出荷され、二度の工場送りでも修理不能、そればかりかこれがなんと「正常範囲」だというのだから、もはや取り付く島もない。「お客様により満足していただくため」当初の発売日を2か月遅らせた件については何だったのだろう。それは果たして本当に解決されたのだろうか。これを開発された方々は、実際の製品がこのような状態で出荷されていることを果たしてご存知なのだろうか。

0 件のコメント: